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「中間派も糾合しなければ…」 菅包囲網へ密室のシナリオ 自民党も“便乗”
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110416/stt11041600210000-n1.htm
2011.4.16 00:21 :産経新聞
菅直人首相に対する「包囲網」が、民主党の中間派や野党も巻き込む形で着々と形成されつつある。小沢一郎元代表と鳩山由紀夫前首相の両グループが連携強化を急ぐ中、衆院1年生の一部が近く、首相支持派の前原誠司前外相グループの議員も含めた派閥横断の新グループを結成する。「菅降ろし再燃」とみた自民党の派閥領袖らも民主党内の非主流派に接近。首相はますます窮地に追い込まれている。(山本雄史)
衆院議員会館の一室で15日、「打倒・菅」のシナリオがひそかに練られた。
「あちらとこちらの対抗戦になってはいけない。中間派も糾合しなければ…」
集まったのは小沢氏に近い山岡賢次副代表、田中真紀子元外相、鳩山氏側近の中山義活経済産業政務官ら中堅・ベテラン議員9人。田中氏は「今の政権は本当にダメだ」と吐き捨てた。
倒閣を目指す火の手はあちこちで発生している。
首相に批判的な川内博史衆院議員は15日、「国民との約束を守り、震災復興を実現する会」を立ち上げた。小沢、鳩山両氏に近い国会議員46人が出席し、マニフェスト(政権公約)を見直す中で財源を捻出し編成された平成23年度第1次補正予算案に対する不満や首相退陣論が噴出した。
山岡氏らは今月下旬に「総調和の会」を発足させ「菅降ろし」に同調する議員を結集させる考えだ。
首相を追い込もうとする動きは「小鳩枢軸」だけではない。衆院1年生有志は19日に「国難に立ち向かうための勉強会」を発足させる。中心メンバーは中間派の石津政雄、小沢氏を支持する「北辰会」の空本誠喜、前原グループ(凌雲会)の稲富修二、野田佳彦財務相のグループ(花斉会)の岡田康裕ら各氏。
特に空本氏は北辰会の中心メンバーで、稲富氏は前原氏の子飼い。両者が手を握る意味は大きい。
原発事故の現場、福島県南相馬市が選挙区の石原洋三郎衆院議員が15日の党代議士会で「首相は『長期戦を覚悟して事故処理に臨む』と言ったが、むやみに長期戦になるのなら即刻退陣していただきたい」と声を上げると、拍手が湧き起こった。
「ポスト菅」候補からも気勢が上がる。原口一博前総務相は原発事故について「日本には放射性物質を外部に出さない技術があるのになぜ使わないのか。その決断ができないなら総退陣すべきだ」と語った。
首相を支えてきた渡部恒三最高顧問も民放番組の収録で、先月19日の首相と自民党の谷垣禎一総裁の電話会談について「(首相は)自民党総裁室へ行って『私は副総理で仕える。谷垣さん、総理を引き受けてくれないか』と言っていたら断られなかった」と語った。
昨年から続く党内抗争は「親小沢」vs「反小沢」の構図だったが、今や党内は「反菅」一色に染まろうとしている。こうした動きを、海千山千の自民党ベテラン議員が黙って見ているはずがない。
「今、内閣不信任案を出したら民主党はどうなるのかね」
14日朝、国会近くのホテル。自民党の伊吹文明元幹事長は鳩山氏に探りを入れた。「不信任はまだ早いでしょう」と鳩山氏。だが、同席した平野博文元官房長官が「被災者を考えれば協力しなければいけないが限界だ。首相は官邸メンバー全員とうまくいっていない」と訴えると、伊吹氏は小さくうなずいた。
谷垣氏は、首相が国民新党の亀井静香代表とともに検討している「復興実施本部」(仮称)への参加を拒否することを決めた。
与野党入り乱れての「倒閣運動」が激化している。
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