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東北復興にゼネコンの小沢が最大のカギ
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(日刊ゲンダイ2011/3/25) : 『日々坦々』の資料ブログ
小沢一郎に「期待」と「不審」の二つの声
「バカ足すバカ足すバカは、やっぱりバカなんだよ」
国民新党の亀井代表は、ムダに担当者を増やすだけの菅首相のやり方を批判した。確かに、節電だ、ボランティアだ、被災者生活支援だと言っては、蓮舫、辻元、仙谷といった“お仲間”を次々に登用しているが、成果はさっぱりだ。「ナイターにこだわる科学的根拠を示せ」とふんぞり返るのは得意でも、被災地に手を差し伸べる動きはとろい。大地震から2週間になるというのに、必要なところに必要な物資が届かない状況がいまだに改善されていないのだ。
乳幼児がいないところに大量の紙おむつが届いたり、燃料を必要としているところで水が山積みになっていたり。寒さと薬不足で、せっかく助かった命が次々と失われている。
長男は死亡、妻と両親は行方不明という民主党の黄川田衆院議員は、「過去の災害事例からマニュアルはあるのに、何をいまさら議論しているんだ」と怒りをぶちまけたが、その通りだ。やることは決まっている。あとは着実に実行するだけだ。それができないのだから底が知れる。菅政権は、ノロマの集まりだ。
枝野官房長官の会見もいい加減すぎる。民主党政権は「情報公開」を目玉にしていたはずだ。それなのに、吸い上げたデータを公表して「害はない」「安全だ」でチョン。自民党政権時代と何も変わらないのである。
ベクレルとかシーベルトとか、馴染みのない単位を並べられるだけの国民は、チンプンカンプンだ。人類はチェルノブイリやスリーマイル島でも不幸な体験をしている。過去の原発事故が、その後、住民に与えた影響と比較して、それこそ「科学的な根拠」を図示して詳しく伝えるのが、本当の「情報公開」だ。
◆豚を木に登らせることができないリーダー
同志社大教授の浜矩子氏(国際経済学)が言う。
「テレビ画面から判断する限り、枝野官房長官は誠実に対応していると思うし、ウソをついているようにも見えない。放射線量をごまかしたり、重大な事故を隠蔽したりするなどの陰謀めいたものは感じられません。ただ、残念ながら、この政権には、千年に一度の大震災に対応できるだけの能力がなかった。単に無能なのです。それが不信感にもつながっている」
菅は、リーダーシップもはき違えている。野党時代のクセが抜けず、気に食わないことがあると食ってかかり、やっつけようとする。相手を威圧し、屈服させて、引っ張り回そうとするのだ。これでは、だれもついてこない。政治主導が聞いて呆れる振る舞いだ。
「東電に乗り込んで怒鳴りつけるのはリーダーの仕事ではありません。たとえ東電の担当者に業を煮やしたとしても、その人たちを使って成果を挙げなければならないのです。彼らが上手に踊れるように笛を吹き、豚をおだてて木に登らせる。それがリーダーの仕事でしょう。“この人が言うのなら”と、みんなが精力的に働く環境をつくれないようではダメ。威張るのは首相の仕事ではありません」(浜矩子氏=前出)
きのう(24日)は、内閣府の被災者生活支援特別対策本部を訪問し、「みなさんの熱気が伝わってくる」「歴史的な仕事をしているとのプライドを持ち、頑張ってもらいたい」と激励していた。被災地が悲鳴を上げている中で、「熱気」も「歴史」もないだろう。職員は歴史のために仕事をしているわけではない。被災者のために汗を流す方策、方向を示すのが首相の役目なのだ。
豚を木に登らせることができない首相には、被災者の救援も東日本の復興も任せられない。
◆小沢ならゼネコンはあうんの呼吸で動く
民主党を見渡しても、「この人が言うのなら」と思わせる政治家はたったひとり、小沢一郎元代表だけである。
「党内には“小沢が言うなら”という議員が100人はいる。松木や原口が中心になって号令をかけ、1、2回生に担当エリアを割り振っていけば、ニーズを取り込みながら物資を供給するルートを整備するぐらい簡単でしょう。本気で支える人が少ない菅にはできない芸当です。手駒が限られる上、ミニ政党の時代が長かったから、人の使い方も知りません」(民主党関係者)
国民は、小沢の「政治とカネ」に不審を抱いているが、そんな小沢だから、東北復興のキーマンにもなれる。大車輪の活躍を期待できるのだ。
「岩手の小沢事務所は東北一帯の公共事業を仕切っていたのです。今こそ、その力を使えばいい。復興特命大臣でも任せれば、ゼネコンは小沢事務所に日参し、ボランティアでも何でもやりますよ。小沢元代表のためにガムシャラになって働けば、何も言わなくても“配慮”してもらえると思うからです。もちろん、今も現地では必死で再建、復興のために作業していると思います。しかし、民間企業は役所ではありません。経済的な合理性がなければ、動くに動けないときもあります。でも、小沢元代表なら、融通を利かせてくれる。あうんの呼吸が成り立つ。だから、安心して動けるのです。味方すらバッサリと切る菅首相の下では、ゼネコンは思い切って動けませんよ」(政治評論家・有馬晴海氏)
自民党の谷垣総裁に電話で入閣を要請するぐらいなら、小沢に頭を下げるべきだろう。
◆緊縮財政論者の菅は即刻退陣しろ
小沢だって中ぶらりんでは身動きできない。今は、くだらない強制起訴のせいで、党員資格を剥奪され、党内の会合にも出られないのだ。まずは、この処分を撤回し、真の挙党態勢を築くことだ。
「震災後に菅首相が小沢元代表を官邸に呼んだのは、手を借りたかったからでしょう。しかし、政治家としての人格否定=党員資格停止処分を継続しながら“協力しろ”は虫が良すぎる。言われた方は、お手並み拝見で沈黙するしかありません。菅首相が本気なら、小沢元代表に自由とポストを与え、思う存分に活躍してもらう態勢づくりを急ぐべきなのです」(有馬晴海氏=前出)
それができないのなら、首相を続ける資格はない。大震災の救済と復興はどんどん遅れてしまう。
「今は小沢さんしかいない」と、経済アナリストの菊池英博氏もこう言う。
「私は23日、参院予算委員会の公聴会で意見を述べてきた。東日本大震災の救済復興を考えれば3年間で、100兆円の大型補正が必要で、まず今年は30兆円規模を投入すべきです。しかし、菅首相にはそれができない。やる気もない。あの人は緊縮財政論者で、消費税増税の暴論を強行したがっている。政策転換を期待するのは不可能です。待てど暮らせど、大型財政出動の話にならない。だったら、即刻退陣してもらうしかありません。民主党そのものが菅首相を総辞職に追い込み、小沢さんを担ぐべきです。何もできない菅首相に頼って地獄を見続けるのか、それとも小沢さんに大政策転換を託すか、その分かれ目なのです」
結論はおのずと見えているのだ。
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