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株式日記と経済展望
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阪神淡路大震災のときも自衛隊の出動が遅れましたが、菅総理
大臣は最初から10万人の出動を命ずべきだったが遅すぎる。
2011年3月13日 日曜日
東京電力福島第1原発の全景、原発4基の海側にジーゼル発電機棟がある。
さらに海側に燃料タンクが4基あるが、もっと高台にしておくべきだった。
東京電力福島第1原発の非常用ディーゼル発電機
人の大きさと比べると、その大きさが分かる
◆非常用機器、作動せず 国・事業者、後手に 原発爆発 3月13日 河北新報社
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/20110313t63010.htm
12日、東京電力福島第1原発1号機が爆発し、作業員らが負傷した。国内初の「炉心溶融」の制御に苦慮していたさなかの惨事。55基の原発が立地する日本が大地震に襲われたとき、適切な対応が取られたのか、疑問も残る。
マグニチュード(M)8.8の東日本大震災。だが原子力施設を崩壊させた直接のきっかけは、揺れそのものではなかった。地震で外部からの電源が断たれた際に動きだすはずの、非常用ディーゼル発電機が機能しなかったのだ。
◆海水が命取り
原子炉は、緊急炉心冷却装置(ECCS)という「最後のとりで」に守られている。非常用発電機は、停電などの際にECCSに電力を供給する重要な役割を持つ。
福島第1原発は今回の地震で、運転中だった1〜3号機が自動停止。いったんは非常用発電機が動いたが、地震から約1時間後に全て故障してしまった。
強い衝撃にも耐え、最高基準の耐震安全性を誇る非常用発電機の故障。経済産業省原子力安全・保安院のある幹部は「万一の備えに、さらに備えた対策がうまく働かないなんて。原発の安全対策の常識が吹っ飛んでしまった」と絶句する。
東京電力の小森明生常務は「非常用電源は当初動いていたが、津波が敷地内に押し寄せ、やられてしまった」と明かす。海水にぬれたのが命取りになった。
1号機の格納容器内の圧力が異常値を示し始めたのは、11日深夜から12日未明にかけて。加えて原子炉内の水位低下がどんどん進行する。核燃料は水に浸されていれば制御しやすいが、むき出しになると過熱して危険な状態になる。今回起きた炉心溶融は、米国のスリーマイルアイランド原発事故とよく似た経過をたどった。
◆説明見当外れ
水位維持のために東電が原子炉内に流し込んだ水は2万リットルを超える。「これだけ水を入れたのに、水位が下がる。一番ありそうなのは、水位計が間違っていること」。記者会見に臨んだ保安院の山田知穂原子力発電安全審査課長は見当外れの説明を繰り返した。
東電は、格納容器の蒸気を配管を通じて外部に放出する方法(=ベント)を取った。微量の放射性物質が空気中にまかれてしまうのが欠点だが、リスクは比較的低く、こんな時に効果的とされる。だが東電はここでも手間取った。
1号機は古い設備で、ベントのために配管の弁二つを手動で開ける必要があった。だが既に現場の放射線量は上昇。作業員の被ばくを防ぐため、十分な作業時間が取れない事態に陥った。
放射線作業に従事する人の被ばく限度は、1年だと50ミリシーベルト、5年だと100ミリシーベルトを超えないのが望ましい。今回、東電は緊急事態として、特例的に上限を80ミリシーベルトに設定。しかし午前中の作業完了は午後にずれ込み、作業員1人が100ミリシーベルト以上の放射線を浴びてしまった。
枝野幸男官房長官は12日夜の記者会見で「(核燃料を封じ込める)原子炉格納容器の損傷は認められない」と爆発後も安全性が保たれていることを強調した。ただ傷ついた信頼は簡単には取り戻せそうにない。
(私のコメント)
今回に地震は、東北関東大震災と呼ぶようになったそうですが、95年の阪神淡路大震災の時と比べて、政府の対応がピンと外れで遅すぎることが何一つ変わっていない。テレビの中継を見ても町は瓦礫の山になっているのに、救助している自衛隊員の姿が2日たっても見かけない。2万人では明らかに少なすぎるのだ。
三陸沿岸の町は、壊滅的な打撃を受けてほとんど崩壊してしまっている。このような時は警察や消防では組織的な救助は不可能であり、大規模な自衛隊の投入が不可欠だ。阪神淡路大震災のときも自衛隊の出動が遅れましたが、菅総理大臣は最初から10万人の出動を命ずべきだったが遅すぎる。
瓦礫の山になっている町に、なぜ救助隊員を見かけないかというと、気象庁が津波警報を出し続けているために立ち入り禁止になっているためだ。余震などで更なる津波があるということですが、自衛隊などの救助隊員なら大余震があれば自力で退避出来るはずだ。今朝になって10万人動員がかけられていますが、菅総理の認識が甘すぎる。
南三陸町では、1万人が連絡が取れないそうですが、その他の海岸でも数百人の遺体が放置されているそうです。三陸の町では警察も消防も壊滅状態であり、菅総理は日本全国の警察や消防に動員をかけて救助活動を命令すべきだ。阪神淡路大震災の時は最終的には全国の動員がかけられましたが、今回の震災にはまだそのような動員令が出ていない。
テレビを見ていても、民放各局の報道アナウンサーが疲労困憊していますが、バラエティー担当のアナウンサーでは役に立たないのだろう。フジテレビでも安藤キャスターが出ずっぱりでしたが、容姿ばかりが美しいアナウンサーばかりで、報道が出来るアナウンサーがいない。バラエティーアナでは地名さえ正しく読めないからだ。
今回の大震災は、阪神淡路大震災や9・11テロ事件以上の大災害ですが、このような大災害が起きると、ブログやネットなどを見ても思考停止してしまっている人が多いようだ。いま何をすべきかどんどん書きたてて政府などに提案すべきなのでしょうが、政府や官僚たちは思考停止してしまってパニック状態になってしまっている。
いま起きている緊急事態は、福島原子力発電所の緊急事態ですが、ヘリコプターによる上空からの取材も出来ないようだ。放射能が漏れる恐れがあるので上空も立ち入り禁止にされているのだろう。第一号原発が爆発して建物が吹き飛んだ写真は、株式日記でも掲載しましたが、具体的な発表が無いために、どうなっているのか分からない。
テレビに出ている専門家の方々もはっきりしたことが分からないようだ。ひたすら情報を封鎖して国民がパニックにならないように「大丈夫だ」と枝野官房長官が言うばかりで、状況がよく分からない。付近の住民が被爆したと言うニュースがありましたが、洗浄を行なっているそうです。政府が報道管制しているために避難が遅れてしまっている。
私は、某保険会社のコンピュータセンターで保守管理をしていた関係で、ジーゼル発電機などを保守点検していました。だから電気工事氏の資格もボイラー技師の資格も持っていますが、テレビに出ている専門家は原発の専門家ばかりで、ジーゼル発電機の専門家はいないようだ。ジーゼル発電機は船舶用のジーゼルエンジンを使っていますが、非常に大きなものだ。
私が動かしていたのは、18気筒程度の中型のジーゼル発電機でしたが、月に一度は試験運転をしていた。ジーゼルエンジン自体は海水に冠水しても直ぐに復旧できるのでしょうが、発電機が海水に冠水してしまうと使い物にならなくなってしまう。だから急遽新しい発電機とポンプを回すモーターを運び込んでいますが、冠水しないように高台に設置すべきだったのだろう。
福島原発の全景を見ても、ジーゼル発電機の棟屋は一段低いところに設置されていますが、10メートルの津波で冠水してしまって止まってしまったようだ。燃料などを船で運ぶために海に面した低い場所に設置されたのだろう。せめて原発並みの高台にすべきだった。
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