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人には損得で考える人と、善悪で考える人の二通りがある。その違いが何かというと、損得で考える人は常に自分のことを考え、善悪で考える人は常に人のことを考えているという違いがある。自分の利益を最優先に考えることが損得で考えることであり、人の利益まで含めて考えることが善悪で考えることである。いわば思考する範囲の広さの違いが、両者の根底にある。
損得の特徴は思考空間の狭さにあり、善悪の特徴はその広さにある。それは人間としての人格の幅の広さの違いでもある。私は現首相の菅直人を見ていると、この人はつくづく損得で考える人だな、と思う。自分が首相になることを最優先し、後先のことを考えていない。そういう人物でないと首相になれないと人は言うかも知れないが、それなら首相になどならなくて結構、というのが小沢一郎である。
両者の違いは、損得で考えるか、善悪で考えるかの違いである。善悪で考える人は、既得権益にしがみつく人からは煙たがられるものだ。小沢一郎が大マスコミから袋だたきにあう理由はそういうところにある。しかし私には本当の極悪人は菅直人のように思える。小沢一郎には人に嫌がられることを分かっていながら、やむにやまれず善悪を通しているところがある。
しかし菅直人にはそういうところがない。それのみならず、いつも自分の利益になるかどうかを判断基準としているから、誰も彼には着いていかない。政治は善悪では動かないと人は言うかも知れないが、政治こそ善悪の判断基準が最も重視されるものである。何が損得で何が善悪か、それを知るには今の菅直人と小沢一郎を較べてみるとよく分かる。
菅直人は総理大臣になることを政治家としての最終目標にしているが、小沢一郎は自己の利益を離れることを政治家としての心情としている。この違いは決定的に大きい。日本全体の先行きよりも、自分が総理大臣になることを優先する政治家に国を委ねた場合、その後のツケは限りなく大きいものになる。菅直人は実は小泉純一郎と同じタイプの人間なのだ。
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