http://www.asyura2.com/11/senkyo110/msg/790.html
Tweet |
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-8e92.html
2011年3月30日 (水)
高濃度放射能による海洋汚染への政府対応が急務
危険な放射性物質はすでに海洋に放出されていた。
原子炉を冷却しなければ、チェルノブイリに匹敵する原子炉大爆発が発生してしまう。このために、炉心を冷却することが何よりも優先された。
しかし、3号機では巨大な水素爆発を招いてしまったために、格納容器に損傷が生じてしまっていた。また、1号炉でも、排水系統に重大な損傷が発生してしまった可能性が高い。
その結果、格納容器内に封印されるべき放射能物質が原子炉外部に漏出してしまった。
とりわけ、3号炉はプルトニウム燃料を用いる原子炉であり、格納容器内物質の外部放出は極めて深刻な放射能汚染をもたらすことが懸念されている。
こうした状況下で、炉心冷却のための大量の放水が行われた結果、大量の放射能溶液が海洋水域に漏出した可能性が高い。
原発周辺の海域から基準値の3000倍を超える高濃度の放射性物質が検出されてしまった。
現状では、放射能汚染溶液の海洋への流出を避けるためのたまり水くみ替え作業が行われているが、そのために冷却水注入が遅れれば、格納容器の温度が上昇し、炉心溶融が促進される危険が高まる。
この点を重視して過剰な冷却水注入を行えば、過剰な水が海洋水域に放出されてしまうことになる。この場合には、極めて深刻な海洋汚染が発生することになる。
農産物の出荷制限が行われているが、出荷制限を海産物に拡大する必要が生まれている。
問題が拡張しても、政府は事実を正確に公表する責任がある。発生する損失については、政府と電力会社が責任をもって補償するしかない。
この問題によりパニックや混乱が生まれるのは、政府が補償について明確な発言を行わない場合だけである。政府が被害を受ける漁業関係者に対する補償を、責任を持って行うことを明言すれば無用の混乱を回避することができる。
危険性のある海産物の出荷を行わないようにする。消費者は危険のある海産物を消費しないようにする。生産者の蒙る損失は政府が責任を持って補償する。これが明確であればパニックを防ぐことは可能だ。
政府が責任を取らない対応を示すことがパニックを招く原因になるのだ。この点を明確に認識することが不可欠だ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK110掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。