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放水焦る官邸 効果考えず場当たり的指示(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110328/dst11032819250053-n1.htm
【放射能漏れ】
放水焦る官邸 効果考えず場当たり的指示
2011.3.28 19:22 (1/3ページ)
福島第1原子力発電所で放水作業が行われた自衛隊の特殊消防車=18日(自衛隊提供
)
東京電力福島第1原子力発電所では、冷却機能復旧に向けた作業とともに、使用済み
核燃料プールへの放水が続けられている。27日には50メートル以上の高さから狙っ
た場所に放水できる民間のコンクリートポンプ車が1台追加された。最も有効で安全な
方法とされるが、現場に投入されたのは自衛隊、警察、消防による放水の後だ。政府内
でも「順番」が疑問視され、官邸の情報収集や判断能力不足を指摘する声が目立つ。
19日午後に開かれた「各党・政府震災対策合同会議」の第1回実務者会合。公明党
の石田祝稔政調副会長は、民間のドイツ製コンクリートポンプ車について、「国土交通
省は存在を知っていたはずだ」と官邸と省庁との連携不足を指摘した。
公明党の説明では、ポンプ車の活用を官邸側に提言し、19日朝に「使う」と回答が
あったという。官邸はそれまで、自衛隊と警察、消防に半ば強引ともとれる放水要請を
繰り返しており、注水に最も効果的なポンプ車の存在を知らなかったとみられる。
核燃料プールへの注水が急浮上したのは震災4日後の15日早朝。定期点検のため運
転を停止していた4号機で水素爆発と火災が発生し、注水による冷却が急務になった。
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複数の政府関係者の話を総合すると、官邸側はすぐに自衛隊にヘリコプターによる散
水を要請。しかし、「完全に吹き飛んでいない建屋に上空から水を放水するのは危険」
と、性急な実行は見合わされた。自衛隊関係者によると、自衛隊は当時、前日に起きた
3号機の水素爆発での隊員負傷の対応をめぐり、経済産業省に不信感を抱いていたとい
う。
放水を焦り、自衛隊の対応に不満を募らせる官邸は翌16日朝、今度は経産省を通じ
、すでに高圧放水車を東電に貸し出していた警視庁機動隊の出動を警察庁に要請。警察
庁は「一刻も早く」という指示に、急(きゅう)遽(きょ)派遣した。
一方、午後には防衛相の放水指示を受けた陸自のヘリが出動したが、放射線量が高く
断念した。しかし、警察の出動が報じられた夜には、ヘリからの放水再挑戦と消防車に
よる地上からの放水を決断。17日午前にヘリからの放水を決行した。
夜には機動隊に続き、自衛隊も地上からの放水を実施。派遣要請を受けた東京消防庁
も出動し、19日未明に放水を成功させた。その後、準備に時間がかかった東京消防庁
に海江田万里経産相が「言う通りやらないと処分する」と恫(どう)喝(かつ)まがい
の発言をしたことも発覚。海江田氏は謝罪している。
政府関係者は「官邸が省庁間の調整も満足にできなかったため、結果的に冷却効果の
小さいものから順番に現場に投入された」と指摘する。実際にポンプ車が稼働したのは
22日になってからだ。
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福島第1原子力発電所で放水作業が行われた自衛隊の特殊消防車=18日(自衛隊提供
)
放水能力や技術などの検討もないまま、場当たり的に出動を命じた官邸の判断に、政
府内からも批判の声が上がる。別の政府関係者は「官民挙げて投入できるものをテーブ
ルに並べ、最優先の投入を決めるという判断がまったくできていない。情報力もなく、
まさに政治主導という虚像の弊害だ」と憤る。
現場レベルでも不信感は根強い。ある関係者は「官邸は『やれ』の一点張り。現地に
赴く人の命や安全を本当に考えているのか」と訴える。21日に東京消防庁の活動報告
会に参加した隊員の一人は、「(石原慎太郎都)知事は涙を流して礼を言ってくれた。
上からものを言うだけの官邸と違う」と吐露した。
首相の原発視察で初動遅れ 判断ミスか(沖縄タイムス)
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-03-28_15935/
全国 2011年3月28日 09時25分
(11時間23分前に更新)
経済産業省原子力安全・保安院が、震災当日の11日夜、東京電力福島第1原発事故に関して、3時間以内の「炉心溶融」を予測していたことが27日、分かった。また翌12日未明には放射性ヨウ素や高いレベルの放射線を検出、原子炉の圧力を低下させる応急措置をとる方針が決まったが、実現するまでに半日も要した。政府文書や複数の政府当局者の話で判明した。
溶融の前段である「炉心損傷」を示すヨウ素検出で、政府内専門家の間では危機感が高まり、応急措置の即時実施が迫られる局面だった。
しかし菅直人首相は12日早朝、原子力安全委員会の班目春樹委員長と予定通り現地を視察。政府与党内からは、溶融の兆候が表れた非常時の視察敢行で、応急措置の実施を含めた政策決定に遅れが生じたとの見方も出ている。初動判断のミスで事態深刻化を招いた可能性があり、首相と班目氏の責任が問われそうだ。
政府原子力災害対策本部の文書によると、保安院は11日午後10時に「福島第1(原発)2号機の今後のプラント状況の評価結果」を策定。炉内への注水機能停止で50分後に「炉心露出」が起き、12日午前0時50分には炉心溶融である「燃料溶融」に至るとの予測を示し、午前3時20分には放射性物質を含んだ蒸気を排出する応急措置「ベント」を行うとしている。
保安院当局者は「最悪の事態を予測したもの」としている。評価結果は11日午後10時半、首相に説明されていた。
この後、2号機の原子炉圧力容器内の水位が安定したが、12日午前1時前には1号機の原子炉格納容器内の圧力が異常上昇。4時ごろには1号機の中央制御室で毎時150マイクロシーベルトのガンマ線、5時ごろには原発正門付近でヨウ素も検出された。
事態悪化を受け、東電幹部と班目氏らが協議し、1、2号機の炉内圧力を下げるため、ベントの必要性を確認、4時には保安院に実施を相談した。また菅首相は5時44分、原発の半径10キロ圏内からの退避を指示した。
だが東電がベント実施を政府に通報したのは、首相の視察終了後の8時半で、作業着手は9時4分。排出には二つの弁を開く必要があるが、備え付けの空気圧縮ボンベの不調で一つが開かなかった上、代替用の空気圧縮機の調達に約4時間を費やし、排出が行われたのは午後2時半だった。
与党関係者は「首相の視察でベント実施の手続きが遅れた」と言明。政府当局者は「ベントで現場の首相を被ばくさせられない」との判断が働き、現場作業にも影響が出たとの見方を示した。
政府に近い専門家は「時間的ロスが大きい」とし、ベントの遅れが海水注入の遅延も招いたと解説。1号機では排出開始から約1時間後、水素爆発で同機建屋の外壁が吹き飛んだ。
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http://isao-pw.mo-blog.jp/isaopw/2011/03/post_0c7f.html
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