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4月11日(月) 統一地方選挙前半戦での選択で日本は大丈夫なのか
統一地方選挙前半戦は、残念ながら、予想通りの結果となってしまいました。東日本大震災と巨大地震、原発震災という大きな災害が起きた直後だったというのに、ほとんど変化はみられません。これで、日本は大丈夫なのでしょうか。
注目の東京都知事選挙では、傲慢が背広を着ているような差別主義者が当選してしまいました。「天罰」発言で批判され、「今でも原発推進論者」と公言してはばからない石原慎太郎都知事の4選です。
勝因は、石原知事の小狡さでしょう。告示直前まで立候補表明を引き延ばし、選挙に入ってからも街頭演説は行わず、ひたすら震災対策への取り組みを演出しました。
マスコミでは「実績」が評価されたかのように報じられていますが、とんでもありません。新銀行東京の破綻、オリンピック招致の失敗、築地移転問題の迷走など、「停滞の3期目」には評価すべき「実績」なんか全くありませんでした。
大震災の「煙幕」によって、都政のひどさが隠されてしまったのです。選挙の自粛によって、人柄と政策を見極める機会が奪われてしまいました。
そもそも、石原都知事には、選挙で明らかにするべき政策などあったのでしょうか。人柄にいたっては、傲岸不遜と低劣を人格化したような人物です。
都民にとって、最大の「災害」は石原知事だったのです。防災都市を目指すのであれば、このような人物を選ぶべきではありませんでした。
道県知事選では、民主・自民の対決となった首長選挙で民主党は全敗しました。道県議選、政令市議選でも民主党は惨敗し、自民・公明・共産・社民の後退、みんなの党と地域政党の躍進という結果になりました。
民主党の敗北は、東日本大震災の前から予想されていたものです。大震災への対応如何では挽回できたにもかかわらず、結局、その機会を生かすことができませんでした。
それどころか、対応の遅れや不十分さ、菅首相のリーダーシップの無さなどが批判され、民主党への失望を増幅させました。もし、統一地方選挙後半戦でも民主党が敗北すれば、菅首相に対する責任追及は免れないでしょう。
原発推進の是非が隠れた争点であったはずの統一地方選挙前半戦でした。その選挙で、原発政策を批判してきた共産党や社民党が後退したのは誠に残念です。
またも、「共産党を除く」選択によって、将来に向けての変革と希望の芽を摘んでしまったのではないでしょうか。後半戦では、この過ちを繰り返すことなく、曇りのない目で各党と候補者の政策を見極めたいものです。
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