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みんながズッコケた「震災対策」
http://gendai.net/articles/view/syakai/129542
2011年3月23日 掲載 :日刊ゲンダイ
一夜漬けでは限界
今まで大して関心がなかったくせに、突然「地震対策」を大々的に打ち出すなんて、タチの悪い便乗だ。
都知事選に立候補する東国原英夫・前宮崎県知事(53)と「ワタミ」の渡辺美樹・前会長(51)が22日、都庁で記者会見し、それぞれのマニフェストを発表した。共通するのは第一に「都市の地震対策強化」を挙げていること。東国原はマニフェストの表紙にわざわざ「強い東京」と明記、「災害に強い東京をつくっていく。都民の生命と財産を守る」とエラソーに語った。
「具体的な対策については、『学校や病院などの耐震化を進める』『携帯が一斉に通じなくなるのでインフラの整備』『人と人との絆を深める』などを自慢げに挙げていました。これには集まった記者もズッコケましたよ。当たり前のことを並べただけで、踏み込んだ対策が何ひとつありませんでした。東国原氏はしきりに『口蹄疫や鳥インフルなどの危機を経験した』と言うのですが、地震対策と何の関係があるのでしょうか? 『関心が高いから、とりあえず言ってみた』というのがミエミエでしたね」(都庁担当記者)
渡辺も明らかに付け焼き刃だ。2月の出馬会見では全く触れなかったのに、今回発表したマニフェストには冒頭3ページにわたって「都民の安心安全を守る」と打ち出している。こちらも中身はヒドい。「防災活動拠点の増加と備蓄の強化」「国や他県、警察、自衛隊との連携強化」「各家庭の携帯ラジオの常備化の推進」などを挙げているが、「当然のことだろう」「財源はどうするの?」と突っ込みを入れたくなる。
「地震対策は都知事選の争点のひとつ。それゆえ、具体的で都民の不安を解消してくれるものでないとダメです。一夜漬けで考えたものや、財源を示さずに『あれもやります、これもやります』と言うだけでは、すぐに見放されるでしょう。新人候補は甘く考えてはいけません」(政治評論家・浅川博忠氏)
票狙いの薄っぺらい対策なら、いっそ打ち出さないほうが身のためだ。
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