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日本最大の危機を招いたもの(下)
2011/3/22(火) 午後 4:28
震災を「天罰」とのたまった石原慎太郎氏が福島原発の応援に行ったレスキュー隊員に涙を流して感謝したそうだが、都知事選絡みのパフォーマンスとしても状況認識が甘すぎる。
首都圏核汚染の危険性は依然としてなくならず、三沢基地の米軍機は韓国に退避しはじめた。
日本の命運は原発の冷却装置復元に奮闘する「50人の決死隊」が握っており、自衛隊、消防隊による放水は時間稼ぎの域を出ない。
慎太郎さん、消防隊員への言葉遣いがをどうのこうのと難癖を付けている場合じゃない。まず自分の人間性を疑われる暴言を反省すべきだ。
韓国マスコミは「日本復旧に最低5年」と報じているが、原発被害が拡大すれば日本崩壊もありうる。
その視点から日本のもてる人的物的資源を総動員し、逼迫する国家予算を選択と集中で効率的に再配分する必要があろう。
自動販売機撤去、24時間営業制限など身近な所からエネルギーを節約するのは無論だが、より根本的には、穴だらけの安全保障、危機管理の総点検が避けられない。
原発被害は「想定外の危機」に全く無防備であることを白日の下に晒したが、「想定内の危機」に不必要な予算を費やし、足を引っ張られた部分がなかっただろうか。
例えば、原発周辺の瓦礫除去に急遽動員された74式戦車である。あれを見て多くの人が、無用な大砲など外して改良すべきと思ったに違いない。
そもそも冷戦終了で戦車などは無用の長物と化したにもかかわらず、だらだらと防衛予算に毎年計上されてきた。
その類の無駄な装備費用が防衛予算には実に多い。
「ソ連の脅威」に代わって「北朝鮮の危機」や「中国の危機」に対処することが新たな口実となったが、この種の「想定内の危機」は米産軍複合体と癒着した防衛族や防衛官僚の妄想で必要以上に膨らまされているのが偽らざる実態である。
日本にはもうその種の無駄に予算を浪費しながら、10数兆円もの復興費用を捻出し、新たな地震、津波、原発事故などに備える余裕はない。
どこを削り、どこに手厚く配分するか、民意はもう明らかであろう。
「北朝鮮の脅威」などは外交努力でいくらでも軽減できる。また、この種の脅威は神経質になるほど相手を刺激し、脅威を増す厄介な特性がある。
だが、自然災害はあらゆる事態に備えるしかない。中長期的な国土保全や街づくりとタイアップさせれば、オランダのように自然との豊かな共生が可能になる。
自然災害対策は最大限に、軍備は最小限に、である。
(新世紀人コメント)
今回の事態は、日本国民に国政選択の幅を強制的に狭めてくれた事になりましたね。
河さんの指摘はその事を言っていますね。
この有様で、チャイナとの尖閣を巡っての紛争拡大とか朝鮮半島有事に自衛隊も参戦とかそんな事を語り且つ実行する余裕は無いでしょう。
ましてあの菅直人にはまるで余裕はない筈だ。
仙谷が総理ならば国情がどうであろうと紛争・戦争をやることはあり得るでしょうが、仙谷総理はもうないでしょう。
米国も「極東のストレス」を「日本の地震原発大災害」が担ってくれたから、当面は朝鮮半島戦火の緊張を造り出す必要もなくなった。
今回の事態で、「日本コントロール」にエネルギーを注ぐ必要がなくなったのに等しいのです。
地震原発大災害と菅政権の二つによって日本は”お手上げ(フリーズ)”となりました。
対チャイナ包囲の為に日本をチャイナと仲たがいさせる必要があり、その為には朝鮮半島を緊張に追いやって、北朝鮮と韓国を使って日本を「軍事緊張に漬け込」む必要があったのですが、これを継続するには大きな費用がかかりました。
リビアに直接介入できない程に財政的に苦しいオバマ政権にとっては日本コントロールは頭の痛い課題だったでしょう。
今回の地震津波で原発災害も発生し、菅真空売国政権の効果も相まって日本をコントロールする為に今までのように費用をかける必要がなくなったのです。
ヒロシマ+ナガサキの惨状と言えましょう。これで日本はフリーズとなりました。
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