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小沢一郎さん。今こそ、東北に帰るべきではないのか 「世川行介放浪日記」より転載
http://www.asyura2.com/11/senkyo110/msg/738.html
投稿者 みちばたの蝶 日時 2011 年 3 月 29 日 21:06:46: JxOH7lIi5LSzQ
 

ぼくは、ここで世川行介さんが、言われていることに必ずしも賛同しているわけではない。しかし、ただ小沢一郎を待ち続けていた自分の喉元に刃を突きつけられるような衝撃を受けたことも確かだ。時代の現実はそこまできてしまったのか? もう中枢は存在しないのか? これまで、さまざまないきさつはあったが、かつての「小沢一郎へ想恋歌」http://blog.goo.ne.jp/segawakousuke/e/0bfeaad753f9372ce973a784a398d800のときと同じ感性がここにはあるのかもしれない。

あのときぼくの心を揺さぶったものはなんだったのだろうか? 
ぼくたちは、いま、どこへ行こうとしているのだろうか?

       転載責任 井ノ子俊一@長崎県島原半島
       http://www.facebook.com/reqs.php?fcode=8dcf11c91&f=100002134507259#!/profile.php?id=100001974516356


以下転載
小沢一郎さん。今こそ、東北に帰るべきではないのか
2011年03月29日 14時49分05秒 | 01 小沢一郎篇

http://blog.goo.ne.jp/segawakousuke/e/377fa370d1e3e753f181e8447d11bef9

 先日、
 三上治さんと、
 新宿の喫茶店で、語り合った。

「三上さん。
 僕、
 11日の午後、激しい地震の揺れを感じて、
 その後のニュースで、東北の大地震と福島原発を知った時、
 ああ、今この瞬間、
 <時代>が小沢一郎の前を無慈悲に素通りして行ったなあ。
 思わず、そんな直感を得て、
 どうも、それから気分がいけないんです」
「世川さん。」
「はい」
「多分、あなたのその直感は当たっているよ。
 私もそのとおりだと思う」
「じゃあ、三上さんも…、」
「ああ。私も同じ認識だ」

 小沢一郎が風化していく。

 日本を根底から揺るがしかねない大惨事を受けて、
 あれほどに戦後的課題を満載していたはずの<小沢一郎事件>が、
 社会の「些事」となってしまった。
 認めたくないが、現実、そうなってしまった。

 僕は、こんな突発事故を想定したことは、もちろん、ないが、
 小沢一郎が実態不明の検察審査会によって強制起訴処分を下された時、
 小沢一郎が手足をもぎとられ、身動きの出来ない座敷牢に幽閉させられてしまう、
 との危機感をいだいて、
 小沢一郎救済の運動に向かって行動を始めた。

 いま、
 僕が一番恐れた場所に、小沢一郎は閉じ込められている。
 彼の指示できない政治地平で、震災処理はすすめられていて、
 彼は、東北選出の政治家でありながら、
 政治家として、その作業に、「表向き」は、一切関与できないでいる。
 陣頭指揮をとっているのは、
 地方が何であるかも知らない大都市出身の政治家たちばかりだ。


 昨日、
 二見伸明さんが、『ご報告』というタイトルの小文を配信して、
 知人たちに意見を求めていた。
 二見さんは、岩手県に入って、達増岩手県知事と会談したらしい。
 それを受けて、菅内閣の無策ぶりを批判し、
 小沢一郎を評価し、
 それを無視するマスコミを、
「もっと俗っぽく言うと、小沢に日を当てたくないのでしょう。」
 と難じていた。

 僕は、二見伸明さんは大好きな人であり、
 氏も、僕を、おそらく嫌いではなかったから、
 この度も、あちこちから無数の鉄砲玉を浴びている僕を哀れんで、
 「1万人集会実行委員会」の委員長の座に就いてくれた。

 その二見さんの、
「皆様のご意見をお聞かせ下さい。」
 という要望に、正直に答えると、
「もう、この角度からの小沢待望論は無効だな」
 と思った。

 その小沢待望論の中には、
 11日の大震災と福島原発が国民に与えた、
 恐怖、
 失意、
 絶望感、
 悲哀、
 その後の無力感、
 といった感情が、混入されていない。
 つまり、論理に屈折がない。一ヶ月前と、基本的には変わっていない。
 もっと言うと、
 <時代>が小沢一郎の前から遠ざかったその距離が計測されていない。

 二見さん。
 その論理角度では、もう駄目なんですよ、
 と僕は言いたかった。


 三上さんと語らい続けた。
「三上さん。
 どうしたら、小沢一郎と<時代>が重なるんでしょうか。
 もう一回、小沢一郎の手元に<時代>を呼び戻せるんでしょうかね」
「私は、二つあると思うんだよ。
 一つは、東京大震災時の江藤新平のように、
 大風呂敷でもいいから、具体的で壮大な日本再建構想を、
 国会議員小沢一郎名で発表して、
 その推進のために中央政界で、賛同する国会議員を募ること。
 もう一つは、
 水沢に帰ることだ。
 東北に帰ることだ」
「三上さんもそう思いますか?
 でも、短期間での具体的な再建策の提示は、時間的に無理でしょう」
「ああ。そっちは無理だろう。
 もう一方の道だけだな。
 いよいよになったら、国会議員なんて辞めてもいいんだ。
 自分は東北復興のために全生命をかける、そう言って、東北に帰ったら、
 小沢一郎は、西郷隆盛になれる」
「同感です。
 ただ、それって、遅くなったら、駄目ですよ。
 一ヶ月、二ヶ月の間にやらなくちゃ意味がない」
「そうだ。すぐにだ」


 今から十数年前、
 江藤淳という優れた文学者が、
 産経新聞の『月に一度』という巻頭コラムコーナーに、
 『帰りなん、いざ、水沢に 小沢一郎君に与う』
 という小文を掲載して、
 新進党内で袋叩きの目にあっている小沢一郎に、
 議員辞職しての水沢帰郷を勧めた。
 当時、
 別れた細君のリビングのソファに寝かせてもらっていた僕は、
 そこで、その小文を眼にし、
 江藤淳の小沢一郎に対する深い愛情と信頼を、確認した。


 二見伸明さんは、政治現場と国会周辺を生きてきた人で、
 僕や三上さんは、政治思想や文学の周辺を生きてきた人間だから、
 おのずと、その見解には、差異がある。
 それは、言葉を換えて言うと、
 二見さんを代表格とする小沢支持者たちは、
 初めに小沢一郎ありき、だ。だから、熱い。
 しかし、僕や三上さんは、
 江藤淳や吉本隆明の文学や思想の延長上で小沢一郎と遭遇し、
 小沢一郎を通じて<時代>の検証作業を始めた人間だ。
 小沢一郎を見つめる視線のどこかに、醒めたものがある。
 この差は大きい。


 <アジア型政治家>、あるいは、郷士型政治家、本拠地型政治家、
 といった定義を提出したのは、思想家の吉本隆明だった。
 <アジア型政治家>とは、要は、地元と一体化した政治家のことだ。
 吉本隆明は、
 日本における<アジア型政治家>の典型として、
 西郷隆盛、
 日本における最後の<アジア型政治家>として、
 田中角栄、
 をあげた。
 そして、
 中国の政治家たちが、いまだに田中角栄を高く評価するのは、
 社会主義国家である中国の政治家の多くが、実は<アジア型政治家>だからだ、
 と書いた。
 もちろん、僕も三上さんも、その説にうなずいた一人だった。

 もし、
 田中角栄が生きていて、こんな大震災に遭遇して、
 故郷新潟が震災に見舞われていたら、
 彼は、何も捨てて故郷に飛んで、
 陣頭に立って、新潟復興のために全ての政治力を駆使しただろう。


「三上さん。
 吉本隆明という人は、真実、偉大な人でしたねえ」
「ああ。偉大な人だったなあ。
 何か時代の変わり目の事件が起きた時、
 吉本さんのサジェスチョンで、かなり救われたからな」
「そうでしたよね。
 でも、これからは、僕たちは、
 自分自身で見極めて、自分で自分に指針を与えなければならないんですね」
「そうだな」


 小沢一郎は、
 いまこそ、人目なんかを気にせずに、
 故郷岩手県水沢に帰って、
 東北復興のためにその政治能力のすべてを投じるべきではないのか。

 小沢一郎を愛する江藤淳が、
 水沢に帰れと勧めたのは、10数年前だったけど、
 あれから10数年経った今になって、
 僕は、小沢一郎に同じことを言ってみたい衝動を、抑えきれない。


 この国は、もう、事実上終わってしまったのではないのか?
 この震災を目の当たりにして、僕が思ったのは、その一点だった。

 原発報道で、嘘八百をシャアシャアと語り続ける東電と保安院幹部。
 それを鵜呑みにした記者会見を繰り返す枝野官房長官。
 姿の見えない官僚たちの誘導のままに動いて恥じることない政治家たち。
 この震災を機に国家総動員体制へと国を導こうとする官僚群。
 報道規制に諾々として、人情話だけを報道してお茶を濁すマスメディア。
 阿呆な買い溜めに走る東京都民…。

 もう、この国は、事実上終わってしまっているのではないのか?


 この無力感に満ちた形ばかりの国家を再建するとしたら、
 もはや、中央政府が国民の信頼を失って、機能停止している今、
 再建の中核になるのは、個々の地方でなくてはならないはずで、
 そうした地方を核にした日本再建を現実のものにするためにも、
 小沢一郎が、
 国会議員を辞めようが辞めまいが、そんなことはどうでもいいから、
 まず、岩手県水沢に戻り、
 今まで誰もなし得なかった、
 「地方からの国家復興」のために残りの人生を投げ出すべきではないのか?

 それが出来れば、
 70歳になろうが、75歳になろうが、80歳になろうが、
 国民は、必ず、小沢一郎を求めるようになる。
 そして、その時、
 素通りしたはずの<時代>が、
 再び小沢一郎の前に戻ってくる。

 そんな気がしてならない今日この頃だ。


 僕のこんな声が、大政治家小沢一郎の耳に届くとは思ってもいないけど、
 ちょっと、書いてみたかった。
 

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コメント
 
01. 2011年3月29日 21:49:12: xgQrEp1sYs
なに寝言ほざいているんだ三上−味岡よ。
江藤淳や吉本隆明を持ち上げるんだっら、双葉的の「原発富豪」の幻想共同体がいまや「一炊の夢」と化かしたことについて述べるがよい。そして、吉本と菅の違いを述べるがよい。
優れた政治家というものは、天命が付きかけたときに再び現われるものだ。

02. 2011年3月29日 21:58:44: xDSRSBQsrs
「<時代>が小沢一郎の前から遠ざかったその距離が計測されていない」

文芸家はかっこいい表現するね。
だけどのん気で使えないな。
目先の経済問題なんて全く眼中にない。
ばかにしてるのかな?
原発事故とともに国民の命に関わる問題なんだけどね。
復興のための増税とか電気料値上げとか日本潰しのキチガイ政策に対して戦闘モードに入れない政治家なら要らないのだ。


03. 2011年3月29日 21:59:23: awUrc1MVGI
私はそのようには思いません。
必ず小沢一郎氏の表舞台の出番はきます。
この政界に小沢さんがいると思うと希望がわいてきます。
小沢さんを信頼して今しばらく待ちましょう。
今でも出来うる限りの事はしていると思っています。

04. 日高見連邦共和国 2011年3月29日 23:39:50: ZtjAE5Qu8buIw : QU6BwGaBvk
我ら岩手、東北の立場に立つなら、それはそれでいい。

小沢一郎がそのように決意するなら、オラは一生を掛けて小沢一郎の理想と東北の復興に尽力したい。

ケレド、日本国民全てに問う。

『それでいいのか?小沢一郎の力を”東北”だけに使って良いんだね?』

岩手の、東北の事はドウデモいい、小沢一郎には国家的観点から、この国を少しでも良い方向に導いて言って欲しい、それが取りも直さず、我が子の未来と、オラが愛する岩手の為だと信じて、断固支持して来た。繰り返し問う。

『小沢一郎を東北に返して貰って良いんだね?』


05. 2011年3月29日 23:55:52: b92pvRw1Ck
世川さんも三上さんも相当に優れた政治思想家だが、小沢さんは彼らの観想をも振り切って、今の私たちが想い及ばない地点を指し示すような気がする。政治活動家たちが軽視してきた職業政治家の中の最良の戦士は、その使命に耐えうる苦難を生きてきたように想う。吉本さんは小沢さんを現在という時代が作り出し演出するほとんど希有の政治家として評価しているのではないか。

06. 2011年3月30日 00:27:31: WBpywHtE5w
菅や仙石達の思うつぼではないか。

小沢氏は政治家になるために生まれて来て、政治家として死ぬ運命なのだ。

小沢氏が気弱になるようなことを言ってもらっては迷惑だ!

小沢氏は国民を絶対に見捨てはしない!


07. 天橋立の愚痴人間 2011年3月30日 00:38:15: l4kCIkFZHQm9g : 37V6Hrvtes
話が小さすぎる感じがする。

地震災害と、これから帰結す福島原発の被害をあわせると北関東、東東北一帯の復興が対象であり、知れ故に、行政、産業構造を含んで全てをやり直すべき、またやり直せる環境が、計らずしも現出したということであります。

ヘリマネを含む別途会計で50〜100兆円の金をつぎ込み、金さえ都合がつけば将来の国つくりの模範として全てをやり直すべきであります。
少々のインフレも、ヘリマネを使うことによる外国との軋轢も、これほどの災害復旧を理由にやれる口実もあるのです。

小沢一郎に、本当に能力があるのであれば、国家的見地から対応していただかねばならない。
これならば、国民も小沢を理解するようになる。
地方へ帰って出来ることなど、どの道、たかが知れている。


08. 2011年3月30日 07:37:25: yOSDcsGpsA
国会議員が地元の事だけ考えて、地元だけにへばり付いていてはいけないと思う。

勿論今は、小沢さんは、岩手の復興に力を注がれるのは当たり前だが、私が居る所は、三重県。
東海地震が起これば、東北の人達と同じか、それ以上の被害を受けると思う。
その上、敦賀原発と浜岡原発に挟み撃ちにされている所です。

東海地震が起こる前に、東北が元通りかそれ以上に、復旧できている事を祈る気持ちで望んでいます。

日本全体を睨みながら、東北を誰よりも早く復旧させる力が、小沢さんにはあると思います。


09. 2011年3月30日 09:29:23: ItsMVp6duz
この国を任せられる政治家は限られている。

10. 2011年3月30日 11:19:39: cHLuO708IQ

馬鹿げたおしゃべりだ。

こんな大災害と人災だからこそ、これからの日本をどう作っていくのかが、
問われているときに、
この人たちは、小沢さんをオモチャにして、くっちゃべっているだけだ。

震災から2週間たち、原発は、まだ予断を許さない状況だが、
小沢さんには、新「日本改造論」に、今回の災害、復興を加筆して、
ぜひぜひ、夢と、将来を示してほしい。

いまの菅一派が支配する民主党ではなく、
いまこそ、ほんとに日本を、新しい日本を背負える集団を作ってもいいのでは?


11. 2011年3月30日 12:35:54: urhB3kx0xE
小沢利権が世川氏から離れていった、ってこと?

12. 2011年3月30日 16:34:41: 5mLzBGNdZw
≫ 「地方からの国家復興」のために残りの人生を投げ出すべきではないのか?

何を寝ぼけたことをほざいているの?
三文小説のネタにもならない。

我々は、超現実的に、「小沢一郎による小沢一郎の国家観に基づいた早急なる東北の復興」に期待しているのだ!

それには、数十兆円のお金と、有識者や役人を動かす絶大な権限が不可欠なことが分からないのかい?

それができる唯一の日本人は菅直人なのに、
菅直人は折角の権限を使い切れていないから、小沢一郎に権限を委譲しろといっているのだ。

唯それだけ。


13. 2011年3月31日 08:38:09: tbzNzycqTY
私はここにコメントを寄せていらっしゃる方々のご意見に万来の拍手を送りたく思います。

14. らく 2011年3月31日 22:54:25: pYRb8CglbIM7g : 5Eacq4CzbM
日本人は好き嫌い抜きで小沢一郎の行動に注目している。
だから震災後すぐ岩手に入り宮城、福島、茨城と廻って欲しかった。
その震災現場事に小沢一郎のメッセージを国民に発信して欲しかった。
震災後小沢一郎の行動を、我々一般人は知る事が無かった。
国民に自分の行動を知らせる事も政治家の仕事だ。
一平卒なんて言ってないで官邸に物申してくれ。
小沢一郎よもっとパフォーマンスしてくれ。
政治家小沢一郎しか日本を復興出来ないぞ。

15. 2011年4月01日 19:45:16: urhB3kx0xE
世川氏の評判は確実に小沢氏に届いていますよ。
ご心配無く。

16. 2011年4月01日 23:08:13: urhB3kx0xE
悪い評判ではあるが。

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