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原発封印を急ぐべし!
福島第一原子力発電所からは相変わらず放射性物質の漏えいが続いている。
なぜ、世界の物理学者たちがCNNを通じて提唱しているように、「砂、ホウ酸、コンクリート」を大量投下し、これ以上の危険の拡散を封印しないのか。
東京電力は中央制御室の空調や冷却水用ポンプの復旧作業を本格化させているというが、その間も人体や近海を含む周辺環境に危機的影響を及ぼす放射線がまき散らされている。
放水作業だけでは本質的な危険除去にはならない。
アメリカ政府は日本から1万5千人の職員とその家族をアメリカ本土に避難させる計画に着手した。
イギリスの「デイリーメイル」紙によれば、「日本ではすでに5人の作業員が死亡し、15人が損傷を受け、その他、多数が放射線被ばくした」とのこと。
現場では自衛隊、消防、警察など大勢が必死の鎮圧作業に取り組んでいるが、いったいいつまで彼らに犠牲を強いるのか。
枝野官房長官も「原発の廃棄は避けられない」と答えている。
ならば、これ以上の被害拡大を防ぐためにも、一刻も早く原発のコンクリート封印作業に取り組むべきではなかろうか。
http://ameblo.jp/hamada-kazuyuki/
原子力神話の崩壊
テーマ:ブログ
日本経団連の米倉弘昌会長は福島第1号原発の事故について、「千年に1度の津波に耐えているのは素晴らしいこと。原子力行政はもっと胸を張るべきだ」と発言。
さらに「事故は徐々に収束の方向に向かっている」とも述べている。
経団連副会長の職にある東京電力の清水正孝社長を励まそうとしたのかも知れないが、史上最悪の原発事故に世界中が固唾を飲んでいる時に、いくらなんでも「胸を張れ」はないだろう。
そもそも、政府も東京電力もこれだけ大きな原発事故であるにもかかわらず、それを過小評価しようと躍起になっているとしか思えない。
いたずらにパニックを煽ることは避けねばならないが、事態の危険性から目を遠ざけようと意図的に情報操作を繰り返すことは許されない。
地震大国でありながら、福島原発の場合は「マグニチュード7」までの耐久強度設計になっていた。
今回の「マグニチュード9」の巨大地震と大津波に遭遇し、「よく持ちこたえている」とも言えるが、本来の耐久レベルをはるかに超えているわけであるから、より深刻な「想定外の」事態が発生する可能性について、政府はきちんと説明し、周辺住民に対して避難手段を用意する責任があるがはずだ。
福島第1原発で採用されている「マーク1型格納容器」の危険性を指摘し、GEの原子力エンジニア3名が抗議の辞職に及んだことも隠されてきた。
アメリカも中国も早い段階で自国民への避難勧告や救出活動を行っているではないか。
欧州議会は「日本政府は事態収拾能力を失った」とまで報告している。
ロシアの諺を思い出す。
「楽観主義者とは経験不足な悲観論者のこと」。
根拠なき楽観論ほど危険なことはない。
ロシアのプーチン首相はシベリアへの放射能汚染の危機に言及。
NHKはじめ日本のメディアの報道ぶりと欧米のそれとの違いに愕然とさせられる毎日である。
原子力の安全神話がただの神話に過ぎなかった現実を直視すべきであろう。
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