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日本のマスメディアの報道姿勢が話にならない。どの局を観ても”お涙頂戴”の「震災バラエティ番組」さながらである。アナウンサーの見当違いなコメントや、専門家と呼ばれる先生風情の意味不明な話はハッキリ言って不要である。映像だけでもそのリアルな惨状は十分に視聴者に伝わっており、これらの”脚色”は雑音以外の何ものでもない。
マスメディアは、被災地の映像だけを流して、「各地の避難所で今何が一番不足しているのか?」「被災者が何を欲しているのか?」をもっと流すべきである。今この瞬間にも苦しんでいる被災者、困っている被災者が膨大な数にのぼっていることをもっと自覚せよ!と言いたい。
そして、本ブログにて繰り返し取り上げている福島第1原発事故に関する報道であるが、次々に事態が深刻化しているにも関わらず、いまだ完全に報道管制が敷かれており、真相部分は完全に闇の中である。ここまで目に見える形で爆発等が連続すれば、放射能漏れはもはや自明であり、「パニック回避」を理由・言い訳とした”事実の隠蔽”はもはや無駄な足掻きであり、後に深刻な放射能汚染が顕在化すれば、海洋汚染・大気汚染の問題は日本国内のみの問題ではなく、世界的レベルの問題である。
そのことを現執行部・霞ヶ関官僚や東京電力等の原発関係者は一体どこまで理解しているのであろうか?まったくもって理解に苦しむ話である。その一方で、以下の記事にもあるように、海外メディアは同原発事故を事故発覚当初より的確に報じている。BS放送を受信可能な方は是非海外メディアの報道を観ることをお薦めする。
(転載開始)
◆日本のテレビと比べものにならないほどシビアなCNN、BBC
2011年03月15日17時00分 ゲンダイネット
●日本政府の言っていることは慰めになっていない
海外メディアも24時間態勢で「Japan Earthquake」として報じている。
とくにBBC、CNN。
ひとつは地震の規模についてだが、日本はマグニチュードを7.9としたが、その後、修正されて8.4になり、さらに8.8とした。だが、BBCとCNNはともに当初から8.9だ。日本は13日正午頃、9.0と再修正したが、海外の方がより正しかったわけだ。
また、日本のメディアとは比べものにならないほどシビアなのは原発に関してである。
福島第1原発の爆発についてはこんなふうに報道している。例えば、12日昼(日本時間)のCNNは「メルトダウン トゥ カウントダウン」としてこう報じた。「冷却水を炉心にどれだけ入れられるのか。放射能漏れがあって、この世の終わりということになったらどうするのか」同じ時間帯のBBCは「原発2カ所で緊急事態宣言です。数万人が避難しています」。
また、爆発が起きて海水で冷却しているといわれた12日23時にBBCが「放射能がどのくらいどちらの方向にいっているかわからない。日本政府はいろんなことを言っていますが、慰めにはなっていません」と伝える一方で、13日昼時点のCNNは「SFみたい。炉心溶融は危険なわけで海水を注入して冷却するというのはどうしようもない手段です。いかに必死かがわかります」と専門家を出演させて伝えた。
いずれもチェルノブイリ、スリーマイルなどの事故と比べながら、福島原発はそれ以上の事態を懸念している。日本政府の見解については「矛盾している」とバッサリである。NHK、民放が政府にまともに真相を追及できず、経済産業省の会見などを垂れ流しているのと比べて大違いだ。(日刊ゲンダイ2011年3月14日掲載)
◆仏当局、福島原発事故は「レベル6」
2011.3.15 21:47 サンスポ
フランス原子力安全局(ASN)のラコスト局長は15日、福島第1原発の事故は、国際原子力事象評価尺度(INES)で上から2番目の「レベル6」に相当するとの見解を明らかにした。局長は、15日に2号機で発生した原子炉格納容器設備の損傷などを受け「事故の現状は前日(14日)と全く様相を異にする。レベル6に達したのは明らかだ」と述べた。ASNは政府から独立した立場で、原子力関連機関の安全を監視する公的機関。
(共同)(転載終了)
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22
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