http://www.asyura2.com/11/senkyo110/msg/627.html
Tweet |
http://31634308.at.webry.info/201103/article_28.html
原発事故において、放射能や放射性物質の影響について「ただちに人体に影響はない」の言葉は、枝野の専売特許になってしまった。東電も保安院も、テレビの解説者も、御用学者も、さらに自治体の職員まで、全てこれに類した言い方をし出した。ただちには人体には影響がないと。
政府がご公認した言葉になってしまった。これほどいい加減な言葉はないのに! これほど誤魔化した言葉に国家がお墨付きを与えたのだから、他のものがいくら使っても怖くはない。しかし、この言葉は罪深い。聞くものにとって、命にどう係るかを一番知りたいのに、事実を報道しているようだが何も伝えていない。ある意味、最も悪質な言葉だ。
この「ただちに〜ない」という言葉は、これほどいい加減で、話すものにとっては都合の良い言葉はない。聞き手によっては、いろいろの解釈が出来る。1秒後なのか、1週間後なのか、1か月後、1年後なのかわからない。如何にも弁護士が使う用語で、これさえ言っておけば、後で言質を取られる心配がない。いくらでも言い訳出来る。余程強烈な放射能事故でもなければ、会見で「ただちに〜ない」を使っていれば、平気で躊躇いなく話せる。何せ国家が率先して使っているからだ。
私が記者なら、この「ただちに〜ない」の意味を執拗に質問して追及するだろう。もうこんないい加減な言葉は使えないようにしなければならない。東電で下請け会社の従業員の生命に係る事故が起こっても、「ただちに(影響はない)」を使えば免罪符になってしまう。また何をやっているのかさっぱり分からない保安院の会見で、原子炉近くの海から高濃度放射物質が検出されても、海流に流され薄まるので「ただちに人体には影響がない」という。
しばらくアップが無かったので心配していた「きっこのブログ」で「内部被曝の危険性:http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2011/03/post-35bf.html」の記事は、上記の」「ただちに〜ない」の出鱈目な言葉を否定してくれる。特に3号機の燃料に使われているプルトニウムの恐ろしさが書かれている。放射線はα線が最も被曝させる放射線で「プルトニウム239の「α線」はウラン235の3万8000倍だから、たった0.00005ミリグラムでも体内に入ったら終わりなのだ。」と書かれている。また半減期は2万4000年ということである。
このような事実を知っていて、この言葉を使うなら国家が犯している犯罪行為である。最近は、「ただちに〜ない」という言葉を聞くと嫌悪感と怒りが湧いてくるのは私だけであろうか?
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK110掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。