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少人数の政党なら何も「議員総会」をする必要はないだろう。しかし400人も議員を擁する大政党にもなれば、何事も党内民主主義という手続きを経て運営しなければ、政権幹部による独善に陥ってしまいかねないだろう。まさしく菅民主党は独善に陥っているといわなければならない。
弱小政党出身の菅氏は別に議員総会を繰り返さなくても、党代表の心情をみんなが共有するのはそんなに困難なことではなかっただろう。しかし民主党は大政党だ。いや政党にまで広げなくても、閣僚の中でも「復興財源として年金への拠出金を使う」という話は聞いていない、と厚労大臣が不快感を示すなど、議論が尽くされていないのは明らかだ。
菅政権は「場当たり」「思いつき」政権と誹られても仕方ないお粗末さだ。復興財源で与党内も足並みが乱れ野党は民主党の旗印たる子供手当などを止めろと要求している。それに乗る大臣と乗らない大臣がいて、菅政権は四肢滅裂な状況になっている。そもそも本籍地が自民党にある与謝野氏を経財務大臣に据えるなどの禁じ手を使った組閣だった。それにより菅氏は官僚に配慮して協力が得られると安易に考えたようだ。しかしそれこそが安易にすぎて、菅氏の首相としての資質を疑わなければならない。
官僚によって足元を見透かされた菅氏は既にリーダーたりえない。官僚はここぞとばかりに民主党政権を倒すためにサボタージュを決め込んで、災害復興緊急補正予算案を官邸へ上げてこない。彼らは組織として各地の自治体から情報を吸い上げるノウハウを持っている。何も政治家が愚かで官僚が偉いのではなく、仕組みとしてそうなっている。そしてそのために税から報酬を頂戴して官僚たちは日々を送っている。
その官僚たちが官僚としての働きをしていれば、緊急補正予算を予備費から一兆円程度出して瓦礫の後片付けの対策費を速やかに支出していただろう。しかしそうなっていない。官僚のサボタージュ以外の何物でもないと言わざるを得ない。そして大手マスコミは居眠りを決め込んでいる中央官僚への批判は微塵もなく、政治家ばかりを批判しているのは公平とはいえないだろう。
菅氏はそうした官僚のサボタージュすら分からず、様々な対策会議を立ち上げた。パフォーマンスで首相にまで上り詰めた男だけはある。中身はなくてもそれらしい名称と陣容を揃えれば何とかなると考えているのだ。首相に資質があれば「復興会議」一つあれば十分だし、そうあるべきだ。船頭の数ばかり増やしてどうするというのだろうか。
菅氏は自身の人望と資質のなさに気付くべきだ。最大の相棒たる仙谷氏にも「菅氏を降ろすから連立しよう」と自民党に持ちかけられるなど裏切られている始末だ。一日も早く退陣して昨年九月の対立候補だった小沢氏の手に民主党と政権の未来を委ねるべきだ。
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