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戦争中の大本営発表に近づいてきたマスメディアの姿勢 相当にヤバイな
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2011年03月31日 | 日記 :世相を斬る あいば達也
マスメディアが美談を語りはじめた時は、戦況悪化だと思え、と大本営報道にうつつを抜かした朝日新聞をはじめとする当時のジャーナリストの性癖を回顧的に書いていた本があった。
たしかに現在の福島原発事故に関して、数日前東京電力の原発現地事務所の女子社員からの切々と窮状を語るメールが公表されて以来、原発の前線で日夜死に物狂いで放射能と闘う苦労話がのっしのっしと闊歩している。災害地における現地最前線の自衛隊、消防、警察の死に物狂いの活躍や犠牲的精神論が闊歩している。
大本営報道においても、戦況の悪化に伴い、最前線兵士の武勇伝や国家の為に命を捧げた美談が、まことしやかに物語風に語られるようになった。たしかに、犠牲的行動や災害時における勇気ある行動を貶すと云うのは気が引ける。気が引ける、と気づく人々はまだマシである、筆者のように。
だから、美談や最前線で働き汗を流す人々への誹謗中傷は御法度だが、そのような事実を拾いだし報道するスタンスは危険なのである。批判の声を抑え込む威力を持つからだ。それが、過去においてなされた大本営発表・大政翼賛報道である。この報道のトップが朝日新聞である。
つまり、犠牲的美談を報道する事で、国民の怒りや疑念を緩和しようと云うのがマスメディアの体質的不正義、つまりは不条理なのである。新聞テレビがこのような美談を報道し始めたなら、何らかの不都合な事実を隠ぺいしようとしている、と推察すべきだ。
それが何であるか?現時点で定かではないが、先ずは原発に関する重大な問題が発覚したのではないのだろうか、と疑う。想像するも怖ろしき厄介事があるのかもしれない。筆者の知識では、それを指し示すことは無理なので考えない事にする。
次に政治的次元だが、どうも自民党が小沢一郎の動きを察知した様子が窺える。小沢一郎に復権でもされたら一大事だ、何としても小沢の出番を芽のうちに摘み取っておかなければならない、と考える目端の聞く議員連中がいる。小沢に権力を握られるくらいなら、菅の毒など美味しいくらいだ、と考える自民党議員が相当数いるようだ。
つまり、大連立に触手を伸ばそうと云う輩だ。小沢も、その他の自民党議員に触手を伸ばしているのだから、まさに権力闘争である。 マスメディアもこの一部自民党議員と菅直人の連立を応援すべく、大政翼賛会風な味付けの大連立を模索、道筋を嬉々として始めようと着手したようだ。
逆の見方をすると、小沢一郎が一定の動きをし始めたと云う事だろうが、公然と時限的大連立を模索されてしまうと、小沢は動きが限定されてしまう。忌まわしい事だが、そのような場合、一旦蜂起を見送らざるを得なくなるだろう。
しかし、或る意味で流れは悪くないのかもしれない。福島原発問題は政治家が関与して、事態が大きく好転する類の問題ではない。終息の方向が見える事は望むものだが、その見通しは殆どない。政府の解決方法を小耳に挟む限り、空想小説の世界に近い処方箋が多いのだから呆れてしまう。
災害復興は岩手の達曽知事と連携し、小沢のあらゆる人脈を通じて、復旧と復興を下支え出来るのだから、それはそれで良いのだ。抱きつき菅は、岩手を参考に、復興の何たるかを知るであろう。 その菅・谷垣の大連立が震災増税に舵を切り、デフレ大不況を引き出してしまってから、あまりの大惨事と大不況に、愚衆が叫びを上げ阿鼻叫喚の中、小沢一郎待望論が、あらためて出てくると云う図式の方が無理がないのかもしれない。
自らの裁判も始まることであり、「新日本改造計画」もこのような事態を迎えては、補筆が必要で小沢は多忙に違いない。国民の更なる不幸など望むものではないが、大政翼賛連立が実現した場合、もう一段の経済的疲弊と社会的マインドの停滞が具現化するだろう。そこまで行かないと、愚衆は目覚めないであろう。残念ながら、現時点では増税に応じる余裕のある国民が多いことは、幸運なのか不運なのか、筆者はどちらを選択するも悩ましい。
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