http://www.asyura2.com/11/senkyo109/msg/908.html
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政府「予算成立後に補正」 自公慎重、休会要求 (東京新聞Web 2011年3月12日18時04分)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011031201000729.html
与野党は12日午後、東日本大震災を受けた2回目の党首会談を首相官邸で開いた。民主党の岡田克也幹事長は2011年度予算案を早期に成立させた後、4月に災害対策を盛り込んだ補正予算を編成したいとの政府・与党方針を説明。これに対し野党は慎重姿勢を示し、折り合わなかった。
一方、自民党の谷垣禎一総裁と公明党の山口那津男代表は、補正予算の編成を優先し一時的に国会を休会するよう要求。岡田氏は「予算案の成立が遅れる」と難色を示した。各党の幹事長、国対委員長で引き続き協議する。
会談の冒頭、菅直人首相(民主党代表)は「復興になれば予算もかかるので、必要な協力や提案をいただきたい」と野党側に要請した。
(引用おわり)
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これだけではやや分かりにくいですが、前日(11日)、1回目の与野党党首会談がありました。
↓
地震対応で政治休戦に 野党も協力姿勢 (東京新聞Web 2011年3月11日19時42分)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011031101000665.html
東北・関東大地震を受け、2011年度予算案や予算関連法案をめぐって激しい駆け引きを展開していた与野党は11日、一時的な政治休戦に入った。与野党党首が官邸で会談し、菅直人首相は「国民の生命と財産を守るため、救国のため協力してほしい」と要請。自民党の谷垣禎一総裁は「私どもも全力を挙げて協力する」と述べた。与野党は災害対策を盛り込んだ10年度補正予算の編成が必要との認識で一致した。
(中略)
谷垣氏は自民党の「大地震緊急対策本部」初会合で「政府に全力で取り組んでもらいたい。われわれも協力する」と強調。「補正予算編成も必要になる。協力すると菅首相に申し上げたい」と述べた。
自民党の石原伸晃幹事長と公明党の山口那津男代表はそれぞれ岡田氏に電話で、野党としても災害対策に全面協力すると伝えた。
さらに自民党の逢沢一郎国対委員長は、民主党の安住淳国対委員長と会談した後、災害対策を盛り込んだ補正予算を政府が編成する場合は迅速な成立に協力する考えを記者団に表明した。
(引用おわり)
○コメント
つまり11日は、菅が自公に「協力してほしい」といい、谷垣・山口らは「協力する」とした。
自民党・逢沢によれば、「災害対策を盛り込んだ補正予算を政府が編成する場合は」、迅速に協力する、ということだった。
ところが12日、これに対する岡田の返事は、「予算案の成立が遅れる」、「2011年度予算案を早期に成立させた後、4月に災害対策を盛り込んだ補正予算を編成したい」というものだった、ということです。
岡田の言い分は、「(野党のいうように10年度の)補正予算を編成するのであれば、年度末まで2週間しかない」、「被害額を確定したりという作業を考えると、(どっちみちそれは)来年度の話だろう」、だから「(災害対策の補正予算を組むのは)11年度本予算を成立させた後の4月以降にしたい」、つまり11年度分の補正予算としたい、というのだ。
(東京新聞 3月13日朝刊11版S 8頁 より要約)
菅が、「未曽有の国難を乗り越える。命懸けで取り組む」とか、枝野が、「内閣を挙げ、国力を挙げて救難に取り組む」といったそうだ(いずれも12日 共同)。
それらの発言は、嘘だというわけではないにしても、少なくともウラがある、ということになります。
巧言令色、少なし仁。
日々状況が変わる大変なときなので、このこと(予算編成と国会運営)そのものは今後どう推移するか、予断をゆるしません。
しかし、岡田・民主党が一度はこのような対処をし、災害対策補正予算を後回しにしても、あるいはそれを口実に来年度本予算成立をはかる態度をとったという事実は、記憶にとどめておく必要があると思います。
そのため投稿して記録に残します。
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