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16日深夜2:30分より行なわれた東京電力会見の速報。
15日夕刻までに半径20キロ内の住民全ての避難を完了した。所轄の警察署も閉鎖され、合わせて、原発から5キロの場所に待機していた自衛隊及び保安院は50キロ後方に退避した。東電記者会見によれば、2号機の圧力抑制室(格納容器の下部のベント菅を経由し、格納容器内の水蒸気やガスを吸収し格納容器内圧力を抑制する装置)で大きな音がして破損したものと認められる。
この場合、格納容器内に、圧力容器(炉心を収容している)からドライウエル部(圧力容器の上部にあり格納容器内の上の方にあたる)に放出された水蒸気と核分裂生成物及び可燃性ガスが圧力抑制室の破損箇所からダダ漏れになる。
例えれば、ヤカンが圧力容器で、そのヤカンを囲っているのが格納容器で、その格納容器に出た水蒸気を冷たい水に通し、水にするのが圧力抑制室である。つまり格納容器と圧力抑制室は一体のシステムである。そこに穴が空けば、その格納容器内の水蒸気、可燃性ガス、核分裂生成物が外部に漏れることになる。
すなわち、福島第一原発事故は、レベル6の大規模原子力事故(国際規定)に至ったと云うことである。東電は、損傷を自白しなかったが、大きな音がして爆発し抑制室内の気圧が急激に低下したと表現している。これが事実なら、今後も2号機からは、大量の水素、水蒸気、核分裂生成物及び放射線が出ることとなる。
すると、このことと全住民が15日夕刻までに避難し、警察署が閉鎖され、自衛隊と保安院も避難した事実が符合することとなる。東京電力は15日午後の記者会見で、福島第1原子力発電所の3号機の山側の測定地点で午前10時に毎時400ミリシーベルト(1ミリシーベルトは1000マイクロシーベルト)の非常に高い放射線量を測定したと発表している。原因は特定できていない。
仮に、炉心溶融した核燃料の一部が微細化し水蒸気とともに破損部分から放出されれば大事故となる。なお現在は、50名程度の給水作業員のみが現場に残され作業しているとのことである。東電のHPも更新されておらず、本日、何らかの報道発表があるものと思われる。国の原子力災害対策特別措置法によれば、原子力災害対策本部長は、菅内閣総理大臣その人である
国内的にも、国際的にも大きな我が国の科学技術史上初の大事故との認識であり、菅内閣の責任が問われる事態となった。
http://www.olive-x.com/news_30/newsdisp.php?n=105261
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