http://www.asyura2.com/11/senkyo111/msg/138.html
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「小沢動く!」のメッセージ(3月28日岩手県庁訪問後の記者会見)に前後して
「民主党を原発推進に転換させたのは小沢」という書き込みが執拗に出回り始めました。
出所をたどると「気まぐれな日々」(ただし当該記事は「kojitakenの日記」のほう)へのリンクがほとんどです。
要するに「2006年7月〜8月にかけて 原発を恒久エネルギーと位置づける政策転換が行われた」
→「2006年7〜8月時点の党代表は小沢一郎であった」
→「したがって小沢一郎が民主党の原発政策を推進に変換させた」
といっているわけです。
この推論の客観的根拠として引用されているのが
「民主党のエネルギー・原子力政策の「転換」に反対する市民有志の会」が
2006年8月2日付けで民主党に当てた一通の文書であり
文書のあて先が
「民主党代表 小沢一郎様
民主党代表代行 菅直人様
民主党幹事長 鳩山由紀夫様」となっているわけです。
「市民有志の会」メンバーの中におそらく皆様ご存知の名前が見受けられます。
とくらたかこさん、さとうしゅういちさん、
とりあえずこのお二方に
「政策転換の責を負うべきは小沢一郎である」との認識でこの文書に署名したかどうか
ぜひ伺ってみたいものです。
おそらく一笑に付されることでしょう。
小沢誹謗文書をコピペ拡散される方は
少なくとも前後の経緯ぐらい確かめた上で行いましょうね♪
しつこく小沢叩きに励もうという方も居られるでしょうから
もう少し材料を提供します。
時系列で追います。
2006年3月31日・「堀江メール問題」の責任を取って前原が党代表を辞任。
4月7日・民主党代表選で小沢は119票を獲得し菅直人を破り、第6代の民主党代表に選出された。
4月23日、メール問題での逆風下にあった衆議院千葉7区補欠選挙で、僅差ながら勝利。
9月12日の民主党代表選に無投票で再選。
9月25日臨時党大会で正式に代表に再選。
次にリンク張ります。
2006/03/24
印日議員フォーラム一行の前原代表表敬・意見交換
http://www.dpj.or.jp/news/?num=7431
2006/03/29
【次の内閣】分権・公務員制度・医療制度改革など活発に議論
http://www.dpj.or.jp/news/?num=7542
2006/05/12
【参院本会議】京都議定書の実現と今後の対策につき質疑、谷議員
http://www.dpj.or.jp/news/?num=40
2006/11/08
政権政策委員会、案文取りまとめに向けて精力的に議論続ける
http://www.dpj.or.jp/news/?num=9211
なんだ。原発推進してたのはやっぱり前原じゃないの。
こちらは自分で探してください。
民主党政権公約(マニフェスト)。
2007参議院選(小沢)
2009総選挙(鳩山)
2010参議院選(菅)
アンチ小沢の皆さんの期待通りだとすると
この最初から、少なくともほかの2つにはなくとも2007公約だけには
「原発推進」の文字が躍ってるはずです。
ところがあに諮らんや。
2007〜天然ガス、石油、石炭、原子力に加え、
風力、太陽、バイオマス、海洋エネルギーなど再生
可能エネルギーや、水素、燃料電池などを中心と
した未来型エネルギーの普及開発を図ります
2009〜安全を第一として、国民の理解と信頼を得ながら、原子力利用について着実に取り組む。
2010〜政府のリーダーシップの下で官民一体となって、高速鉄道、原発、
上下水道の敷設・運営・海水淡水化などの
水インフラシステムを国際的に展開。
2005総選挙(岡田)〜中国に対しては、原子力や石炭ガス化を利用した発電などの技術開発・促進に向けた支援を積極的に行い
2004参議院選(岡田)〜原子力に関する行政機関を推進と規制に明確に分離し、
まとめます。
2006年というのは「堀江メール」のおバカ対応で前原が潰しかけた民主党を
小沢が全霊を傾けて建て直し、
翌年の参議院選勝利〜いわゆる「ねじれ」実現により政権交代に王手をかけた年です。
「民主党が政権を担う」といってもまさかと思われるような時点です。
もう一つ。
基本的に当時の小沢執行部は前原体制の居抜きです。
座長の大畠が、小沢の命を受けて原発積極派に転じたとでも?
先の引用からお分かりのように
前原執行部の政策を踏襲し、
可能なところ、優先的なところから軌道修正していったのが
2007マニフェストというわけです。
これでもなお、あなた、
小沢が原発を推進した張本人だ!と主張しますか?
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