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http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42724227.html
日本最大の危機を招いたもの(上)
2011/3/18(金) 午前 11:57
日本は今、危機存亡の最中にある。ここ数日間が山だろう。
福島第1原発6基のメルトダウン(全炉心溶融)が始まり、首都圏に退避勧告が出された時、巨額の財政赤字など自民党長期政権時代の膿が一挙に噴き出し、この国は事実上、終わる。
日本人も在日もない。
人生初めて地震の恐怖を実感したが、実は11日以降、東京の一角に住み日本社会と運命を共有するものとして、それに劣らぬ脅威、ある意味で、それ以上の脅威に、私の神経はピリピリと擦り切れそうになっている。
地震と津波は自然災害である。
「想定外」との言い訳は、つまるところ人間は自然の前には非力だと脱帽しているのである。
傲慢をかなぐり捨て、被災者救援と復興に全力を挙げ、同時に、何が必要で何が欠けているか、無駄な部分はなかったか、総点検する機会にすべきであろう。
自衛隊が被災地で活躍しているのは心強い限りであるが、救援活動に必要な機材や装備が決定的に欠けている。ミサイル、戦闘機、戦車などは使い物にならない。
一部に米軍に期待を寄せる向きがあるが、戦闘を主目的に編成されており、自ずと限界がある。
特に、最大の危機として浮上している福島原発事故に対してしかるべき役割を果たせないでいることは意外であり、日本の危機管理体制の本質的な弱点を垣間見せた。
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42716628.html
従来、日本への脅威として北朝鮮、中国などが挙げられ、日米同盟強化や軍備拡張に多大の予算を投じてきたが、現時点で、地震や原発事故以上に北朝鮮や中国を脅威と感じている人は何人もいまい。
実際、両国とも本当に日本に敵意を持っているなら、今を好機に軍事手圧力を強めるはずだが、反対に、日本への支援を表明している。
真の脅威とは何かを教訓的に示しているではないか。
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42727712.html
日本最大の危機を招いたもの(中)
2011/3/19(土) 午後 4:33
「10メートル以上の津波は想定していなかった」(小森東電常務:原発担当)が、福島第1原発(全6基)のメルトダウン(全炉心溶融)→首都圏核汚染と日本を危機存亡の瀬戸際に立たせている原因を間接的に物語っている。
想定外の事態に迅速機敏に対応することに真の危機管理があるが、東電経営陣は半パニックになり、情報も開示せずに右往左往し、責任逃れに終始した。
非常用発電機が使えないことが分かった時点で、「電源復旧」に全力を挙げ、海水注入など適切な冷却措置を取っていれば水素爆発などを防ぐことが可能だったはずである。
もたついている間に原子炉建屋の爆発、高レベル放射性物質の放出、使用済み核燃料プールの沸騰などが同時多発的に発生し、手に負えなくなって16日に枝野官房長官を通して作業員の一時待避を発表したが、無責任きわまる。
患者を置き去りにして自分だけ逃げ、21人の入院患者を死亡させた噴飯モノの双葉病院長とどこが違うのだろうか。
その意味で原発事故は人災である。
同じ愚を繰り返さないためにも、「世界一安全」などと手前味噌の安全神話の上に胡坐をかいていた東電経営陣の責任がいずれ厳しく問われなければならないだろう。
東電経営陣を叱責し、「危険を覚悟で対応に当たれ」と檄を飛ばしたのは菅直人首相であった。それ以降、官邸主導で放水・冷却作戦が始動し、自衛隊、消防隊、警察隊の特殊車両が次々と投入された。
経済、外交では鈍菅と酷評される菅首相だが、理系出身の強みを活かし、それなりにリーダーシップを発揮しているのは評価できる。
しかし、初動の遅れから事態は日本で思われているよりも深刻化し、IAEAはスリーマイル島原発事故と同レベルの5に危険度を上げた。首都圏核汚染の危険性が高まったのであるが、依然として効果的な対策が打たれているとは言いがたい。
あらゆるところから放水車をかき集めて破損した建屋に放水し、炉心過熱と燃料棒の一部溶融を抑えようとしているが、効果の程はやってみないとわからない。一か八かの賭けである。
現時点で日本の命綱は、強い放射線をマスクや防護服で防ぎながら冷却作業と電源復活に奮闘している50人の作業員である。
17日付のスイス紙ブリックは50人の作業員を「真っ暗闇の中、酸素ボンベを担いで火災や爆発の危険を抱えながら作業しているヒーロー」と称賛し、16日付ニューヨーク・タイムズも「「日本を核の大惨事から救う最後の頼みの綱」と伝えた。
それなりに英雄談だが、1億3千万人の運命が50人の決死隊の働きに左右される状況は、尋常ではない。
そこには北朝鮮の脅威や中国の脅威にずれ、真の脅威に対して穴だらけの日本の安全保障や危機管理の本質的な弱点が透けて見える。
(新世紀人コメント)
空き缶と倒電ではズッコケコンビでしかない。
それに、不思議なのは財界だ。
米倉はTPPにはやけに熱心で米国人の様な有様だが、政府のや東電の対応に注文も提言も出来ない。やはりこいつ等も空き缶であり、頭が真空である事が明らかになった。
それにしても現場の日本人は確かだ。本当に有難う。
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