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名古屋市議選告示 減税日本の過半数焦点
2011年3月5日
自転車で遊説し、有権者らに支持を訴える候補者=4日午前、名古屋市緑区、小川智撮影
出直し名古屋市議選(定数75)が4日告示され、前職59人、元職3人、新顔76人の計138人が立候補した。河村たかし市長が代表を務める地域政党「減税日本」が目標の過半数を獲得するか、民主、自民などの既成政党が勢力を維持できるかが焦点だ。13日投票、即日開票される。
減税日本が多数擁立したことを反映し、候補者数は前回2007年の98人から40人増加した。新顔が多いのも特徴で、前回(30人)より46人増えた。
民主、自民、共産、減税日本の4党が全区に候補者を擁立。前回と同様、全選挙区で選挙戦となった。
党派別では民主党27人(前職25、新顔2)、自民党24人(前職18、元職1、新顔5)、公明党12人(前職9、新顔3)、共産党16人(前職6、元職1、新顔9)、みんなの党8人(全員新顔)、減税日本41人(前職1、新顔40)、無所属10人(元職1、新顔9)。
男女別では男性108人、女性30人。女性の割合は、前回の18%から22%へと微増した。
最多の13人が立った緑区(定数7)では、減税日本が新顔4人、民主党と自民党が前職各2人、公明、共産、みんなの各党が新顔各1人を擁立したほか、無所属の元職と新顔が立候補。28〜54歳の比較的若い年齢層同士による争いとなった。
千種区(同5)では12人が立候補し、落選者が7人出る選挙区となった。前職4人、元職1人、新顔7人が厳しい戦いに挑んでいる。
緑、千種、中村(同5)、中川(同7)、守山(同6)、名東(同5)、天白(同5)の計7区では、市議会の議席を争う民主、自民、公明、共産、みんな、減税日本の主要6党が候補をそろえた。
東区(同2)では、減税日本が議席独占を狙うため一時、2人擁立を検討したが、調整がつかず最終的に1人に絞った。このため、民主、自民両党の前職各1人、共産、減税日本の新顔各1人の4人による争いになった。(本田修一)
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