http://www.asyura2.com/11/senkyo111/msg/131.html
Tweet |
世川行介さんの今の主張は、副島隆彦さんの4月1日のメッセージ「1207 原発の避難者の皆さん、子供もつれて自分の家に帰りましょう。もう、大丈夫です。安心してください。と、私は、言い続けるしかない(報告文 10)。 副島隆彦 2011.4.1」と、奇妙に通じ合うものがあるような気がする。 ここで福島隆彦さんが言っていることが信頼に値するのなら、世川行介さんの言う
「小沢排除派の政府首脳が腹をくくってその気になれば、 小沢一郎ほどの大胆で優れ た 復興策は取れなくても、 それなりの軽い復興策を推進することは可能だ、 それはそれで済む、」という意見にも頷ける。しかし原子力発電の問題を抜きにして、震災後の復興策を論じても、それは欺瞞にしか過ぎないのではないか? 確かに今も家に帰り続けている原発避難者のことを考えれば、それはそれでいいのかもしれない。しかし小沢一郎が言うように、本当のことが語られていないのだから、いま楽観的なことは言えないのが当然だろう。 「それなりの軽い復興策」はいずれぼくたちの首をじわじわと締め付け、脳死状態にまで、至らせるような気がしてならない。
以下転載
転載責任:井ノ子俊一@長崎県島原半島
http://www.facebook.com/#!/profile.php?id=100001974516356
http://blog.goo.ne.jp/segawakousuke/e/3eb0059680deff05fd1cee5ded54bad6
「元株や」さんへ
2011年04月02日 22時35分07秒 | 10 コメント回答篇
「元株や」さんが、「コメント」をくれている。
この人は、とても誠実な人なので、
僕も、それには丁寧に答えなければならないのだろう。
僕は、この三週間、
軽率な判断を下すのを控えて、
ただ黙って、震災報道に見入っていた。
そして、<未知の読者>諸氏の「コメント」や私的メールを読みながら、
いわゆる、この国の「小沢ファン」たちの現在の思いを測っていた。
小沢一郎は、民主党を離党し、内閣不信任を出すべきだ。
総理になればよい
と「元株や」さんは書いている。
「元株や」さんだけでなく、
僕に私的メールを送ってくれる、いわゆる「小沢ファン」も、
多かれ少なかれ、彼に似た思いを強くしているように見える。
「小沢ファン」の立場からは、それは当然すぎる思いなのだが、
しかし、
僕が昨年取材した限りで言わせてもらうと、
小沢一郎という政治家は、
大義名分のない場面では絶対に動かない男、であるそうな。
彼と懇意な人たちが、口をそろえてそう言っていた。
そうした小沢一郎の姿勢は、僕にはよく理解できる。
一口で言うと、
彼は、名を惜しむ政治家だ。
その都度の権力が手に入るなら、なりふりかまわず何でもする、
といったすっ転ばしの芸者のような政治家ではない。
僕などが彼に望むように、
彼も、後世に名を残す自分であろう、と考えているはずだ。
そして、
そうした彼の姿勢をこそ、僕たちは愛してきたのではないのか?
応援する人たちの気持ちはわからないでもないが、
この時期に、小沢一郎が動く大義名分は、どこに存在するのだろう?
正直なところ、そこが、僕には、よくわからない。
あちこちの人の意見を耳にしたが、
どうも、どの意見も、納得できなかった。
たとえば、
「元株や」さんが指摘する、
震災直後の突然の円高や協調介入。
そういったマイナスは、
しかし、あの未曾有の大震災直後としては、
許容範囲内のミスではないのだろうか?
僕自身、T君と苦笑したが、
史上最大の大震災があって円高になるなんて、想像できなかった。
FXとやらで、個人投資家が一発でパーになるほど大損が出るなんぞ、
思いもしなかった。
「元株や」さん。
おそらく、
僕だけでなく、個人投資家の多くは、そうではなかったのだろうか?
また、
協働で介入までお願いしては、
この政権でアメリカ国債は簡単には売れなくなった。
と書いているが、
アメリカべったりの菅内閣が、
アメリカ国債を売却して復興資金を得るなんてことは、
協調介入をお願いしていなくったて、
逆立ちしたってやりっこないだろう。
こういう批判の仕方は、少し身びいきがすぎるように、僕には見える。
この間のリョウさんへの意見には書ききれなかったが、
僕は、
小沢一郎が総理になって、復興の陣頭に立つためには、
「党員資格停止」の党処分の撤回、
か、
民主党から離脱しての世界再編、
しかない、
と思ってきた。
しかし、
どう考えても、
政権を担っている公党として、
つい一ヶ月前に出した党処分を撤回するわけにはいかないだろう。
それをやったら、民主党は笑いものになる。
そうなると、
最後に残る手段は、
小沢一郎が民主党から出て、
あるいは、彼が反小沢勢力を民主党からたたき出し、
政界再編をやって、それなりの活動場所を確保する方法、それしかない。
それには、僕も、大賛成だ。
そうあって欲しい、と思っている。
小沢一郎ファンの多くは、小沢一郎への愛情と期待が強いから、
「こんな時こそ小沢一郎」
という思いを、熱く言葉に変えている。
先日僕の書いた『小沢一郎さん。今こそ…、』という文章を、
「みちばたの蝶」こと井ノ子俊一さんが「阿修羅」に転載していて、
「どんな反論が出ているのかな?」
と思って覗いてみたら、
案の定、ボロクソだった。
おそらく、小沢ファンや小沢信者は、
この国難を乗り切れるのは小沢一郎だけだ、
小沢一郎以外にいない、
と信じきっている。
それ以外の選択肢を認めようとしない。
しかし、
僕たちは、かつて、神戸の大震災を経験していて、
あの時も、小沢一郎は野党で、
政局の中枢からは外されており、
それは確かに、二見伸明さんが言うとおり、
森幹事長によって、
復興案には、小沢一郎の意見も取り入れられたかもしれないが、
だけど、
多くの復興政策は、自社さきがけ政権の名においてなされた。
これは事実だ。
つまり、
今回も、
小沢排除派の政府首脳が腹をくくってその気になれば、
小沢一郎ほどの大胆で優れた復興策は取れなくても、
それなりの軽い復興策を推進することは可能だ、
それはそれで済む、
という事実に、僕たちは気づかなければならない。
つまり、
小沢一郎ファンや支持者は、
自分たちの思い込みだけにとらわれて語らずに、
もっと、冷静沈着に、
国民の多くが聞いて納得できる、
小沢一郎に日本復興の陣頭指揮をとらせる「大義名分」、
を作り出す必要があるだろう、
と僕は思っている。
熱烈な小沢ファンにとっては、僕のこんな意見は腹立たしいかもしれないが、
大義名分のない戦いなんぞ、
僕が反対しなくても、
当の小沢一郎がやらないはずだ。
僕のイメージの中では、
被災者の方の心象を害することになるかもしれないが、
冷徹に経済的に見た場合、
近い日、東北地方で、「復興特需」が始まるような気がしている。
国内の土木作業員が実に大勢東北に集まり、
それに伴って、水商売から、生活必需品の販売まで、
とてつもない「特需」が始まるのではないのか、
と思っている。
そして、
この「復興特需」は、
やり方ひとつでは、
これまでの東北のイメージを大きく変えることのできる可能性を持っている、
と僕には思え、
であるなら、
小沢一郎は、その東北という、これまで虐げられてきた土地を、
自分のありったけの政治能力を駆使して、
ちょうど、奥州藤原氏が、三代にわたって桃源郷を作ったように、
夢のような東北王国にすればいいではないか、と思う。
地域を、水沢や岩手県だけに限定して考えるからおかしくなるので、
新しい道州制の始まりだくらいに考えて、
東北全域を作り変える気になれば、
彼は、日本の長い歴史に不滅の名を残すだろう。
しかし、
仮に、
小沢一郎が、日本復興の陣頭指揮をとる「大義名分」を得て、
その戦いに出かけるというなら、
それは、この国全体にとって慶ばしいことだから、
こんな東北限定の意見は、すぐに引っ込める。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
- タイトルを訂正します。 みちばたの蝶 2011/4/03 17:47:52
(0)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK111掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。