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首相批判が再燃=小沢氏「人災みたいなもの」−民主
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011040700906
東日本大震災を機に沈静化していた菅直人首相への批判が、民主党内で再燃してきた。地震、津波、東京電力福島第1原発事故の対応の「不手際」に加え、自民党との「大連立」をめぐる動きにも首相への不満が広がっている。10日投開票の統一地方選前半戦の結果次第では、改めて退陣論が強まる可能性がある。
「思った通り、悪い状況になっている。これは人災みたいなものだ」。小沢一郎元代表は6日夜、都内の私邸で若手議員約10人と懇談し、福島原発の放射能漏れ事故をめぐる政府と東電の対応を厳しく批判した。小沢氏は大連立の是非には言及しなかったものの、「菅首相では大連立はできない」と断言した。
震災直後は首相批判を控えてきた小沢氏系議員だが、首相官邸が平常時の態勢に戻りつつある中、次第に動きを活発化させ始めている。衆院当選1回議員でつくる「北辰会」は7日、衆院議員会館で会合を開いた。約15人が出席し、「そろそろ(倒閣に)動きだすべきだ」との意見も出た。5日には中堅・若手議員の「一新会」の会合もあり、松木謙公前農林水産政務官は記者団に「(首相は)1秒でも早く辞めればいい」と持論を繰り返した。小沢氏系議員の間では、大連立への賛否は分かれているが、首相の「延命」反対では一致。「岡田克也幹事長に調整役をやらせても無理だ」(中堅議員)と突き放す声もある。福島原発事故に関しては「結果責任だ。こうなった以上、首相には辞めてもらわないといけない」(参院議員)と厳しい指摘が出ている。
一方、首相周辺によると、「首相は怒鳴る回数が減ってきた。何をやっても批判されることが分かって、落ち着いてきている」という。民主党内では、「ぶら下がり」取材に応ぜずに官邸にこもる首相への不満も漏れ、ある参院議員は「こういうときこそリーダーシップを見せないといけないのに」と嘆いている。(2011/04/07-19:45)
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