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13日の夕刻に発表された東京電力の計画停電。当初予定では14日の午前6時20分から始まる予定であった。処が、この原稿を書き始めた午前8時には、まだ停電はスタートしていない。一方、テレビニュースによると、首都圏のJR東は一部を除き軒並みに終日運転中止、首都圏の私鉄各社も間引き運転や時間帯による全面運休だと言う。一寸、話が違うのではないだろうか。
そもそもの計画停電を行うのは何のためなのか。一般家庭での電力使用量を抑制し、市民生活と国の経済活動に欠かせない交通機関など、公共施設で使用する電力を確保するためではないのか。だから、東京23区は停電しないとされていた。電力送電網は完全にコンピュータで管理されている。電力使用量の状況を見ながら、送電量を調整することは可能なはずである。それが出来て初めて、計画停電と言える。
計画停電は、政府が東電にお墨付きを与え、実施される。そう云う建前である。当然東電は、政府にその原因、目的、実施方法などを説明したはずだ。その時、電力が不足し、突発的な大停電を避けるためだけを理由に政府は認めたのだろうか。もしそうだとすれば、全く危機管理能力が無い政府だと断言せざるを得ない。いったい政府と東電はどのような思想で、計画停電を実施するのか、国民に詳しく説明すべきだ。
筆者の属する第2グループは、本日は午前9時20分からと、午後6時20分から午後10時まで、2回の停電が予定されていたが、午前の停電は見送られている。午後の停電が実施されるかどうかは不明だが、おそらく午後・夜間は停電になるだろう。通常の電力使用量の時間ごとの推移から言えば、午前9時半頃よりは、午後6時半以降の方が電力使用量は少ない。だが、停電は実施されるだろうと予想している。
なぜ、そう言うのか。今回の計画停電には、電力不足対策はあるが、それ以外に隠された目的があると推測されるからだ。それは、電力不足を招いた福島原子力発電所の事故隠しと、原発不要論を抑制することである。筆者は、原子力発電は必要悪だとして、その存在を認める者だが、そのような意図を隠すための計画停電だとするなら、政府・東電のこの計画を許すことは出来ない。
福島原発の事故は人災で、決して地震・津波による不可抗力の事故ではない。震度7に近い振動で、原発は自動的に運転を停止した。だが、運転停止後の核燃料の余熱を除去する冷水供給ポンプを動かす電源と、その予備の非常用電源のディーゼルエンジンの両方が、津波により浸水被害を受けた。そのため十分な冷却水を送ることが出来なくなり、核燃料が露出し水素が発生したとされている。
この発表を信じても、予備のディーゼルエンジンまでが浸水したのが不可解である。福島原発は第一、第二を合わせて10基の原発がある。その内の2基だけが浸水し、他の8基は想定通りに稼動した。このことをどう説明するのか。つまり2基の予備エンジンは、何らかの管理ミスにより浸水した。そうとしか考えられない。その人為的ミスを隠す意図があるのではないかと推測する所以である。
次に、不可解なのがJR東の対応である。電車を運転するのに大量の電力が必要なことは分かる。従って、東電の計画停電に合わせ、運転を中止する区間・時間帯があることは理解できるが、終日運転区間が多すぎる。13日夜のニュースでは、計画停電による影響は2割程度の運休であった。それが突然、終日運休区間の続出である。どう見ても、意図的に社会に混乱を起こしているとしか考えられない。
原子力発電は必要だ。そう思わせるには、原発がなくなると世の中がこれだけ不便になると、市民に身を以って感得させるのが最も効果的だ。今、その壮大な実験をしているのではないか。だから、東京23区は停電をしないが、新宿などターミナルは、動きの取れぬ人で溢れさす。深夜に停電して、ローソクでの夜を過ごさせる。そうなると、原発反対を言わなくなるだろう。
このような戦略的な洗脳作戦を、即時に実行できる人材は、菅内閣の閣僚には居ないと思う。おそらく、以前から計画だけは密かに練られていたのだろう。その計画を作成したのは、自民党政権であったか、日本を戦略的に統御するヤミの力によるのか、そのいずれかではないだろうか。そう云う目で、テレビに映る枝野官房長官の記者会見の様子を視ると、その発言に迫力が無いことを納得できるのである。
http://www.olive-x.com/news_30/newsdisp.php?n=105214
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