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小沢一郎の呪い!予想通り小沢なき民主党は消滅する
(日刊ゲンダイ2011/3/8):『日々坦々』の資料ブログ
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-2522.html
バカなことをしたものだ、菅直人の私利私欲のため最悪の事態に陥った
◆「脱小沢」の仙谷、前原は相次いでクビ、岡田は無力化、菅政権は死に体、全員政治生命が終わりに向かった
「クリーンな政治」を看板にし、世のオバサンや大マスコミをだまくらかしてきた前原外相が「政治とカネ」でスッ転び、辞任に追い込まれた。
在日韓国人の女性から違法な献金を受けていただけではない。闇社会と関係がある人物から「黒いカネ」をもらっていたことも発覚している。自分の真っ黒な「政治資金収支報告書」を棚にあげて、よくぞ小沢一郎の悪口をさんざん言えたものだ。
これって、人として、政治家として一番やってはいけないハレンチ行為だろう。
前原本人は、傷が小さいうちに潔く辞任することで将来の目を残したつもりらしいが、冗談ではない。誰がこんな卑劣なウソつき男に国を任せるものか。ただでさえ国民は、前原の未熟さを不安に感じていた。違法な献金まで受け取っていたとなったら、二度と有力な総理候補に浮上することはない。それは断言できる。
小沢一郎の呪いかどうか知らないが、「脱小沢」を煽ってきた民主党の幹部議員が、ことごとく窮地に陥っている。
小沢叩きの頭目である仙谷由人は強弁暴言、責任のなすりつけで問責決議案を可決されて更迭。野田財務相と蓮舫行政刷新相も、前原の口利きで「黒いカネ」を懐に入れていたことが明らかになり、国会で集中攻撃されている。
もともと小沢に近く、中間派だった岡田幹事長は、ほんの半年前までは「ポスト菅」の最右翼だったのに、無理やり小沢斬首役を言いつけられ、クタクタになり、いまや何のためにいるのか分からない政権党の幹事長に成り下がっている。総理レースからも転がり落ちてしまった。
寄ってたかって、小沢をイジメ、まんまと「無期限の党員資格停止」の座敷牢に追い込んだつもりだったのだろうが、なんのことはない、「小沢切り」に血道を上げた連中が全員、返り血を浴び、政治生命を失いつつあるのだから、ザマァない。
◆反小沢派の致命傷は政策を実現させる力がないことだ
これは偶然ではない。因果応報というか、当然の帰結だ。
「反小沢一派」は、小沢を排除することで実権を握り、主要ポストを仲間内で分け合った。小沢グループには主要大臣や党役員ポストをひとつも与えなかった。
そうやって、大マスコミと組んで小沢排除に成功したはいいが、もともと「反小沢一派」の連中に政治的な力量があるわけじゃない。権力を握り、ポストに就いても、いずれ馬脚を現すことは分かっていた。今日の惨状は見えていたのだ。
「菅・仙谷グループの不幸は、肝心の政策を実現させる力が全くなかったことです。もし、国民と約束したマニフェストを次々に実現させていれば、支持率は上がり、政権が弱体化することもなく、仙谷官房長官の問責決議案や前原外相のスキャンダルもハネ返せたはずです。反小沢派がバカなのは、小沢が『首相は僕のことなんてどうでもいいんで、国民のために何をやるかが大事だ』『民主党は原点に返るべきだ』と、政権を立て直すヒントを何度となく口にしているのに、耳を傾けるどころか、窮地に立つほど小沢切りに走ったことです。民主党は衆院で300議席という圧倒的な数を持っているのだから、政治を知り尽くした小沢の言う通りにしていれば、ここまで弱体化することはなかった。なぜ、素直に助言に従わなかったのか。反小沢派が窮地に立たされているのは自業自得です」(政治評論家・本澤二郎氏)
本人たちはまだ気づいていないだろうが、「脱小沢政治」の看板を掲げたことが、すべて失敗の始まりだったのだ。
◆未熟な菅や前原では政権運営は土台無理だった
それにしても、スッカラ菅首相はバカなことをしたものだ。
小沢を排除すれば、好き勝手できると計算し、「反小沢一派」で結託したのだろうが、結局、総崩れとなっているのだから世話はない。
そもそも、小沢という柱を失ったら、民主党が機能不全に陥ることは最初から分かっていたことだ。なにも決まらず、なにも進まない。未熟な菅や前原では、政権を担えないことはハッキリしていた。
自民党から「少年探偵団」とバカにされている安住淳のような男が国対委員長では、「ねじれ国会」を乗り切れるはずがない。
せっかく、小沢が「菅さんにはいつでも協力する」と申し出ていたのだから、協力を仰げばよかったのだ。
「好き嫌いは別にして、民主党に小沢一郎を上回る政治家はいません。30年以上、政界の主役でいつづけた実力はダテじゃない。国会運営、野党対策、選挙戦術、役人の使い方と、政権政党として必要なことを熟知している。もし、小沢が政権の中枢にいたら『ねじれ国会』も乗り切っていたでしょう。公明党と話をつけて参院で過半数を維持するなり、社民党を呼び戻して衆院で3分の2を確保していたに違いない。菅首相は、予算関連法案の成立に苦しむこともなかったはずです」(政治評論家・山口朝雄氏)
小沢は、最近も「民主党政権でいい政治ができればという思いは誰よりも強い」と語っている。
民主党に対する思い入れは相当なものだ。なぜ、排除する必要があったのか。
◆「政権交代」実現からわずか2年で民主党は崩壊の最悪
スッカラ菅首相が「小沢切り」で暴走したために、もう民主党は終わりだ。このまま消滅する可能性が高い。
すでに衆院議員16人が会派からの離脱を表明し、1人が正式に離党を宣言した。統一地方選を控えた県議、市議は雪崩を打って公認を返上しはじめている。
とうとう、菅首相と一緒に「小沢切り」をやってきた前原グループのメンバーまでが、「どうせこの内閣は長くは持たない。前原がボロボロになるまで外相をやる必要はない」と口にする始末だ。
誰もが菅内閣に見切りをつけ、民主党の崩壊を覚悟しはじめている状況である。民主党の中堅議員が言う。
「3月危機なのか4月危機なのか、時期はハッキリしないが、いずれ菅首相が追い詰められるのは間違いない。追い詰められた首相が総辞職し、代表選に突入したら、党内は『小沢vs.反小沢』の抗争がさらに激化し、一気に分裂に向かうと思う。菅首相が総辞職せず、破れかぶれで解散・総選挙に打って出た場合も、とても同じマニフェストで戦えないから分裂するしかない。いずれにしろ、民主党はオシマイです。やっと国民の手で政権交代を実現したのに、菅・仙谷グループが、不毛な小沢切りに走ったために、民主党は政権奪取からわずか2年で消滅という最悪の事態が近づいている。菅首相と仙谷代表代行の罪は本当に重いですよ」
結局、不毛な「小沢排除」は誰も得をしなかった。党内に亀裂を走らせ、弱体化させただけだ。自民党や霞が関、財界といった旧勢力を喜ばせただけである。私利私欲に走った菅・仙谷コンビはどう責任を取るつもりなのか。
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