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「平成の開国」が「放射能の開国」菅直人の名は永遠に 実質仙谷政権のはじまりか?
2011年03月19日 | 日記 :世相を斬る あいば達也
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/4ba716adda726f8da533a655e993f4b8
もう菅直人政権は会見を開く状況ではないのが現実だ、聞くに堪えられん。東電福島原発で万策尽きている。陰謀論的に憶測すれば、D・ロックフェラー配下のシティーバンク、それに連なる仙谷由人人脈による政権乗っ取りが表面化してきた。あくまで憶測だが、実質仙谷政権のはじまりを思わせる。
明日の菅直人の鳩山・小沢・前原が会談の意味するところは、今さら元党代表の知恵を借りる等と云う甘っちょろいセレモニー会談ではないのだろう。菅が窮状を訴え、小沢一郎の力を借りようと、鳩山と前原は出汁に使われたに過ぎないと判断すべきだ。
そういえば、小沢一郎は「党員資格停止中」蟄居謹慎の身分だよな。畏れ多くて、とても日本国の内閣総理大臣に具申など出来るはずもない。(笑) 菅が単に表向き通り相談するだけか、窮状を訴え挙党一致を宣言するのか、或る勢力からトンデモナイ脅しを受けていると訴えるのか判断がつかない。
「挙党一致」を一足飛びに「挙国一致」の方向に舵を切りたいと泣きつくのか、定かではない。ただ、閣僚数の増加や仙谷の官房副長官起用などを時系列に観察すると、単なる政治的テクニカルと異なる事態が水面下で起きているとみるべきだろう。
産経によると自民党の大島副総裁に震災対策担当相への起用を打診、国民新党の亀井静香代表の副総理格での起用や仙谷由人官房副長官の入閣を検討しているという。大島が八戸出身であることに目をつけたようだが、震災対策担当相等と云う危険極まりない大臣を引き受ける筈もない。おそらく仙谷の入れ知恵だろうが、ババを誰かに押し付ける姑息な戦術そのものだ。
ただ、国士である亀井や小沢は、自己保身を省みず、菅や仙谷の口車にも「百術は一誠にしかず」の精神で閣僚を受けたり、全面協力し、縁の下の力持ちに徹する可能性は捨てきれない。菅と仙谷は亀井・小沢の誠実さを利用する可能性は高い。それを知った上で、この二人は国士の道を選択する事もあるだろう。大島も選挙区を思うと、むげに断れない弱味はある。小沢の岩手選挙区も菅らの姑息な狙いと重なっているのかもしれない。
仮に単なる儀礼的会談なら、こんな緊急時に開催すること自体がナンセンスになる。 今回の原発事故は天災というより、市場原理主義に徹した合理性の追求の結果だと思わずにはいられない。東電と云う電力独占企業が新潟と福島県、中越地方?と東北地方に原発を建設し発電をし、東京中心に送電していた。この事自体、筆者は東京の人間として福島の人々に申し訳ない気分である。その気分を棚に上げるわけではないが、東京電力と云う独占企業であるにも拘わらず、彼等が徹底した無駄排除、合理主義に徹した結果、二重三重にすべきリスク回避の建設理念やランニングコスト削減精神が命取りになった現実を見ることになった。
これは市場原理主義、合理主義の負の遺産だと云う事肝に銘ずるべきである。つまり合理主義のカンバン方式(ジャストインタイム生産システム)の脆弱性を見せつけられた思いである。 実は日本の雇用が世界で一番自慢出来ていたのは「終身雇用」「年功序列」の二つだ。
勿論市場原理主義から批判させれば、重大な欠点雇用方式である。しかし、それによって生まれる企業へのロイヤリティーや経営の懐の深さがイザと云う時には糊代として有効に働くシステムは、案外世界一のシステムだったのかもしれない。経済学者の多くは笑うだろうが、糊代のない経営方針は怖くて見ていられない。
つまり、日々切迫経営をしているのだから、市場原理に基づいたシステムは、今回のようなアンビリーバブルな事象が起きると脆くも壊れる。被災地であれ、都会のスーパー、コンビニにであれ、ポスシステムでキチキチの在庫管理ジャストインタイムをしているから、プログラムと異なる購買現象が起きると、一発でパンクする。被災地への物流体制もジャストインタイムシステムの管理体制とトラック運転手の過酷労働に支えられた、薄っぺらな経営理念に裏づけられていることが証明された。このシステムが今後も主流である限り、イザと云う出来事が起きるたびに、同様の人災的問題を惹き起こすのだろう。
また筆者お得意の横道に逸れた。(笑)それにしても、少々筆者の妄想陰謀論に合致しない状況も生まれている。それが米国の菅政権の原発処理対応への苛立ちだ。たしかに、グーグルマップなどを見ていると、放射線の拡散シュミレーションは基本的に偏西風に乗るので、ハワイへカリフォルニアへとなびいている。このシュミレーションを見たら、西海岸のティーパーティグループ等は気が狂わんばかりに怒るだろう。変質的白人主義者が怒りだすのは判る。(笑)
しかし、オバマ大統領が怒っているとは限らない。ただ、クリントンおばさんは怒っている。「日本政府は信用できない(菅は信用できない)」ニューヨークタイムズにリークしたのかどうか判らんが、原発事故発生直後に原子炉冷却剤と専門家の派遣支援を打診したが、それを菅が断った経緯があるようだ。原子炉冷却剤イコール「廃炉」が前提なので、先ずは断ったのだろうが、今となっては廃炉は決定的である。日本での原発開発そのものが2〜30年凍結される事は容易に想像できる。
クリントン国務長官は一期で辞任すると数日前に明言、ほとほと疲れ果てたようである。いまさら寵愛を受けているからといってD・ロックフェラーの傘下に居ることに疲れ果てた可能性がある。つまり、大統領への野望を捨てた瞬間から、戦争屋系の使い走りのリーダーから降りると宣言したのだろう。クリントン国務長官の今後がどうなるか別にして、彼女が戦争屋系から脱出を試みるとなると、日本の政治に戦争屋グループが直接指示が出せるシステム構築に乗り出す可能性は大いにある。それが仙谷由人である疑いは非常に高い。しかし、断定も出来ない。
党員資格停止・蟄居謹慎の小沢一郎と菅直人の会談以降、菅政権に何が起きるのか、ここは注意深く観察する必要があることだけは事実だ。復興に向けてのアドバイスだけなら、単なる無駄話と変わらない。菅を頭に据えて、日本再興のイメージは、何度夢に描こうと試みたが胡散霧消、煙も出ないうちに深い眠りに就いてしまう。日本人で菅直人の陣頭指揮で災害復興がなされる夢は伸子夫人も見ることは出来ないのではないのだろうか?
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