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「原発と麻雀」とはなんというタイトルだ。何の関係がある!と怒られそうだ(笑)。
私は麻雀は強い。なにせ月謝を貰いながら覚えたくちだから。なんで強いかと言うと不真面目だからだ(笑)。真面目な人は麻雀は勝てない。
ちなみに私は盲牌はできるがそんなことに意義は持たない。盲牌で積もってくる牌がなんであるかを数秒前に知ったところで勝ち負けに殆ど影響はない。積み込みも同じだ。今は自動洗牌だから積み込みはできないが、昔は手でかき回したから積み込みは有力な手段だった。しかし私は殆どやらない。なぜ有利な手段である積み込みをやらないかと言うと、結果は必ずしもはかばかしくないからだ。なぜはかばかしくないかというと、そんなことに気を回してしまえば麻雀の流れを見られなくなるからだ。普通にやるのが一番であることを体験的に知っている。
ではなぜ私は強い?技術が優れているから??選牌棄牌に多少の技術差はあるが勝ち負けにそれほど決定的なものとは思わない。ではどうして強い???重複するが不真面目だからだ(爆笑)。
麻雀を平均して半荘14試合と仮定する。半荘を10回戦えば140試合の勝負だ。ちょうどプロ野球のペナントレースと同じだ。プロ野球の名監督は140試合を全部勝ちにいったりしない。エースを注ぎ込んだが立ち上がり不調で打ち込まれてしまった。相手の投手は絶好調で味方は点が取れない。そんな日はさっさと諦めて2線級の中継ぎでお茶を濁し、次の試合に備えるのが長期ペナントレースの戦い方だ。麻雀も同じ。
麻雀は4人でやる。配牌には運不運が付きまとう。積牌も同じだ。技術よりもこの運不運が概ねその試合の勝負を決する。運不運は4人に平等に降りかかってくると仮定すると、私の幸運は35試合、残る105試合は他の人に割り当てられることになる。だから運が回ってこない105試合は適当に遊んでなるべく大きく負けないようにする。運が回ってきた35試合だけ真面目に打てばいい。全試合大真面目に打つ人はべた負けする。不真面目な私は酒を飲みながら、半分居眠りをしながら1人勝ちしてしまう(笑)。
原発事故の東電や保安院や官邸の対応を見て、私は日本社会の特異性を見た気がする。何事においても最善を尽くさなければならないという呪縛に囚われた人達の特異な思考を・・・。「我々はベストを尽くした」「結果は申し訳ない」。この人達はベストを尽くすことが何よりも大事なことであって、結果は結果であって仕方がないこと(自分たちの責任ではない)なのですね。
欧米人だったらどう考えるか?
@ベストを選択した場合の成功確率が10%と推定されるならば、ワーストの確立は90%になる。Aベターを選択した場合の成功確率が50%と推定されるならば、ワーストの確立は50%になる。Bグッドを選択した場合の成功確率が90%以上と推定されるならば、ワーストの確立は10%以下になる。リスクの大きさと確立を考えれば当然Bを選択するだろう。
官僚的組織では、Bを選択した場合に「なぜベストを尽くさなかった」と非難されることが予想されるから、成功確率が低かろうが高かろうが@を選択するしかない・・だとしたら日本社会の特異性が悲劇となって現れたことになる。
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