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臨時増税は大罪、今こそ政府紙幣を発行せよ!
http://www.asyura2.com/11/senkyo110/msg/233.html
投稿者 賢人 日時 2011 年 3 月 18 日 09:18:00: pWvp0Z7S3upAk
 

※別スレッドに10兆円規模の復興国債を日銀が受け入れたようですが、
 それでも足りないことを想定して提言等をいたします。
 というより新規国債より断然有効な対案です。
 政府は一体何を考えているのだ。

3月11日午後2時46分、東北太平洋沖で発生した大地震、それによって発生した大津波、火災等々によって多くの被災者が途方もない生活を余儀なくされ、また尊い命が奪われた。その大災害をこれ幸いと自民党の谷垣は13日に臨時増税を持ち出した。これが何を意味するかよく理解してほしい。

自民党は災害復興の為の臨時増税と銘打って事実上の消費税引き上げを目論んでいる。今回の法案作成によって来年度までと時限立法を制定したとしても、既存の法案には2012年度4月までに税制抜本改革案を取りまとめることが国会を通っている。つまり、今回の臨時増税に消費税が盛り込まれれば事実上それも早ければ来年度中に消費税を引き上げられ、大増税の始まりを意味する。このような姑息なことを未だに苦しんでいる被災者がいる中で堂々と主張しているのだ。これは弱者は合法的に抹殺すると言うものに他ならない。我々はこの愚考、愚策、策略によって殺されるのだ。

思い返せば自民党の歴史は日本の戦後復興に一役買っていたことは事実であるがしかし、その背後には尊い犠牲もまた生まれていた。激動の昭和史の混乱にはいつも弱者が犠牲となっていた。アメリカの言いなりとなって小さな町工場は閉鎖に追い込まれたことも事実。涙が溢れながらも自社看板が大企業に吸収されて失われた工場もある。数え切れぬ負の歴史である。

されど我が日本は戦後という焼け野原から復興を果たす過程には、希望がありそれが原動力となっていたはずだ。我々は明日を見ていたい。そういう想いによって悲しみを乗り越えてきた筈だ。それを奪おうとしているのは自民党である。自民党は何ら反省することなく、また一昨年の総選挙大敗から何も学ぼうとはせず、天災を食い物にしている。我々は今こそその姿勢にレッドカードを突き出さなくてはならない。

ただ、その前に民主主義という、ある意味では平和的なルールの中で物事を先んじて進ませなくてはならず、また我々の命も守らなくてはならない。自然災害には勝てなくとも人為的な障害は乗り越えられるはずだ。そこで、臨時増税と言う弱者を糧にするような悪魔のような愚策ではなく、命を繋ぐ対案を突きつけたい。

その対案とは今こそ政府紙幣を発行すべき時であると言うものだ。元々デフレギャップが50兆円存在する。その政府紙幣を50兆円紙切れ1枚発行し、それを未曾有の天災からの復興財源とすべきである。既に与党である民主党には提案しており、須らく決断するであろう。その決断こそが我々を希望に変える原動力の一つとしたい。その為にはどのように使われるかも注視して監督していこうではないか。

日本国民よ、今こそ目覚めよ。
弱者は決して無力ではない。
我々が団結すれば政治を変えられる。  

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コメント
 
01. 賢人 2011年3月18日 09:35:15: pWvp0Z7S3upAk : tTs3MRoEnw
いま思えば新規国債発行は消費税を増税するための口実だ。国債がこれ以上増えれば増税したほうが良いという風潮になる。これは腐った政治家のわなと言えよう。自民党や財務官僚の差し金だ。勿論、菅政権はそのベクトルで位置している。

また、増税は避けて通れないのではない。避ける方法を模索しなければならない。その先に行政改革があるのだ。それなのにその方法を選ばず姑息な手段に出るとは、よほどの悪魔に取り憑かれていると言えよう。

また、新規国債と政府紙幣は同じルートを通る。結局は国債を新規に発行するのも政府紙幣を1枚発行するのも、日銀を介することになる。であれば未曾有の天災から復興するために例外的に政府紙幣を発行するべきだ。こちらのほうが、国債手形を発行する手間も省ける。紙幣の製造にはコストもかかるが22年度の補正予算で賄える。こちらのほうが利口ではないか。元より金入りとなるのは復興に着手してからだ。政府紙幣は1枚にしか過ぎないのだから、今から発行する手続きをとれば順次発行できる。

私は怒りに満ちている。


02. 2011年3月18日 10:05:39: i7CGvypOTw
>>01
> 結局は国債を新規に発行するのも政府紙幣を1枚発行するのも、日銀を介することになる。であれば未曾有の天災から復興するために例外的に政府紙幣を発行するべきだ。こちらのほうが、国債手形を発行する手間も省ける。

国債手形を発行する手間は、国債50兆円の紙切れ1枚発行で済むはずで、政府紙幣を1枚発行する手間と同じ筈。
それ故、わざわざ政府紙幣を50兆円紙切れ1枚発行にこだわるのか理解できない。

政府は国債50兆円の紙切れ1枚を発行し、銀行はそれを小分けして買い取る、日銀は市中から国債50兆円を買い取れば良いはずで、政府紙幣を持ち出す必要はない。
全ては、政府、日銀、市中銀行のコンピューター上の数値のやり取りで済む。


03. 賢人 2011年3月18日 10:12:21: pWvp0Z7S3upAk : tTs3MRoEnw
国債手形と政府紙幣の指摘はありがたく頂戴するが、国債発行は借金を増発することに他ならず、それは早期増税を意味する。であるなら紙幣を増刷することができる政府紙幣を発行するのが筋だろう。そう指摘しているのだ。

04. 2011年3月18日 10:47:23: PPAJr6WqwQ
>>03さんへ

負債という会計処理をとるか、収入という会計処理をとるかの違いにすぎない。
実質的には同じことだ。
どちらも日銀券(流通紙幣・信用貨幣)を作り出している。

しかし、国債という負債の形にしておけば、それは一方で民間にとっては資産であるから、国債の売りオペで貨幣の流通量を制限できる。
政府紙幣の場合も理屈は同じだが、政府紙幣は流通性がないので今度は政府紙幣を買い取る民間がないから、金融調整ができない。

だから国債の発行が良いのである。

国にとっての借金という概念の理解が間違ってる。


05. 2011年3月18日 12:51:34: FHJXySaPoI
国債の売りオペで貨幣の流通量は、使う人が限定されてしまう
しかし、政府紙幣は、限定されなく、より良き社会の発展に貢献する。
 今、一番の問題はユダヤ国際金融の悪行でしょう。このテロリストを
無視する事が、全ての災害を引き起こす。天は許さないからである。
このテロ問題を無視しているから、地震と言う天罰が起きたでしょう・
又、地震を起こそうと考えている。
 国際連合の地下に核爆弾も取り除かなければならないし、更に過去のテロ犯罪の軍事裁判、過去の連合国が行った植民地支配における残虐な支配等、沢山垢が詰まれているでしょう。もっと大きな災害が起きてから遅いと言う事である。
 この地震が起きる前にもかなりの前兆があった事を忘れてはならない。
 

06. 賢人 2011年3月18日 12:56:29: pWvp0Z7S3upAk : tTs3MRoEnw
>>04
>政府紙幣の場合も理屈は同じだが、政府紙幣は流通性がないので今度は政府紙幣を買い取る民間がないから、金融調整ができない。

それは正しい認識ではない。
政府紙幣の発行も市場に流通することができる。
そもそも紙幣の発行とは新たに紙幣を製造すると言うことを意味する。
それを発行する権限があるのは政府と日銀。
流通させることを前提にするなら政府紙幣を現行紙幣に配慮して
1万円単位程度で製造する手間をかければ、問題はない。

現在1000兆円に達するほど負債総額が膨らんでいる。
資産を差し引けば半分以下となるが、
更に国債を増発することは許されない筈だ。
国債の原理原則は借りたら返す。そして、
お得感を持たせるために返済の際には金利を高くすること。
この原理原則がある以上、国債を増刷はすべきでない。

また負債を資産と言っているが、
日本の財政事情を鑑みれば負の資産を増やすべきではないだろう。

だからこそ政府紙幣が必要なのだ。
ある種、政府紙幣について一転二転したことはお詫びしよう。
しかし、政府紙幣が望まれる理由に代わりはない。

>国にとっての借金という概念の理解が間違ってる。

この指摘について、そのままお返ししよう。


07. 2011年3月18日 12:57:41: FHJXySaPoI
 要するに紐付きの発展は、正しい方向に発展はしない。

08. 賢人 2011年3月18日 13:46:38: pWvp0Z7S3upAk : tTs3MRoEnw
>>05
日本で被災している方々がおります故、
天罰と表現するのはお控えください。
どこかの都知事と同じ目にも遭いかねません。

また、ユダヤ人に関しては詳しく存じておらず。
ユダヤ系が潜む中東情勢が逼迫していることは存じているが、
なんとも言いようがなく、またこの議題とは違うものに
なってしまいかねず、ただ機会があれば触れていくべき議題となる矢も知れず。

よければ、その際には宜しくお願い致したい。

>国債の売りオペで貨幣の流通量は、使う人が限定されてしまう
>しかし、政府紙幣は、限定されなく、より良き社会の発展に貢献する。

相違なく、また>>07に関しても同様に考える。


09. 2011年3月18日 18:19:44: kJgze4WMRc
◆政府通貨は見事な政策 若田部昌澄(早稲田大学教授)
政府通貨はじつに見事な政策である。
国民に購買力を直接支給する財政と金融の合わせ技であり、たんなる国債発行とは異なる。
それゆえ財源問題もない。
もちろん論理的には日銀が政府の長期国債を新規発行国債に限らず、大量に購入すればよい話ではある。
しかし日銀はこれまで長期国債の購入を渋ってきた。
日銀が危機対応に目覚めれば別だが、日銀の行動が変わらないとすれば政府通貨は十分考慮に値する。
平時では使われない政策でも、危機には望ましい政策もある。
あとは、どこまで政策担当者が腹をくくるかに懸かっている。
http://voiceplus-php.jp/archive/detail.jsp?id=128&nif=false&pageStart=20

10. 2011年3月18日 20:13:49: i7CGvypOTw
>>06
> 国債の原理原則は借りたら返す。そして、
> お得感を持たせるために返済の際には金利を高くすること。
> この原理原則がある以上、国債を増刷はすべきでない。

> また負債を資産と言っているが、
> 日本の財政事情を鑑みれば負の資産を増やすべきではないだろう。

国債を民間が持つか、日銀が持つかで国債の意味は全く異なる。
民間が持つ場合は金利は政府、すなわち、国民の負担になるが、日銀が持つときは、国債の利子は国庫納付金として政府に戻される。
それ故、政府が50兆円の国債を発行し、日銀が50兆円の国債を買えば、その50兆円は政府、すなわち、国民の負担になはならないので、負の資産を増やすことにはならない。

つまり、ここで主張されている政府紙幣は政府の負債ではない、は国債を日銀が買う場合と同じである。それ故、日銀が国債を買う限り、政府紙幣発行の必要はない。

>>09
> もちろん論理的には日銀が政府の長期国債を新規発行国債に限らず、大量に購入すればよい話ではある。

その通り。

> しかし日銀はこれまで長期国債の購入を渋ってきた。
> 日銀が危機対応に目覚めれば別だが、日銀の行動が変わらないとすれば政府通貨は十分考慮に値する。

問題は当に、「日銀はこれまで長期国債の購入を渋ってきた」ことにある。
日銀はユダヤ資本の支配下にあり、日本政府の望むようには国債を購入しないようだ。
しかし、政府が政府紙幣を発行しようとしても日銀に長期国債を購入させようとするのと同じ困難が生じるだろう。

それ故、この度の危機に際して、日銀が長期国債を購入するように政府が強力に指導すべきだろう。

日銀の大株主はロスチャイルド?
http://blogs.yahoo.co.jp/nandenkanden2100/26793599.html
米国の法律では、ドル紙幣は財務省が発行する事になっている。しかし実際には中央銀行FRBが紙幣を印刷し発行している。これは違法行為であり、現在世界に出回っているドル紙幣は、この違法行為により発行された無効な無価値な紙幣である。世界の経済はこの虚構の上に成り立っている。

FRBは公的機関ではない。株式会社であり、営利企業である。最大の利益を求めて金儲けのためなら何でもする営利機関である。

FRBは紙幣を印刷する。 実際には印刷所が印刷するのでFRBは何もしていない。FRBはドル紙幣をアメリカ政府に「レンタル」する。ドル紙幣には数%のレンタル料金が課されている。

現在世界中がドル紙幣で商売をし、取引をしているが、世界のあらゆる取引きにFRBが「課税」し、数%を「ピンハネ」している事になる。しかもこの 「課税」は米国政府の収入にはならず、FRBの経営者個人の懐に転がり込む。世界経済の数%、それは数百兆かそれ以上の莫大な金額であり、世界中の人間が働いて生み出した「富」の一部である。

もしも法律の決める通り財務省が紙幣を発行すれば、この莫大なレンタル料金を支払う必要はない。しかしドル紙幣は何故か違法にもFRBが発行している。

この世界中の人間達から「奪われた」莫大な資金は、FRBの株主、つまりブッシュのハリマン銀行、J・P・モルガン銀行等の懐に転がり込む。これ等の銀行は「何もしていない」にも関わらず。

本来、公的機関であるべき中央銀行を多国籍企業が自分達の利益のために「乗っ取り、あやつり人形」としている。株式会社である日銀も事態は類似である。日銀の株式の過半はロスチャイルドが所有している。


11. 賢人 2011年3月18日 20:51:50: pWvp0Z7S3upAk : tTs3MRoEnw
>>10
国債の利子が国庫返納金として戻されるのは判るが、
日銀が国債を受け入れると言っても、資産の元は国民の預貯金であり、
それを原資として賄うのでないのであれば日本銀行の紙幣を製造するのか、
あるいは予め災害対策用に蓄えている資産があるとして、
それを原資として日銀が国債を受け持つとするなら、
政府が血税で返済する義務も発生せず国民負担とはならない。

このように具体的にロジックを以って書かなければ、
専門知識が相手に伝わらずイタチゴッコに成りかねない。
できれば、そのような事であるなら
そのように書いていただきたい。

ただ、>>05>>09で書かれているように、
国債のオープン・マーケット・オペレーションで貨幣の流通量を調整するなら、
災害対策としては思うほどの効果が出る前に引き締めに入るのではないかと、
要らぬ不安感は出るね。やはり政府紙幣を発行し、
その不安感をきれいさっぱりにした方が、
日本が長年低迷していた景気にも良策ではないかと考える。


12. 2011年3月18日 22:10:59: PPAJr6WqwQ
>>賢人さんへ

政府紙幣をもった民間の人はそれは資産なのか?

誰かの資産は誰かの負債である。
資産=負債

政府紙幣が資産であればそれは誰の負債なのか。

国の負債であるなら国債とどう違うのか。

答えてもらいたい。

ただし、もしそれが日銀の負債である日銀券と同じというなら、売りオペというのは、流動性の一番高い日銀券を回収して需要を抑制する手段であるのに、流動性を強制する日銀券と同じなら売りオペの意味がないことをあらかじめ申し添えておきます。


13. 2011年3月18日 23:01:50: i7CGvypOTw
>>11. 賢人
> 日銀が国債を受け入れると言っても、資産の元は国民の預貯金であり、

市中銀行が国債を買うのは国民の預貯金ですが、国民は日銀へ預金できないので、
日銀が国民の預貯金で国債を受け入れることはあり得ません。

> それを原資として賄うのでないのであれば日本銀行の紙幣を製造するのか、

日本銀行は紙幣を製造して、国債を買うのです。

> あるいは予め災害対策用に蓄えている資産があるとして、
> それを原資として日銀が国債を受け持つとするなら、

例え日銀に災害対策用に蓄えている資産(例えば金塊)があっても、それで国債を買う必要はありません。

> 政府が血税で返済する義務も発生せず国民負担とはならない。

日本銀行が紙幣を製造して国債を買っても、政府が血税で返済する義務も発生せず国民負担とはなりません。

例えば生産性が年に3%上昇するとすると、500兆円x3%=15兆円 だけ生産額が増えます。
この時、政府が12兆円の国債を発行し、日銀が12兆円の紙幣を印刷して国債を買うと、生産と消費が釣り合い、インフレもデフレも起きません。
かつ、この国債は日銀が持ち続ければ良く、政府は買い戻さなくても利子負担は国庫納付金で還ってくるので実質的に零です。

もし、政府が12兆円の国債を発行しないと、12兆円分の生産過剰が起き、企業は12兆円分の生産を減らすために首切りをしなければならず、12兆円分の失業者が生まれます。

この12兆円がいわゆる需給ギャップであり、この需給ギャップを埋めるための国債増発と日銀による紙幣印刷は、失業者を生じさせないためには必要不可欠のことですが、それは政府・国民の負債にはなりません。
つまり、日銀が需給ギャップ解消のために国債を買う限り、政府紙幣の発行は不要と言うことです。

年に3%の生産性向上があれば、年に12兆円、10年では120兆円の国債を発行し、日銀がそれを購入していれば、日本にデフレは起きず、失業者の増加もなく、かつ、政府の実質的な負債の増加も無い、と言うことです。


14. 賢人 2011年3月19日 00:03:06: pWvp0Z7S3upAk : tTs3MRoEnw
>>12
紙幣と言う意味合いから、政府紙幣を例えば先に述べたように
日本銀行の現行紙幣である1万円札と同じ額を発行すれば、
それは民間の個人資産にして流通させる事ができる。

ではその資産は誰が負債を負っているのかと言う点で言えば、
政府が発行する以上、それは国の負債になると言うのが
日本銀行の紙幣が流通していく上での仕組みであり決まりごと。

そこで以下のように展開する。

日本銀行の紙幣と政府紙幣を同じように流通させた場合、
発行元が違えば管理下が違うため、それは政府で行わなければならない。

ただ、そういった手法を日銀と政府で行うのは
大阪府と大阪市の二重行政でも問題になっているように
大きな無駄を生むことになり、またそれだけ手間もコストもかかる。

そこで政府紙幣に限り回収する必要はなく、
日本銀行に預貯金として出回った場合、
それを日本銀行の紙幣と交換すればいい。
ここで政府紙幣はシュレッダー処分とする。

この過程で政府が負債を負うと言う問題はなくなり、
流通性はその分減ってしまうものの、国が負債を新たに抱える問題点と、
行政の二重の問題、コストの問題が一挙に解決する。

故に政府紙幣は半永久的に流通させる必要はなく、
また決して日本銀行券と同じような仕組みにしなくても良い。


15. 賢人 2011年3月19日 00:08:12: pWvp0Z7S3upAk : tTs3MRoEnw
>>13
やはり日銀は紙幣を製造して国債を買い取ると言うことか。

私的知識としては日銀の役割の一つは民間銀行の監視や借り入れの調整等を行っており、
その国債手形を民間銀行に買わせたり(これが国債の原資のひとつ)、
あるいは投資家に高金利と魅力ある特典(例えば政府が判断して相続税をゼロにする)を添えて売買する。

ただ、国債を日銀が受け入れるとすれば、
国債である以上は新たに紙幣を製造せずに行うものと考えていた。
流通する紙幣を調整して、過剰に紙幣を増やさないようにすることも日銀の役割であるためだ。
指摘が事実であるなら、そのような事は無く紙幣を製造して行うと言うのであれば、
やはり先述した流通紙幣の調整を踏まえれば、
報道にあるような10兆円規模の受け入れが限界であろうと推測され、
復興財源がそれ以上であった場合、日銀には頼れないと考えられる。

であるなら、やはり政府紙幣を国の責任で行うか(法案を国会に通す必要は無い)、
また日銀の大きな役割が政府紙幣増刷を食い止めるものであるので、
その法改正を行い、デフレ不況から脱却するために
明確明瞭に紙幣を大増刷できるよう改めなければならない。
そしてそのように悠長なことを言っていられる時ではない。


16. 2011年3月19日 09:36:41: i7CGvypOTw
>>14
> そこで政府紙幣に限り回収する必要はなく、日本銀行に預貯金として出回った場合、
> それを日本銀行の紙幣と交換すればいい。

政府紙幣は回収せず、日本銀行の紙幣と交換すればいい、と言うことは、
政府発行の国債を日銀に日銀の紙幣と交換させることと実質的に同じである。
それ故、日銀が政府紙幣を買うのであれば、日銀は国債も買うはずで、
政府紙幣を作る必要はない。

>>15.
> やはり日銀は紙幣を製造して国債を買い取ると言うことか。
> ただ、国債を日銀が受け入れるとすれば、国債である以上は新たに紙幣を製造せずに行うものと考えていた。

日銀が国債を買う費用は、日銀が印刷した紙幣で買い取ることは経済の専門家には常識の筈。
当方は経済の専門家ではないので、日銀へ電話して確かめた。
初めは、市中銀行は日銀に口座を持っているので、市中銀行と日銀の国債の売買取引は、単に口座の数値を変更するだけで、実際に国債の書類や日銀券をやり取りする必要はない、つまり、紙幣を印刷する必要は無い、と言った。
しかし、市中銀行が国債を売った金を預金者が引き出して使う時は、日銀券が必要で紙幣の印刷が必要であると認めた。

高校までの教育で、政府の国債発行と紙幣印刷のこの様な仕組みを教えるべき。
殆どの人は、この仕組みを知らないので、トンチンカンな議論しかできない。

> やはり先述した流通紙幣の調整を踏まえれば、
> 報道にあるような10兆円規模の受け入れが限界であろうと推測され、
> 復興財源がそれ以上であった場合、日銀には頼れないと考えられる。

日銀の政府紙幣買い入れも国債買い入れも、経済効果は全く同じ。
日銀の国債買い入れが経済に悪影響を及ぼすときは、日銀の政府紙幣買い入れも同様に悪影響を及ぼす。

この悪影響とは第一にインフレである。
それ故、>>13 に書いたように、日銀の国債買い入れ額は、需給ギャップ解消の範囲で行なわねばならない。
「報道にあるような10兆円規模の受け入れが限界」の10兆円規模は根拠不明。
09年は下に示すように需要不足35兆円があり、この時は日銀が35兆円の国債を買い、政府が35兆円増の予算を使えば、失業は減り、デフレも解消したはず。

日本は今もデフレの状態であり、災害復興に増税の必要性は皆無で、日銀は単に30兆円規模の紙幣を印刷し、30兆円の国債を買い取ればよい。政府はその30兆円で災害復興に取り組めば、復興は急速に進み、かつ失業者は減る。

政府が30兆円増税すれば、国民の消費は30兆円減り、不況は一層深刻になる。
「自民党は災害復興の為の臨時増税」は経済を知らない愚か者の発言だろう。

需要不足35兆円…需給ギャップのマイナス幅拡大
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091215-OYT1T01381.htm
. デフレ  内閣府は15日、日本経済の需要不足を示す需給ギャップのマイナス幅が2009年7〜9月期は7・0%と11月30日に発表した6・7%から拡大したと発表した。
 金額換算すると年35兆円程度の需要不足となり、デフレ圧力が強まっていることを示した。
 需給ギャップは国内の供給力と需要の関係を示す数値。マイナス幅が大きいほど需要が供給を下回り、物価が下がりやすい状態とされる。需給ギャップが拡大したのは、7〜9月期の国内総生産(GDP)の改定値が速報値から下方修正されたためだ。
(2009年12月16日00時25分 読売新聞)


17. 賢人 2011年3月19日 13:44:28: pWvp0Z7S3upAk : tTs3MRoEnw
>>16
>それ故、日銀が政府紙幣を買うのであれば、日銀は国債も買うはずで、
>政府紙幣を作る必要はない。

建前は結構。日銀に頼ろうとすることには限界だと考えている。

日銀は98年に法改正されて以来、法令上も政府とは独立した組織として存在し(私的にも既知)、
先述したように政府が大量に紙幣を製造させないような役割を担ってきた。
しかし、それが裏目に出ており、2008年以降は需給ギャップが解消されていない。

リーマンショック以降に記録した2009年1-3月期には-8.3%およそ45兆円の需給ギャップがあり、
今月14日に内閣府が発表した2010年10-12月期の需給ギャップが-3.9%およそ20兆円の不足がある(こちらが最新のようだ)。
14日発表URL http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-19996920110314
(需給ギャップの算出には四半期ごとにGDP対比で計算されるため、震災後の需給ギャップのマイナス幅がどのくらいは不明)
その折に日銀が災害復興財源として国債を受け入れる事を発表し、
10兆円超という規模を提示した。日銀は流通している紙幣の調整をする役割もあるため、
この額が譲歩した結果だと推測する。しかし、恐らく災害後のマイナス幅は大きく
この水準を超える事が推測され、救助活動と復興対策の財源を賄うためには、
需給ギャップがどのくらいかはっきりするのを待ってはいられない。

>殆どの人は、この仕組みを知らないので、トンチンカンな議論しかできない。

指摘に対しては紳士に受け入れたいと考えていたが、
あまりに失礼な言い方に聞こえる。政治家に対してはそう言われても仕方がないとしても、
一般人を見下すような言い回しはお控えになられたほうがいいのでは。
正直、不愉快極まりない。


18. 2011年3月19日 19:12:06: i7CGvypOTw
>>17
> 建前は結構。日銀に頼ろうとすることには限界だと考えている。

>>14 に、「日本銀行に預貯金として出回った場合」とある。
これは、例えば20兆円の政府紙幣を日銀が預金として受け取る、と言うことだと思うが、日銀が20兆円の政府紙幣は受け取るが、20兆円の国債は引き受けない、と言うことだと何故日銀は政府紙幣と国債を差別するのか、理由が分からない。

「20兆円の政府紙幣を日銀が預金として受け取る」も、「日銀に頼ろうとすること」だと思うが。

> 日銀は流通している紙幣の調整をする役割もあるため、

勿論その通りです。
しかし、「流通している紙幣の調整」は需給ギャップやインフレ率を見れば容易に判断できることで、需給ギャップが大きく、デフレの現状は、日銀が「流通している紙幣の調整」をまともに行っていないことを示している。

>> 殆どの人は、この仕組みを知らないので、トンチンカンな議論しかできない。
> あまりに失礼な言い方に聞こえる。政治家に対してはそう言われても仕方がないとしても

書き方がまずかったようで申し訳ない。
当方が長々と書いて居るのは、当方の主張にどこかおかしいところがあるのかどうか、指摘して貰いたいから、つまり、まともな議論をしたいからです。
何しろ、当方は経済学の専門家ではないので。
しかし、政府や日銀の経済専門家は経済を理解できていないように見えます。
それで、あえて素人が経済に首を突っ込んでいます。


19. 賢人 2011年3月19日 21:03:26: pWvp0Z7S3upAk : tTs3MRoEnw
>>18
>何故日銀は政府紙幣と国債を差別するのか、理由が分からない。

政府紙幣と国債を差別しているわけではない。

要するに日銀は急激なインフレを恐れているから、
需給ギャップへの対応も慎重になり過ぎている。
だから巨額に紙幣を供給できずにデフレ不況が続いてきた。

98年の日銀法を改悪した元になっているのも、
政府の諸政策が失敗し続けた事で景気が悪化し、
(例えばバブル絶頂期に金融法の改悪等で不良債権が生まれ、法人税や所得税の税率引き下げ、消費税の導入および税率引き上げ、デフレ政策等)
それを埋めるために政府が紙幣を過剰に増やす事を恐れたためと前述した。
しかし、20年も続いているデフレ不況下において
ジンバブエで起きたようなハイパーインフレを
恐れているときではなく、デフレ不況を問題視しなくてはならない。
このままでは財政難から政府が増税に打って出る恐れもあり、
経済への悪影響を日銀がどれほど持っているかを期待しても、
やはり日銀に巨額な紙幣を投入することは考えにくい。

だからこそ政府判断で政府紙幣を発行して、
後の処理は>>14で前述したように対処し、
政府と日銀が歩み寄って引き締め時期を一考できるよう、
法改正を行う必要がある場合は行う。
これは、後々国会で議論して決めればいい。
自民党は反対すると思うが。

>デフレの現状は、日銀が「流通している紙幣の調整」をまともに行っていないことを示している。

そのとおりだと思うが、20兆円も拠出するとは思えず、
また復興財源がそれ以上になる場合も考えられるし、
それを踏まえた上で日銀が行えば額や金回りが偏ってしまえば
インフレも進む事になる。
それを恐れて日銀が分離した以上は期待できない。

政府が腹をくくるしかない。

>>18氏の最後の段落について、
私も素人丸出しではあるが本気で議論をしたい。

これまでも政府紙幣の発行を望み、
経済を好転させる秘策とは何かを考えていた。
震災が起きる以前は政府判断で政府紙幣を発行し、
日本企業の90%以上を占める中小零細に対して融資を行えば
日本の景気は徐々に好転すると考えていた。
それと平行して所得税や法人税を引き上げ、
大企業が外国へ逃げるなら、中小零細で新たに製造・販売できる
仕組みを地域主権の中で行えばこの上なく、景気好転が実現できると。
要は、金回りの悪いところにばら撒いて循環させる仕組みを作り、
それを応援する社会の確立が必要ではないかと言う脱線した提言。
政府紙幣繋がりとは言え話がそれて申し訳ない。

>しかし、政府や日銀の経済専門家は経済を理解できていないように見えます。

恐らく脳内はバブルの頃で止まっているのでしょう。


20. 2011年3月24日 23:50:19: 2GDTeHfUrc
素晴らしいお説を読ませて頂きました。
心ある政治家に届き、政治に反映されるように、切に願っています。

私は当初、復興の財源には外貨準備高を投入すべき、と考えていました。
何にせよ日本の資産なので、こういう時に活用しないと、と思ったのですが、
後で、その後に生じうるドル安、経済メルトダウンに気づきました。

政府紙幣であれば、国内に限ったり、時限を設けたり、
色々できそうですね。

この度の、東電原発の現場で働かれている下請けの方々を見ても、
復興する際には、
厳に、下請けを禁止して、
仕事を受けたものが責任をもって、自分の手の及ぶ範囲で力を尽くし、
それを誓約できるものだけに仕事を与える、
財源だけでなく、カネの使い方も
従来のやり方を根底から変える必要があると思います。


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