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http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2011031001049
3割が「問題な調べある」=異なる調書の指示、4人に1人−全検事に意識調査
法相の私的諮問機関「検察の在り方検討会議」は10日の会合で、全検事を対象とした意識調査の結果を公表した。約3割が「問題のある取り調べがある」とし、4人に1人が「実際と異なる調書作成を指示された」と回答。不正行為などを上司に直訴すると、人事上の不利益があると感じている若手が多いことも明らかになった。
調査は無記名のアンケート方式で、全検事1444人中1306人(90%)が回答した。
それによると、「任意性などに問題が生じかねない取り調べと感じる事例を、見たり聞いたりすることがある」という設問に、28%が当てはまると回答。また、26%が「実際の供述とは異なる特定の方向での供述調書の作成を指示されたことがある」と答えた。
「起訴や公判を担当した事件が無罪になった場合、キャリアにマイナスになる」と考える検事は31%。不正行為を内部通報したり、パワハラやセクハラを直訴したりすると、人事上の不利益を被る可能性があると感じる検事は2割を超えた。いずれも若手ほどそう感じる傾向があったという。
実際にパワハラなどを目撃したり体験したりしたことのある検事も44%いた。(2011/03/10-21:28)
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