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なぜか、2010年7月3日の日刊ゲンダイが積み上げられた資料の中に紛れ込んでいた。ゴミ箱に捨てるつもりで活字を追う前に、なんと縁起の悪い顔が筆者の感性に訴えかけているではないか「僕の主張も聞いておくれ!」いまや疫病神として、日本国家の頂点に君臨する菅直人である。まずは、「聞くは気の毒、見るは目の毒」「目の毒・気の毒・お気の毒」なる、菅民主党代表の7月3日の全面広告を掲載する。
≪ 財政再建は、未来へのチャレンジだ。
誰も踏み込まなかった問題に、私は挑みます。日本全体の債務残高はもうすぐ900兆円。収入以上の借金をつづけるこの国の運営は、どう考えてもおかしい。少子高齢化社会を万全に支えるために、新しい成長分野に打って出るために、チャレンジしようではありませんか。ムダづかいの根絶、そして、消費税を含めた税制の抜本的な改革。党派を超え、国民参加で議論を始めようではありませんか。
強い財政づくりこそ、経済、社会保障を強くする起点と信じ、私は前進します。達成した喜びをみなさんと分かち合うことを夢見て。私は国民と政権をつくる。
内閣総理大臣・民主党代表 菅直人
国民の生活が第一。 民主党 ≫
以上である。なんちゃって笑う他ないわけである。この全面広告は5大紙にも載せたのだろうから、恐るべき無駄なカネが民主党からマスメディアに流れたことになる。金返せ!マスメディア!
松本内閣官房参与が菅直人と会談した際、菅が松本参与に「20年は住めないだろう」と発言した問題で、官邸は右往左往の14日だったようだ。松本内閣官房参与は自分が言った発言を勘違いして、菅総理の発言だったように記者に答えたと云う事で揉み消しをしたようだが、素直に信じる馬鹿は、余程の馬鹿者と云う事だろう。(笑)
しかし、この菅総理発言は本人が発したに違いないと思い込む永田町に住む人々は菅直人を責め立てている。谷垣禎一総裁は「厳しい避難生活を続けている住民の気持ちを深く傷つけ、いたずらに不安をあおるものだ」、大島理森副総裁も「生まれ育った地にまた戻ってきたいという願望は当然だ。首相が言ったのならばもはやリー ダーの資格はない」、公明党の山口那津男代表は「そういうことが首相サイドで出てくることで住民、関係自治体がどれほどの影響を受けるか、きちんと踏まえてもらいたい」、社民党の又市征治副党首は「首相自らとんちんかんなことを言っている。これまで批判を抑えながら協力してきたが、積極的、建設的に批判していかないとダメだ」等々、もう袋叩き状態だ。
筆者は菅直人の発言だかどうか判別はやめておくが、「20年は住めないだろう」発言が流言飛語ではなく、真実を語っている点に注目している。おそらく最低で20年だろう。もしかすると永遠かもしれないし、現在限定的範囲に止まっているエリアの拡大もあるのだろうと推測している。
東京に住む多くの人間は、なんとか最悪でも100キロ圏内くらいで放射線被爆のリスクが止まってくれる事を願っているに違いない。口に出さないが、腹の中で思っている。 このような大惨事が起きると、人間の不条理そのものを垣間見ることが出来る。福島原発誘致で潤った県民も騙されたと主張するが、これも広い意味では人間の不条理の範疇に含まれる。
おそらく、菅直人と松本参与のどちらかが先に口火を切ったか定かではないが、話しの成り行きは「20年は住めないだろう」で一致していたのだ。正直誤解を怖れず言うならば、福島県と云う行政単位が成立し得るのか、と云う重大な問題が先々に横たわっている。
この両者の茶飲み話が生んだ「20年は住めないだろう」を筆者は一定の見識ある見通しだと思っている、否、まだ甘いのではないか?年数もエリアの設定も?ただ、これをペラペラと記者に語った松本参与なる人物がアホだったと云う事なのだが、そのアホと茶飲み話をしてしまったのが内閣総理大臣だと云う点が哀し過ぎるのだ。松本参与は仙谷との繋がりの方が深いので、「菅抜き大連立を画策」しているという仙谷への側面支援と云う見方も可能だろう。
菅直人は己の器の小ささを省みる事が不可能な資質の持ち主なのだが、権力の頂点の座の心地よさに、この国難に際しても酔いしれている。ほんの数人になってしまった、官邸内の孤独に堪えかね、覚えるのも面倒なほど対策本部や対策会議をつくった。おそらく震災関連だけでも20を越えている。その会議の最中だけでも、よく見る顔が集まり、本部長として君臨し己の存在をたしかめると云う愚挙を繰り返している。
その真打が登場した。「復興構想会議」とその構想を具現化するところの「復興実施本部」だそうである。「復興構想会議」の議長の五百旗頭真に至っては、初の議長会見で「増税」を口にした。もうこの時点で「復興構想会議」の役目は増税主体だと正体をバラシ、今後機能しない可能性の方が高いだろう。
民自公の大連立で影が薄くなっては堪らんと云う政治的思惑を持つ亀井静香推奨の「復興実施本部」も自公の拒否反応で、名前だけで姿なき本部になる風向きだ。 もう殆ど菅内閣は終わりだろう。問題はいつ終わるか?そして、誰と誰で次の政権が出来るのか?そこに興味は移っているようだ。
朝日新聞がメインとなって「この国難に際しては、菅総理を中心に挙国一致しかあり得ない論」を展開しているが、恣意的につくられたメディア論調も最近では力を失いつつある。正常な判断力を有していない内閣が「国難」を理由に存続させることは、「国難が二乗」になるだけで、なんら有益性を認めることは出来ない。
面白い事だが、菅降ろしの、一時の政局の中心に居るのは、自民党谷垣でも公明の山口でもなく、菅でも仙谷でもなく、小沢・鳩山である事だ。少なくとも、政局を動かす原動力が、いまだ小沢一郎である点が、非常に興味深い。今後の政局については、後日書くつもりだが、小沢一郎が16日土曜日から活発に動きだす模様だ。 以下にその兆候を見る、二つの催しの情報を貼りつけておく。
■【緊急告知】明日土曜日(4月16日)午後3時小沢一朗民主党元代表とフツ―の市民緊急座談会をニコ動他でUst中継。
テーマ:「東日本大震災」「福島原発大事故」、第三の建国に向け二つの国難にどのように立ち向かうか?
主催「ネットメディアと主権在民を考える会」座談会はUstreamでライブ中継されニコ動とAPF通信のサイトで見られますので是非ご覧ください。
@ ニコニコ生放送: http://live.nicovideo.jp/
A APF通信: http://www.ustream.tv/channel/apfnews-live
■ デモ要領【日時】 4月16日(土)午前11時30分集合、正午出発【場所】明治公園(東京都渋谷区千駄ヶ谷1丁目 JR千駄ヶ谷駅下車3分)
【メインスローガン】「脱原発社会を作ろう」「菅首相は危機対応に失敗した責任を取れ!」
【デモコース】渋谷を予定していますが、詳細は関係当局と調整中【主催】「脱原発社会」デモ実行委員会(委員長:二見伸明元衆議院議員)
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya
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