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仕分けも八方塞がり、不透明 政権の求心力低下で反発広まる
2011.3.7 22:39 :産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110307/plc11030722440027-n1.htm
政府の行政刷新会議(議長・菅直人首相)による「規制仕分け」は7日、2日間の日程を終了した。注目を浴びてきた仕分け劇場も、首相の求心力が弱まるにつれて国民の関心は薄れ、民主党内の抵抗勢力も拡大していった。今回は本番直前に仕分け反対の議員連盟が発足するなど、菅政権は看板施策の実行についても八方塞がりの惨状を呈している。
「(民主党政権発足から)もう1年半になる。民主党自身がやったことを民主党が仕分けるというのは、やはり(理屈が)合わない。やめるべきだ」
7日の議論に加わった筒井信隆農林水産副大臣は仕分けの廃止にまで踏み込んだ。仕分け人と各省庁との議論のなかで、仕分け人側が省庁側の業務態勢を批判したり、判定結果を一方的に決めたりするやり方に、政権内からも不満は噴出している。
仕分けに反発する党内の動きも公然化した。
今月4日には、規制仕分けの対象となった一般医薬品のインターネット販売の規制緩和に反対する「安心・安全な薬とサプリメントを考える議員連盟」(会長・樽床伸二元国対委員長)が発足。「規制仕分けで安易な規制緩和を決定することなく、十分な時間をかけた慎重な議論を行うべきだ」と主張した。
「(蓮舫行政刷新担当相のやり方は)大きな間違いだ」
議連顧問の三井弁雄国土交通副大臣は、規制仕分けで改革を進めようという手法を真っ向から否定する。
民主党政権での施政では、数少ない成功例の一つだった仕分けだが、党内の反発はもう抑えきれない。仕分けをすればするほど党内の不協和音とほころびを露呈している。
また、国民への公開性を“売り”にしてきた仕分けだが、蓮舫氏は今回の規制仕分けにあたり、仕分け対象を一切漏らさないよう仕分け人に箝(かん)口(こう)令を敷いた。省庁側や業界団体からの事前圧力を避けるためだとされるが、規制仕分け自体にむしろ不透明な印象を与えたことは否めない。
「マスコミと接触してはいけないといわれている」
仕分け対象の取材で民主党議員を訪ねると、秘書にドアを閉められることも。仕分け人による関係各省からのヒアリングもすべて非公開で、これまで実施されていた国会議員による状況説明も禁じられた。
当初は緊張感の漂っていた仕分け会場だが、7日は弛緩(しかん)した空気の中で、複数の仕分け人が居眠りしていた。(坂本一之)
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