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孫崎享:米軍は日本を守らない。福島原発危機で露見した「自分の国を守るのは自国の軍」という事実
http://www.asyura2.com/11/senkyo110/msg/370.html
投稿者 クルテクと森の仲間たち 日時 2011 年 3 月 21 日 09:45:14: Z7xl4Cth248vg
 

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「日本の安全は米軍が守っている」というのは幻想。
福島原発危機で「自分の国を守るのは自分の国の軍であり外国の軍でない」という単純
な事実が浮き彫りになった。
我々はこの事実に基づき日本の安全保障の在り方を考えるべきと思う。
1969年外務省の幹部が集まり「在日米軍基地は逐次縮小・整理し自衛隊がこれを引
き継ぐ」という『我が国の外交政策大綱』を作成した。その精神は今日も有効と思う。

                               孫崎 享
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孫崎享(まごさき・うける、1943年 - )は、日本の元外交官、元防衛大学校教授、
作家。外務省国際情報局長時代は各国情報機関と積極的に交流。対米従属に警鐘を鳴ら
し、日米軍事同盟の相対化と自主防衛の強化を説いてきた。親米派が主流の外務省では
、比較的異色の論客。(Wikipedia)

2011年3月20日の孫崎享氏のツイッターをまとめました。
http://twitter.com/magosaki_ukeru


■自衛隊と米軍1〜6のまとめ

 今回の福島原発の危機をめぐり、単純な事実が浮き彫りに。

 自衛隊は日本という社会・国を守るために、個人の犠牲が想定される時でも任務のた
めに動く組織であること。

 そして米国は自己の利益を考え、危機に必ずしも前線に出るとは限らないこと。

 後者についていえば、米国はオバマ大統領以下、福島原発の危機を深刻に考え、大惨
事が起こる可能性が十分高いとみた。そのレベルは日本の多くの人の考えるレベルを超
える。自らデータ収集のために原発上空を飛んだ。米軍450人放射線事故専門部隊、
日本へ派遣したと伝えられた(今何処で何してる?)。 米軍放水車両を東電に貸与した
。防護服を東電に提供した。

 しかし、福島原発の危機を解消する現場の作業に一人の米軍兵も参加していない(注
:「最終段階では米軍が出る」という報道は存在)。
 
 逆に軍事船舶の一部を東日本から西日本に移動させ、ヘリを三沢(目的は被災地支援
なので該当しないとされる可能性あり)に移動させる等危機から遠ざかる姿勢を示した
。米軍人家族は自主避難(費用米政府負担)を実施した。

 私は別に米国を非難するのではない。当然の行動である。

 しかし、この事実は現在日本の安全保障の中心の人々が 「日本の安全は米軍が守っ
ている」の幻想と一致しない。

 私は尖閣諸島で日中の武力紛争時、米軍は出てこないと主張してきた。今回、当然な
事実、「自分の国を守るのは自分の国の軍であり外国の軍でない」ということを示した

 我々はこの事実に基づき日本の安全保障の在り方を考えるべきと思う。1969年外
務省の幹部が集まり「在日米軍基地は逐次縮小・整理し自衛隊がこれを引き継ぐ」とい
う『我が国の外交政策大綱』を作成した。その精神は今日も有効と思う。

 福島原発をめぐり、自衛隊と米軍の各々の動きを見ることが日本の安全保障の今後を
考えるヒントを与えてくれる。


まござき・うける 1943年生まれ 元外務省 
著書:「日本人のための戦略的思考入門](日本人は何故戦略に弱いか。現代の軍事・経
営戦略と孫子などの古典との関係。日本のとるべき戦略を考察)、「情報と外交」(情
報を「10の原則」に分類し、各々に外務省時代の経験を入れ説明)「日米同盟の正体
」(日本の安全保障政策は米国戦略に一体化され、自衛隊海外展開へ。何が問題か)
 

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コメント
 
01. 2011年3月21日 09:48:03: o4BTbBgVik
関連

★孫崎享:福島原発危機「自衛隊の行動が無ければ東京は人が住めない地になっていた」http://www.asyura2.com/11/senkyo110/msg/347.html


02. 2011年3月21日 09:58:01: rWmc8odQao
森ゆうこ氏
「延期していた中央公聴会も3月23日に。会派として菊池英博氏と孫崎享氏を公述人に推薦した。」
https://twitter.com/#!/moriyukogiin/status/49481858290958337

2011年度予算の採決の前に、専門家の意見を聞く会ですね。
2人ともいい人選です。さすが。
菊池氏、孫崎氏、どちらも選ばれるといいですね。選ばれたらどんどん忌憚のない意見を言ってほしいと思います。


03. 2011年3月21日 10:25:10: AdKaaFvNBE

【 タヌキ腹組 工作員見習“ぽんぽこ”の お節介な怪説・笑説 】

 米国は、原発事故が【ただちに米国内に影響を及ぼさない】と
判断してるんだろう。
 最小の出費で、最大の「抑止力」効果がでれば O K !


04. 2011年3月21日 10:54:47: KHiatHwbCg
至極まっとうな事を言う人ですね。

>「日本の安全は米軍が守っている」というのは幻想。
というのは、まさにその通りだと思う。
「アメリカと、日本の利益が一致する時」のみ、
日本の安全が米軍によって保障されると考えた方が良い。

アメリカの利益に一致しなければ、
米軍は、一友好国としての、一般的な協力しかしない。
それがたとえ日本の安全にとって最も危機的な局面だとしても・・・。

例えば、ネト○○が妄想するように、中国が実際に日本に攻めてきたとしよう。
つまり、「核ミサイル等を飛ばして、日本本土を狙ってきたとしよう。」
アメリカは、中国に報復として、攻撃するだろうか?

答えは、「その時における中国とアメリカの関係次第」である。

中国に攻撃することが、アメリカの利益と一致しなければ、
たとえ日本全土が焦土と化そうとも、中国に攻撃することはない。
それどころか、(色々情報操作した後で)中国側に加担する可能性すらある。

まぁ、上記のようなアホな妄想しても仕方ないが、
日本とアメリカの安全保障上の関係は、もともとそういう関係なのだけは事実であるのだから、
つまり、平たく言えば、一友好国としての協力関係以上のものではないのであるから、

毎年膨大な思いやり予算などは即刻廃止すべきだし、
「在日米軍基地は逐次縮小・整理し(完全になくす必要はない)、自衛隊がこれを引き継ぐ」
のが良い。
日本の安全を保障などしてくれない米軍に対して、過剰なお布施は本来必要ないのだ。
ネト○○は、「アメリカなしに、日本の安全をどうやって守るんだ!?」みたいなことを言う、
○○という本来のネーミングの意味するところとは似ても似つかぬことを言い出す輩がいるが、答えは簡単。
「自国の安全は、基本的には、自国の軍隊、またはそれに準じるもので守る。」に決まっている。
自国だけではどうにもならない場合等に、国際社会や友好国に協力を要請するのだ。
また、国際社会や友好国は、そこに正義がある限り、協力を要請されずとも、友好国としての範囲内で協力してくれる。

従って、日本の安全を守るために、日本がどうしようが、アメリカにとやかく言われる筋合いはない。
アメリカの軍事行動に、日本が口を出すことはないだろ?それと同じことを、アメリカにも求めてよい。

アメリカとは、単に「世界で最も親しい友好国」としての関係意外必要ない。


05. 2011年3月21日 12:36:20: 3agGQPqCIU

福島原発大事故の問題解決は、日本が総力をあげてやる。

日本がやれず、米軍などにまかせれば、日本国債が暴落してしまう。

国際金融動物が、「日本売り」を全面的に仕掛けてくる。

現在とは、日本の敵である、国際金融動物との戦争なのである。


06. 2011年3月21日 17:29:09: xoEYtZuuk6
親米○○なんて、はるか昔の冷戦構造時代の遺物。もはや存在そのものが奇形でしかない。
人間の屑でしかない。屑は廃棄物処理場に捨てて処分するんだな。

07. 2011年3月21日 21:02:48: 6wct8lTid6

2011年03月18日日銀の円売りで一息ついた投機筋

日銀は円売り介入および10兆円を超える資金供給で、円を調達出来なくて、アップアップしていた外人投機筋を救済していますが、この救済で投機筋は次の円買い資金を得たことになり、日銀は敵に塩を送った事になります。

勿論、急激な円高が止まり、輸出企業は一息ついていますが、円高の怖さを目の当たりにして、一刻も早く外国に移転しなくてはいけないと企業は判断した筈です。

『膨大な塩』がどのような形で日本円に戻ってくるか、見ものだと言えます。


http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/?p=6

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大震災は「大きな打撃」だが日本株買いの機会=バフェット氏

2011年 03月 21日 13:14 JST

[大邱(韓国) 21日 ロイター] 訪韓中の米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は21日、東日本大震災は「大きな打撃」だが、震災は日本株を「買う機会」との見方を示した。記者団に対して述べた。

 同氏は現在、バークシャー・ハザウェイが所有するイスラエル企業の子会社が経営する工場の起工式に出席するため、韓国を訪問している。

http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-20146920110321

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08. 2011年3月21日 21:19:35: 6wct8lTid6

米軍の人道支援、放射線の脅威や言葉の壁で難航

2011年 3月 21日 17:25 JST

 【仙台駐屯地】3月11日以降日本に相次いで降りかかっている災難によって、米軍の援助活動は困難を極めている。日本政府との協調体制や過酷な天候、放射線への脅威が人道的任務を阻む要因となっている。


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Associated Press

支援準備のためキャンプ富士から山形県の陸上自衛隊神町駐屯地に到着した米海兵隊(18日)

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 昨年のハイチ地震をはじめ、米軍による被災地での援助活動は日常任務の1つだ。多くの在日米軍部隊を動員した日本の被災地支援活動、通称「トモダチ作戦」では、すでに数トン分の支援物資や機器を被害が最も甚大だった地域に送り届けているが、マグニチュード9.0の巨大地震とそれに伴う津波に加え、次々と拡大していく原子力発電所の危機がとりわけ米軍の支援任務に重くのしかかっている。

 米海兵隊の人道支援調査チーム(HAST)は、地震発生当日の直後に既に在沖縄米軍基地を離れ、北へと向かった。配備の通告からわずか数時間後には、準備万端で東京郊外の横田空軍基地に到着し、待機していた。だが、最初の一団となる4チームが東北地方に派兵されたのは16日になってからだ。その後も、日本の他の地域から輸送されてきた救援用の食料とともに、飲料水の入った数個の積み荷を横田基地から空輸するだけにとどまっていた。

 現地入りが遅れた理由の1つは、HASTチームの第一団が横田基地駐機所で空軍輸送機での出動に向けて待機するなか、放射線検出器を搭載した米空軍特別機が不具合を起こした福島原発の2基の原子炉上空付近の飛行を終え、滑走路に戻ってきていたためとみられる。

 米軍飛行士の一人の言葉によると、特別機は「hot」だったという。「hot」とは、放射線が検出されたことを意味する米軍用語だ。

 米軍の注意は2つの別々の任務へと向けられていた。1つは広く報道されている人道支援活動で、もう1つは福島原発の放射線漏れの程度をひそかに調査することだった。

 水などの供給物資を積んだ米海軍のKC-130J 輸送機が20日、仙台空港に到着し、支援活動はようやく軌道に乗り始めた。地震で封鎖されて以来、同空港に飛行機が降り立ったのは今回が初めて。

 さらに、厚木海軍基地からも18パレット分の衣服と2パレット分の食料品を積載した4機の輸送ヘリが、岩手県沿岸部の自衛隊山田分屯基地に向けて飛び立った。また輸送ヘリ6機が19日、約1万2000リットル分の灯油を仙台北部の物流拠点に輸送した。

 自衛隊仙台駐屯地で救援活動の指揮を執る第3海兵機動展開部隊前方司令官、グレッグ・ティンバーレイク大佐は17日、活動の遅れに対するいら立ちをあらわにした。大佐は、原発危機があろうとなかろうと援助活動を続けると主張し、「さらに多くの水や毛布、食料品の準備が整い次第、輸送する見込みだ」と述べた。

 仙台駐屯地は放射線漏れが発生している原発からわずか80キロ北部に位置している。最初に派兵された海兵部隊は、標準仕様の防寒着や断熱ブーツなど予期せぬ豪雪に対する備えが不足していた。だが、携帯式放射線検出器や呼吸装置付きの全身防護服、被ばくによる甲状腺障害の予防に備えた大量のヨウ化カリウム在庫など放射線に備えた装備は万全だった。

 仙台駐屯地の米海兵部隊本部室の壁に貼った日本地図には、福島原発から約80キロの飛行禁止区域に赤い丸印が付けられている。駐屯地建物の通路に急きょ設置された「戦闘司令室」の雰囲気は緊張感でいっぱいだった。

 原発危機の拡大にともなうストレスの高まりを示す一例が、自衛隊との作業調整を手伝っている米軍将校の一人が、共同作業に関する話し合いの最中に目に涙を溜めていたことだ。同将校は両軍はおおむね同じ意識を持っていると述べた。だが、その他の米日両軍関係筋によると、両軍は密接な同盟関係にあるにもかかわらず、言葉や手順、文化の違いが予期せぬ大きな障壁となっているという。

 だがそうした裏では、メルトダウン(炉心溶融)の回避に向けて、米日がハイレベルの協調体制を敷いている。 

 米オバマ政権が専門家を派遣し、助言を提供しているほか、米軍も露出した燃料棒の冷却に有効な機器を自衛隊に貸し出している。だが、こうした米国の原子力専門家の派遣をはじめとする原発に関する両国の協調的な取り組みは、人道支援のトモダチ作戦とは別に行われている。

 米海軍第7艦隊の司令官、スコット・バン・バスカーク海軍中将は20日、ソーシャル・ネットワーキング・サイト(SNS)「フェイスブック」の書き込みで、メルトダウンの脅威のなか人道支援活動を実施する難しさを指摘した。

 「われわれは放射能汚染の現実に向き合わなければならない困難な状況で、巨大な規模の災害に対処している。そのため計画策定や任務遂行は難航している。だが、隊員の健康を危険に陥れることなく、この危機を管理・軽減できる能力がわれわれにはあると日に日に確信を深めている」

記者: Chester Dawson

http://jp.wsj.com/Japan/node_205812


09. 2011年3月22日 10:24:05: GIc431ZUo6
アメリカの本当の姿が、さらされてよかったと思う。
こうした事実を踏まえて、もう日米安保なんていうバカらしい
たわごとから離れられたら、と切に思う。

10. 2011年3月22日 23:51:08: oTXb1pTOzE
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110322/stt11032214040005-n1.htm
要請してないから出てきてないだけでは?

自衛隊や東京消防庁に放射能対策専門部隊はないから、米軍にさせるべき…廃炉にする気がなかったから、依頼しなかったって話がありますが…とんでもないこと。


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