http://www.asyura2.com/11/senkyo111/msg/580.html
Tweet |
http://blog.kajika.net/?day=20110414
旧友の屋山太郎さんが「寺島実郎氏の国際情勢認識はまさにど素人の発想で、この理論を現実の外交に持ち込む鳩山首相の外交感覚を疑う」と批判した時には、思い切ったことを言うと思ったものだが、最近の菅首相をみていると、まさにど素人の御用学者を集めて自己満足に陥っているとしか思えない。
学者の意見を求めるのが必要な時もあろう。しかし政治の世界は生きた魚を素早く料理せねばならぬ。モルグ相手の学者先生の講義を聴いている閑はない。東日本大災害という未曾有の国難に直面しているのだから、生きた魚を料理することに慣れた各省庁の役人の経験と智恵を動員することが必要である。
松本健一氏(内閣官房参与)が首相と会談した後、福島第一原発周辺の避難区域に関し「当面住めないだろう。十年住めないのか、二十年住めないのか、ということになってくる」と首相が述べたと語った。
首相は「私が言ったわけではない」と否定、松本氏も「私の発言だ。首相は私と同じように臆測しているかもしれないが、首相はそんなことを一言も言っていない」と前言を取り消す騒ぎとなった。
「被災者に一日も早くふるさとに戻ってもらいたいと思って苦労しているのに、信じられない」と佐藤福島県知事が怒ったのは当然である。
松本氏は放射能汚染の恐怖が残る避難区域よりも離れた場所に「エコタウン」を作る構想を持っていると伝えられるが、それは先のことだ。「エコタウン」のハコものを作っても、そこに住む被災者たちの働き場所や生活はどうなるのか。
福島原発の放射性物質漏れをとめるメドすら立たない。そんな非常事態にある時に東京の総理官邸でエコタウン構想を語られては、屋山さんではないが、ど素人の構想は大学の教室でやってくれ!と言いたくなる。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK111掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。