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西岡議長を「囲い込め!?」 参院自民が囲む会 野党主導体制へさらに一歩 西岡氏も
2011.3.8 23:52 :産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110308/stt11030823580013-n1.htm
参院自民党若手が8日夜、都内で西岡武夫参院議長と会合し、「西岡氏を囲む会」を発足させた。西岡氏は民主党出身だが、政府・与党に対して手心を加えるどころか、野党顔負けの辛(しん)辣(らつ)な批判を続けてきた。自民党執行部も西岡氏を全面支持する方針を打ち出しており、参院の野党主導体制はますます盤石になりつつある。(佐々木美恵)
「私は民主党内でも批判されているんですよ。小選挙区になって党内に考え方の違う人が交じるようになってね…」
明治記念館で開かれた会合で西岡氏は終始上機嫌だった。弁護士出身の丸山和也氏ら自民参院議員約10人は西岡氏の考えに一つ一つ同調し、「さすが元自民党。私たちと考え方が近い」などと持ち上げた。
西岡氏は、保守的な思想・信条の持ち主であり、リベラル色の強い民主党執行部とは相いれない。頑固者としても知られ、菅直人首相と対立する小沢一郎元代表と盟友関係にある。
その西岡氏が「三権の長」の立場から政権批判を続けてくれることは自民党にとっては何よりありがたい。これまでも自民党は水面下で西岡氏に「思い通りに発言を続けてもらいたい。参院で多数を占める自民党が後ろ盾になる」と伝えてきた。
参院自民党の動きとは別に、自民党きっての「謀略家」とされる伊吹文明元文科相も昨年末から西岡氏の元へ足しげく通う。谷垣禎一総裁も今年初めに参院議長公邸を訪問した。表向きは「表敬」だが、内実は民主党が正当な理由もなく議長を交代させようとした場合は「自民党が守る」との考えを伝えるためだった。
西岡氏と自民党との関係修復の契機は、昨秋の臨時国会での仙谷由人官房長官(当時)ら2閣僚に対する問責決議だった。西岡氏は決議後も仙谷氏らの続投を模索する首相を「院の決定を軽く見ている」と辛辣に批判。これを受け自民党は西岡氏の全面支持に方針転換した。
その証拠に今国会に入り、参院本会議が開かれ、西岡氏が議長席に着くと同時に自民党席から拍手が起きるようになった。逆に民主党からの拍手はパラパラとおざなりになった。
正副議長の籠絡は自民党の常(じょう)套(とう)手段でもある。平成12年の衆院選後、民主党は衆院副議長候補に石井一・現党選挙対策委員長(当時は衆院議員)を推したが、自民党は渡部恒三・現民主党最高顧問を担ぎ出し、異例の正副議長選挙の末、副議長に再任させた例もある。本会議のベルを鳴らす議長とその補佐役の副議長の権限の大きさを熟知しているからだ。
西岡氏も自民党の思惑は十分承知している。西岡氏は参院の選挙制度をはじめ、参院改革に意欲を燃やしており、実現には自民党など野党の後ろ盾は欠かせないと考えているようだ。
民主党には「いくら議長様でも言い過ぎは困る」(党幹部)など不満は高まっているが、参院では少数与党だけに対抗する術(すべ)は見つからない。
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