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http://www.amakiblog.com/archives/2011/04/17/
菅首相の主導で発足した「復興構想会議」では正しい復興は出来ない。
五百旗頭議長の任命と委員の顔ぶれを見たとたんそう思ったが案の定わずか一日で
頓挫した。
4月17日の読売新聞は、復興に関する独自の提案が政党や民間団体
から相次いで出され、「百家争鳴」の様相を呈していると書いていた。
「復興構想会議」はこれらの案も取り入れていくという。これではいつまで
たってもまとまらない。理念のある復興計画など望めない。
それよりも驚いたのは岡田幹事長のつぎの発言だ。
4月16日に視察先の千葉県で記者団に語ったという(4月17日
朝日、毎日)。
「・・・最初からこの話(震災復興税)が出たのは違和感を覚える。
負担の話だけが独り歩きするのはいかがなものか。政府・国会で議論
すべき問題だ・・・」
要するに「復興構想会議」には何の権限もないと言っているのだ。
極めつけは4月17日の朝日新聞の一面トップのスクープ記事だ。
その記事は、菅政権は被災を受けた東北各地の農地・漁港を集約して
東北を一大食糧基地にするための法案を今国会に提出する方針を固めた、
と書いている。
これは明らかに農林水産省の官僚の手になる縄張り争いに先駆けた
復興案である。
見ているがいい。復興案は各省の官僚の権限争い場になる。それを
政府が追認する形で決まっていく その結果これまで通り官僚主導による
予算要求のような案で終わる。
「復興構想会議」は発足からわずか一日で終わった。
なんの事はない。「復興構想会議」とは菅首相のパフォーマンスだった
ということだ。
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