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震災から二週間が過ぎた。
今回の震災は、被害の大きさや、原発の不安、それから首都圏の経済活動も節電の問題もあり軌道に乗らないなど、いまだにすっきりせず、悪い夢を見ているような日々が続いている。
阪神大震災も経験しているが、あの時は、ある程度被害範囲も早く特定ができたし、1月17日の一日で、災害そのものは終わったわけだが、しかし、今回の東日本大震災は、いまだにその余波がどこまで続くのか、分からないからこそ苦しい。
やはり、不安の大きな部分を占めているのは、原発だろう。
この間、止むを得ないことだが、私たちの総理大臣は菅直人だから、いかに、彼が迷走をしようとも、国民としては、この大危機に対処するため従ってくるしかなかった。
だが、どこかのタイミングで、まともな政権にならなければ、今のままでは、放射能汚染への適切な対処も、日本そのものの風評被害の払拭も、東北・北関東地方の復興もままならないと思う。
自衛隊、消防をはじめとする現場の必死の努力で、なんとか原発の問題も、最悪の危機を脱しつつあるとはいえ、しかし、そもそも政府の危機管理が適切であれば、東電の隠蔽体質の危うさを早期に見抜き、ここまで原発事故が深刻化することもなかったと思う。
もう、菅直人も内心では分かってるだろうが、今おこっている危機というのは、とてもじゃないが、彼の能力ではどうしようもないことなのだ。平時でさえ、民主党内をまとめることも、政権運営もままならなかった人物が、これほどまでの国難において、乗りきるなんてことは無理なのだ。
そして、そのことは国民も分かっている。
なので、これ以上、権力の座にしがみついて、菅本人も、この国もボロボロになる前に、早く、政権の座を退いてほしい。
思えば、阪神大震災の時も、社会党の村山首相は、正月の空の青さを見て退陣を決めた、とか、わけのわからない退き方をしたが、結果的には、国益のためにはあれでよかった。
もはや、菅が政権にいても、仙谷をまた官邸に呼び戻したり、蓮舫にトンチンカンな広報役をさせて国民の反感をかったりしてるが、あれがもう限度なのである。能力のある人材を使いこなせないのが、菅の限界であるのだから、国家国民のために、早く退陣をしてほしい。
さて、菅が退陣するとして、次にできる政権は、こういう事態だから、参議院がねじれている現状を踏まえて、自民党との大連立で仕方がないと思う。
むしろ、震災における、各議員の動きを見ていると、民主党よりも、自民党のほうがまだ素早くもあり、少なくとも、菅や仙谷が政権にいるよりかは、マシかもしれない。
マスコミが伝える伝えないではなくて、今はホームページや、Twitter、ブログでその議員がどんな動きをしているかは分かる。自民党の中にも、野党であることを言い訳にしたり、地元議員でないことを理由に被災地入りを避けている議員もいるが、しかし、麻生元首相のように既に福島入りして、放射能汚染の風評を覆そうと、野菜を食べる良いパフォーマンスをする人もいれば、自衛隊出身の佐藤議員のように、古巣の人脈をいかして、政治ができることを正面から取り組もうとする人もいる。
今回、南相馬市のように、中央に見捨てられた福島の屋内退避のエリアにあって、いったい、その選挙区の議員は何をしているかと憤慨していたが、民主党の議員が、業界団体とくっついて動いている中で、落選中の自民党の亀岡前議員は、その地区の被災地支援に走り回っていた。
もはやこういう国難の時であるからこそ、思想信条や、党や派閥を越えて、その政治家の本質というか、人間性というか、本当のところが出るのだなと思う。
さて、被災地東北の民主党の大物議員は何をしているのだろうか。
小沢バッシングの時は、嬉々としてマスコミに登場する「会津の水戸黄門」こと渡部恒三の姿はまったく見えない。マスコミにも出なければ、ホームページの更新さえされない。
故郷福島のこれ以上ない、最大の危機であろう。民主党の最高顧問で、菅政権の後ろ盾であるならば、その権力を使って、もっとマシな被災地対応を菅にやらせるくらいできるだろうに。今の菅政権の福島への対応は最悪である。
しかし、残念ながら、大物議員でありながら、表に出ないという点では、小沢一郎も渡部恒三と同様である。
もちろん、かねてから、農村漁村、地方の疲弊に心を砕いてきた、小沢一郎のことである。何らかの事情があって表に出ないのだろうし、いや、実は岩手県など東北の支援のために動いていると信じたいのだが、しかし、政治家として、こういう国難の時だからこそ、メッセージをどんどん発していかなければならないのではないか。
マスコミが取り上げないのなら、インターネットを使えばいい。自分がインターネットが苦手ならば、秘書や、若手議員の助けを借りればいい。メッセージを出すことで、安心する被災者や国民がいる。なんとかならないものかと思う。
天皇陛下が、異例ではあるが、今回の震災にあたって、ビデオメッセージを出されて、そして第一グループと一緒に擬似停電を行いになられて、那須の御用邸の職員用の温泉を被災者に開放をされた。
こういう陛下のお取り組みが、どれほど被災地の方々を、私たち国民を勇気づけていただいているかしれない。
今、国民は国民で、この国難に耐えて努力をしているし、被災地に入った自衛隊をはじめ現場は懸命の努力を続けている。
やはり、こういう時こそ、政治が機能しなければならないと思うのだ。
日ごろ、どんなきれいごとや、立派なことを言っていても、こういういざという時に、動かないのであれば政治家は信用されない。
そして、まず、内閣そのものが、国民から信頼されないのであれば、国難を乗りきれるわけがない。
仙谷を官邸に戻したり、コンピュータ監視法をどさくさに通したり、火事場泥棒的にいろいろやってるようだが、
もう頼むから、もっとまともな政治をやってくれと、悲痛に悲痛に、政治に望みたい今日この頃である。
iPhoneからの投稿
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