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株式日記と経済展望
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官僚であろうが、政務三役であろうが、誰かれかまわず怒鳴り散らす。各国
外交官も「首相は本当に大丈夫なのか」と真顔で問い合わせてくるという。
2011年4月10日 日曜日
◆官邸機能せず(上)「開かずの扉」のその奥は… 4月10日 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110410-00000083-san-pol
首相官邸に「開かずの扉」がある。5階の首相・菅直人の執務室。3月11日の東日本大震災発生後しばらくは早朝から深夜まで怒号が響いていたが、震災から1カ月を迎える最近はトンと静かになった。中の様子はどうなっているのか。
官僚の足遠のく
「やっと精神的な安定期に入った」「気力がうせているのではないか」−。そんな臆測が乱れ飛ぶ。各国外交官も政府関係者に「首相は本当に大丈夫なのか」と真顔で問い合わせてくるという。
なぜ扉が開かないのか。理由は一つ。よほどの緊急時でない限り、誰もノックしようとしないからだ。官僚であろうが、政務三役であろうが、誰かれかまわず怒鳴り散らす。ある官僚は東京電力福島第1原子力発電所の事故の最新状況の報告に入ったところ、菅から頭ごなしにこう言われた。
「そんな話は聞いていないぞ!」
日本の官僚は「首相がすでに知っている話を報告したら恥だ」と教育されてきた。マスコミに政策をスクープされることを嫌う最大の理由はここにある。ところが菅には通用しない。
官僚の訪問は絶えた。4月に入り、官僚が首相執務室を訪ねたのは7日まででわずか8組。ある官僚は吐き捨てるように言った。
「民主党政権であろうと大連立であろうと何でもいい。とにかく首相だけは代わってほしい。もう官邸を見るのも嫌だ…」(中略)
政務3役も無言
実は首相官邸の指示がなくても各省庁は阪神・淡路大震災を先例にさまざまな被災者支援や復旧策をひそかに準備していた。ところが政務三役の「政治主導」が障害となった。
ある局長級官僚は「官邸も動かないが、政務三役も何も言ってこない」といらだちを隠さない。民主党政権になり政務三役に無断で仕事をやってはいけないという「不文律」ができた。「勝手なことをやりやがって」と叱責されるのを覚悟の上で官僚機構は黙々と対策を練ったが、実行のめどは立たない。政治不在がいかに恐ろしいか。官僚らは思い知った。
自衛隊に多大な負担
自衛隊も官邸の機能不全の被害者だといえる。
「遺体の搬送や埋葬まで自衛隊が背負わされているんだぞ!」
3月23日、防衛相・北沢俊美は厚生労働省に怒鳴り込んだ。自衛隊の本来任務は行方不明者の捜索だが、遺体を発見すれば市町村に渡す。ところが市町村は被災で動けず葬儀業者も見つからない。やむなく遺体安置所から埋葬地までの遺体搬送や埋葬までも自衛隊が請け負った。救援物資輸送やがれき撤去などの任務にも影響が及んでいた。
北沢は3月18日に枝野に調整を求めたが、官邸の最終的な返答は「関係省庁でよく協議してほしい」。そこで北沢は埋葬を所管する厚労省との直談判を試みたのだ。
厚労相・細川律夫も「確かに自衛隊ばかりにお願いするわけにはいかないな」と応じ「官邸抜き」の調整が始まった。結局、事務レベルの関係省庁連絡会議が開かれたのは4月1日。運輸行政を担う国土交通省の協力を得て民間業者による遺体搬送態勢が整ったのは4月5日だった。
「政治家だけじゃなくてあらゆる者を総動員させるべきだ。要は役人をどう使うかなんだ」
国民新党代表・亀井静香は2日、こう忠告したが、菅はのんきに返答した。
「まあ役人を使えるのは一に亀井さん、二に私、三に仙谷さんだな…」(敬称略)
◆自民党:「一段落したら菅首相は退陣を」…石原幹事長 毎日新聞 2011年4月6日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110406k0000e010078000c.html
自民党の石原伸晃幹事長は6日午前、愛知県春日井市で演説し、菅直人首相の福島第1原発事故対応に関し「ちっともうまくいかない。怒るだけだ」と批判し「やはり東日本大震災の対応が一段落したら、一日も早く退場してもらわないといけない」と退陣を求めた。
民主党と自民党の大連立をめぐり、首相が3月19日に谷垣禎一自民党総裁に電話し「私と責任分担をするのが嫌なのか」と応じるよう迫ったと紹介。「ものには頼み方がある。この人に任せておくと東北の人は大変なことになってしまうと思った」と述べた。
(私のコメント)
民主党の政治スローガンは「政治主導」と言うことでしたが、政治主導で政治家が動かなければ行政はストップしてしまう。官僚も政治家からの指図があれば動くが政務三役も全く動かないらしい。これでは官僚に丸投げしていた自民党政府よりも機能麻痺してしまう。政治家は官僚たちを自分の手足のように動かさなければなりませんが、にわかに政権を取ったものだから人の使い方を知らない。
鳩山政権では、小沢幹事長と亀井大臣が閣内にいたからまだましだったのでしょうが、菅政権になって行政自体が停滞するようになってきてしまった。そして3・11が来て政権は末期的な症状になってきてしまった。大災害が起きた時は24時間以内の初動が大切なのですが、空白時間を作るばかりで対策が後手後手になってしまった。
菅総理が官僚を使いこなせないことは外交問題などでも指摘してきましたが、緊急事態になっても官邸が何をしているかが見えてこない。産経新聞の記事を見てもらえば分かるように、東京電力の清水社長を呼びつけて怒鳴り散らして、責任を東電に押し付けようとした。しかし問題は東電だけで負える様なものではなく、国が動くべき時でもそんな態度だった。
野党議員でいる時は、ただわめき散らしているだけでもいいのでしょうが、首相になれば行政能力を発揮しなければならない。しかし野党の政治家暮らしが長くて官僚の使い方を知らない。権力をカサに威張り散らしてばかりいたのでは官僚も寄り付かなくなってしまう。菅総理は執務室に引きこもるようになって、新聞やテレビばかり見ているようだ。
これでは災害地域の被災者はたまったものではないのですが、枝野官房長官だけが記者会見で述べている事しか伝わってこない。様々な対策会議に追われていると言うのなら分かりますが、首相執務室に引きこもりっぱなしと言うのでは異常な光景だ。たまに会見に出る時でも「命を掛けて全力を尽くします」と言うばかりで、具体的なことが何も出てこない。
情報を官邸に上げても指示を仰いでも何の反応も無く、中央防災会議も開かれずに首相と外部との連絡は無くなってしまった。これでは政府や官邸は何をしているのか国民には見えてこなくなってしまう。昨日も書いたように枝野官房長官も外人記者やフリーの記者を締め出して、情報を統制するようになってますます政府のやっている事が見えなくなってしまった。
僅かな秘書官と情報官だけしかと会わず、首相執務室に引きこもってしまった菅総理は国会審議も記者会見もやらずに、防災対策に専念していると言うことですが、新聞や雑誌の切抜きで忙しかったようだ。まさに現実から逃避した引きこもりであり、一国の総理大臣が引きこもりになってしまった。本当ならば数分毎に決断を下して、関係官庁に指示を下して行くのが総理大臣の役割なのですが出来なくなってしまった。
訳が分からないのは、東電本店に経産相・海江田万里と首相補佐官・細野豪志を常駐させた。主要官庁の閣僚不在にしてしまったことであり、海江田経産大臣は原子力行政の責任者だ。気の毒なのは現場に動員されている自衛隊員や消防隊員であり、国のバックアップが十分でないままに任務についている。問題なのは諸外国との調整であり、政府からの情報発信が十分に行なわれていないから各国は疑心暗鬼になっている。
「株式日記」では亀井静香氏の救国内閣を組織して、官僚を使いこなすことが出来る内閣を組織すべきだと思う。
http://www.asyura2.com/11/senkyo106/msg/530.html
◆小沢一郎元代表は2月2日夜、鹿児島市内で「(菅首相は)総辞職せず、衆院を解散する。公明党も、統一地方選挙との「同日選挙」を容認。 2月5日 株式日記
しかし、予算審議で菅民主党政権が行き詰るのは時間の問題であり、小沢、鳩山、亀井の三氏が菅降ろしに動くのはこれからになる。亀井氏が鳩山氏と森氏との会合を持ったと言うことですが、菅内閣が立ち往生したときの受け皿づくりだろう。最悪の場合は菅内閣を追い込んで衆議院選挙と地方統一選挙の同日選挙になるかもしれない。
菅総理が内閣総辞職を選んだ場合は、亀井内閣か原口内閣が受け皿になるのかもしれません。民主党議員にとってはそのほうがいいのでしょうが、どちらにしても菅内閣が行き詰るのは時間の問題だ。
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