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岡田氏辞任論相次ぐ=統一選惨敗、代議士会で罵声−民主【統一選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2011041200874
統一地方選前半戦で惨敗した民主党内で12日、岡田克也幹事長の辞任を求める声が相次いだ。岡田氏は昨年9月に就任して以来、主要な選挙でことごとく敗北しており、同日告示された衆院愛知6区補欠選挙も政権政党として異例の不戦敗に追い込まれたためだ。
12日午後の代議士会で、小沢一郎元代表を支持する山本剛正氏は、幹事長席にいた岡田氏に向かって「いつまでそこに座ってんだよ」と痛烈なやじを飛ばした。
その後も山本氏を含む小沢氏系の若手議員3人が発言し、統一選の敗北について「執行部は責任を感じていただきたい。勇気を持った決断をお願いしたい」(村上史好氏)などと要求した。東日本大震災を受け、小沢氏系議員は菅直人首相の責任追及に表立っては動きにくく、矛先が岡田氏に向けられた形だ。岡田氏は「執行部の力不足も当然ある。大変申し訳なく思う」と陳謝した。
ただ、岡田氏は11日未明に引責辞任を否定。同日午後の記者会見では、今回行われた41道府県議選について、党公認候補に限れば4年前と比べて12議席増えたとする資料を配り、「三重県知事選は負けたが、三重県議選は全員当選」と強調してみせた。
こうした岡田氏の姿勢に小沢氏系議員は反発。森裕子氏は12日の参院常任役員会で「岡田氏はすぐに辞めるべきだ。野党対策ができておらず、選挙にも勝てていない」と批判し、松木謙公前農林水産政務官も記者団に「選挙に負けても、責任はいつも通り取らないということだろう」と語った。小沢氏と距離を置く議員からも「岡田氏の地元の三重県知事選で敗れたのは重い」と突き放す声が出ている。(2011/04/12-19:18)
◇
民主党内から首相・執行部に批判噴出
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4698703.html
(12日16:23):TBS
原発事故への菅政権の対応を巡っては民主党内でも不満がくすぶっていましたが、週末の統一地方選挙で民主党が大敗したことをきっかけに、菅総理や執行部への批判が噴き出し始めました。
「幹事長はいつまでそこに座ってんだ?」(民主党・山本剛正議員)
「誰だ!今、言ったのは!」(岡田幹事長)
民主党の代議士会では、統一地方選での大敗を受けて岡田幹事長の責任を問う声が公然と上がりました。
「正直言って、幹事長室が何してたのよと私は言いたい」(民主党・奥村展三衆院議員)
また、小沢・前環境大臣は、菅総理の政権運営について「与野党協力は今の状況では難しい」と語り、第一次補正予算の成立後、5月の連休明けに態勢の立て直しが必要だという考えを示しました。
福島第一原発の放射性物質の封じ込め策を巡っては、政府はアメリカ政府との協議機関を発足させ、福山官房副長官と細野総理補佐官を中心に作業を進めてきました。しかし、こうした「政治家主導」の対応にも厳しい指摘が出ています。
「全体像を見ながら、まだ進んでいないのかなと。そこがやはり抜けたところで原子力安全委が全体像、将来像を見ながら助言していく、その機能が、申し訳ないですけど今回は果たせてないと」(民主党・空本誠喜衆院議員)
かつて「東芝」で原子力のプラントの設計を担当した経験を持ち、今回も政府側に助言してきた民主党の空本議員は、「菅政権では専門家の助言を反映させる仕組みが機能していない」と言います。
原発の建屋をテントやシートで覆う、という案も検討されていますが・・・。
「一番考えなければならないのは、水素爆発に対する対策を打ちながら専門の建設・土木の方にしっかりお願いすべき」(民主党・空本誠喜衆院議員)
テントで覆っても、内部での水素爆発を防ぐため換気の仕組みが必要で、放射線量の高い現場での作業をいつ始められるのか、めどは立っていないといいます。
「政治家主導」での対応を強調してきた菅政権ですが、いくつもの課題に直面しています。
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