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谷垣を首班とした大連立構想が進行中と言うことです。
大地震における被害は別として、原発事故も年金の破綻も老人福祉の問題も、産業構造の変化に対応せずに起きている格差社会の問題も、さらには官僚組織の横暴も、検察、マスコミの退廃も全て自民党政治の50年が作り上げたものです。
1年前にようやく手に入れた政権交代も、のど元過ぎればどころか、咀嚼する前に吐き出してしまう我が国の民意と言うものは何であろう。
一時期の繁栄に目がくらんだ大衆は自身の生活を守ることに思いを馳せて、自己自身の中に閉じこもり、社会に対して発言する気概をなくしてしまいました。
国中を蝕む病魔が住み着いていることが解かっても、苦い薬と服用することを望まず、苦しい治治療に耐える勇気がなく、未だに保身に汲々としている。
結果、病魔の根源、自民党と言うモルヒネの服用を望み回復よりもしばらくの安寧と破滅の道を選択しようとしている。
フセイン後のイラクでも、マルコス後のフィリピンでも、国民は死に物狂いで戦っているではないか。
ロシアも中国も新しい国のかたちを目指して努力を続けているではないか。
我が国では、それを革命とは言わないとしても、民主的に政権交代を果たし新しい国のかたちを作ることを決意したのではなかったか。
我が国は先にあげた独裁者の国家ではなく、議会制民主主義国家として政治は、政党は民意の総体であるはずである。
菅内閣がやろうとしていることは民意である。
政権交代以降、民主党には期待はずれに対する憤怒の気持ちが充満してきたが、大連立構想などを考えているとは、もう許すことは出来ない。
否、そういうことを選ぼうとする民意に絶望を感じる。
日本人がここまで腰抜けになっていることに驚愕している。
先の大戦は起こすべきでなかったと悔いはあっても、大戦を遂行した民意と言うものは強い日本人を感じることが出来る。
人間にとって、民族にとって生きるために一番大切な気概(誇り)をなくした民族の哀れな姿に我を忘れ立ちすくんでしまう。
小沢排斥に始まり、マニュフェストの無視、原発事故への対応、その上の大連立構想など菅一派の所業は斯くも常軌を逸するものより出来ない。
その出来ない菅を出来ないと解かりながら選んだ民意のありようを憂いているのである。
一方、メディアは当たり障りのな報道を繰り返している。
それは我々自身が、我々の責任を感じなければならないような事実をオブラートで包むことによって太平の眠りを妨げることのないように配慮しているようにも思われる。
我が国は、バブル崩壊後の政治の無策で10年を失い、小泉で10年、菅でさらに10年の時間を無駄に費やすことになった。
原発事故は、今までの間違った行政、政治を国民に具体的に知らしめる結果となるであろう。
それを受けて、今からでも、平和ボケをかなぐりすてた民意の発奮を望むものである。
幸いに現在は既成政党の枠組みから外れた新党が出来つつある。
そうした動きを拡大し新しい政党政治を目指さねばならない。
自民党、民主党の政治は終わった。終わらせねばならない。
民主党に託した改革の夢は撤回しなければならない。
菅一派をここまで暴走させたのは民主党総体の責任であり逃れることは出来ない。
小沢一郎には新しい政治の一端を占めて欲しいが、いづれにしても全ては再出発となる。
またまた、10年をかけて新しい政治のかたちを目指さねばならない。
それは菅一派の責任と言うよりも、小泉以来続いてきた民意の責任であるのである。
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