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今回の原発惨事の対応ほど菅直人の本性をむき出しにしたものはなかったのではないだろうか。
仮にも市民運動家を名乗っていた者が、国家の一大事だと声高にわめき散らし末端の東電職員、下請け作業員や自衛隊員に犠牲を強いる。確かに、国家の一大事には違いない。しかし、そのためには捨て石になれといわんばかりの態度は、戦前の旧軍部とほとんど変わらない。
市民運動は、第二次大戦の惨禍を経て、国民がまさにそのようなお国のために犠牲になるような事態を二度と繰り返さないという反省の上に成り立ってきたのではなかったか。それをこの似非市民運動家は、国家のためだと絶叫し何の具体策もないまま民間人、自衛隊員を特攻させた。その姿は、インパール作戦を始めとする無謀な作戦で尊い命を第二次大戦で消耗させた旧軍部と二重写しになる。
菅直人は、現場の人々一人一人の人生や妻、子供、家族を目に浮かべ、自分の決断がどのような負担を強いるのか真剣に悩み、苦しんだのか。これだけの負担を強いるには、最高意思決定者してその権限への畏れと深い内省を持って懊悩し尽くした決断があってしかるべきだ。しかし、この菅直人という似非市民運動家には、そのように苦悩した形跡はない。その視線は、国家どころか自分の評判と内閣の維持にのみ注がれ、市民運動家なら真っ先に慮るべき地位も権限ない普通の人々のことが全く視界に入ってこない。
人間の本性は、危機の時にむき出しになる。そしてむき出しにされたのは、自身の保身にだけに走り、他人への思いやりや優しさを全く持たない怪物のような醜い権力者の本性であった。
この怪物は、これからも自身の生存だけを最優先に行動を続けだろう。被災者の視察、活躍した消防隊員/自衛隊員の前では涙もするだろう、ほうれん草をカイワレよろしく食べもするだろう。しかし、怪物は怪物である。我々は、この非常事態に最高権力者の地位に鎮座してしまったこの怪物をどうすべきか重い課題を突きつけられている。
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