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2011.3.30(その2)
森田実の言わねばならぬ【234】
平和・自立・調和の日本をつくるために [234]
《新・森田実の政治日誌》[旧友S氏との対話(3)]「最悪事態下で最低の内閣」という日本の大不幸を克服するには何が必要か?!/無責任で狂気的な巨大権力ほど危ないものはない(森田実の時代を斬る)
「人間は天使でも獣でもない。天使のように振る舞おうとして努める人が獣のように振る舞ってしまうというのが不幸なことに実情なのである」(パスカル)
[S氏は政官財界の中に幅広く深い人脈をもつ第一級の政界情報通です]
M 東日本大震災が起きてから、政界の空気が一変しました。大震災前の段階では菅政権は崩壊寸前でした。外国人からの政治献金が発覚し、窮地に立たされましたが、大震災で菅首相の危機は去りました。民主党内の危機感も希薄になりました。菅首相が解散すれば民主党議員の少なくとも半数の議員はバッジを失う危機に立たされていたのが、少なくとも当面は危機がなくなりました。民主党内から危機感が消えました。同時に、民主党政権に「傲慢」が戻ってきました。野党各党も菅内閣打倒方針を当分の間おろし、大震災対策のために菅内閣に協力することにしました。マスコミも菅政権応援団になりました。菅政権は強い政権になりました。事実上、菅首相を頂点とする大政翼賛体制が誕生したような状況です。
S じつに皮肉なことですが、東日本大震災発生という日本にとっての大危機、大不幸が、滅亡寸前の菅政権を強大な独裁的政権にしたのですね。原発危機、被災地危機が続いている間、菅首相の独裁的な体制は守られていることになります。しかし、これは日本国民にとっては最大不幸です。最低の政権が続くことになるのです。悪くすると、菅政権の中から「原発危機、被災地危機が長引くことは菅政権が強大な長期政権になる最良の条件だ」と考える悪知恵者が動き出すかもしれません。いやもう動き始めていると思います。危機ですね。
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