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菅総理が、暫くぶりに、会見に姿を現したように感じられた。二週間以上の事ではないだろうか。顔色は悪く、やつれた感じであった。余程の心労があり、夜も殆ど寝付けない日が続いているのだろう。
眠れない訳は、当然ながら、東日本大震災における、救済と復興、福島第一原発の処置が菅氏の能力をもって出来る限界を遥かに超えている事にあるのだろう。そしてもう一つ、自らが政治生命を失う危機にあることでは。
この大災難時にあって不謹慎ではあるが、後者の方が菅氏にとっては不眠の原因になっているような気がする。初めから、自分能力を超える総理の座になど就くべきではなかったのだ。
会見についても、特段注意を引く内容はなく、単なる、時間と労の無駄という印象だった。
今日の状況にあって、総理会見を行うのであるから、事態を打開する政策を国民に示し、国民、特に被災者の方々、そして、被災地で救援に携わる人々、原発で懸命の被害拡大防止作業に従事しているスタッフに、勇気と希望を抱いて頂く、強いメッセージを送らなければならないのに、そのような元気の出る言葉はなく、期待もしていなかったが、期待外れに終わった。
会見では、
放射性物質の食物や水などへの影響について、自治体と連携して確りモニタリングの強化を進め、得られた情報は、迅速に開示し、全てを国民の皆さんに、或いは国際社会に対しても透明性高く公開して来たとし、健康に及ぼす影響についても、確りと説明してきた、と述べ、
また、
政府が、全ての能力を発揮する姿勢で昼夜に関係なく全力を挙げていることを、ぜひ国民の皆様にもお伝えしたい。
と、訴えてはいたが、多くの国民は、見え透いた事と受け取っただろう。
そして、挙句は
記者からの、福島第一原発をめぐる政府の対応について、首相が住民へ出している避難指示は当初の3キロ圏内から10キロ、20キロと変わり、20キロ〜30キロが屋内退避となり、今日、20キロ〜30キロの屋内退避の人々に自主的な避難を要請したが、悪化する事態に対して政府の対応は後追いしている旨の質問に対し、
退避の範囲は、原子力発電所の状況や放射性物質が気候の関係も含め、何処にどう行くのかという予測し、各地域で得られたモニタリングの数値などに基づいて“原子力安全委員会が中心となってその専門家の皆さんの分析、判断”を頂いた上で、最終的に政府として退避の指示を出している。そういった“専門家のみなさんの判断を尊重した対応”で、これまでもあったし、これからもそうした姿勢で臨んでいきたいと答えた。
と、責任逃れともとれる発言に尽きた。日本国家、国民存亡の危機にあるとも考えら れるこの時に、余りにもお粗末な会見ではないだろうか。亡国の総理である。
菅氏自ずから、権力の座を降りる事は考えられない、よって、引き摺り下ろすしかない。多少の混乱はあるだろうが、情勢の躍進にはそれが望まれるのでは。
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