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2011⁄03⁄07(月) 07:05
前原氏は新自由主義からの転向を許さない従米官僚にパージされた?!「前原誠司と鈴木宗男」 by インナーマザー
前原氏が辞任した。
先日も書いたが、どうも後味が悪く、違和感がずっと付きまとっていた。
マスコミ報道もあるだろうが、もう一つのフロント企業の問題もさることながら、政治資金規正法を利用して、いとも簡単に邪魔な政治家を追い落とせる、ということに関してが一番強かったように思う。
下記のインナーマザー様のコメントで、それが小沢一郎氏を貶めた構図と同じものを自分が感じていた、ということがはっきりとわかった。
官報は非常に巧妙に国民の目を誤魔化し、国民同士を分断して揺さぶりをかける。
過去を反芻しながら官僚やマスメディアに騙されないよう、注視していきたいものである。
以下、インナーマザー様のコメントを転載させていただく。
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前原誠司と鈴木宗男 by インナーマザー
前原氏の辞任と鈴木宗男先生が重なって見えてきます。
喜連川社会復帰促進センターで配膳作業をしている鈴木宗男先生ならばどのようにアドバイスしてくれるでしょうか。
きっと「吹かされた風を鵜呑みにしないで地頭で考えなさい」と言うと思います 。
2002年に「ムネオがすべて悪い」と責任転嫁の嵐を起こしたのは我々国民でした。官僚と官報が流した風を嵐に拡大させたのは我々です。
松本サリン事件の「犯人」として河野さんを追い詰めたのも我々でした。
官僚支配と闘う鈴木宗男先生を刑務所に入れてしまったのは我々国民なのだと思います。
民主主義とは立ち止まって考えることだと思います。
たとえ我々の政敵が不利になる「おいしい情報」であっても、官報から流された情報には罠がある。官報の保身と意図が隠れています。同時に国民を疎外する催眠術が埋め込まれています。そして常に官僚支配の障害になる代議士が生け贄にされて来たのが歴史です。
小沢先生への国策捜査から学んだことは、フェイントや陽動を見抜き、「官僚菩薩」への依存心から目覚めることでした。
本来の民主主義は民を経由して権力が発動されます。しかし我々は140年間も「民」をショートカットされ、「責任」を奪われて来ました。これが潜在意識に埋め込まれて来た官僚機構への「信心」だと思います。
知らぬ間に官僚菩薩を拝み、マスコミ真理教に入信していたのです。
修正ですむ政治資金の記載に難癖をつけてくる因縁行為は、官僚と官報による民主主義への不当介入です。小沢氏、鈴木氏、石川氏、前原氏も失脚の構図は同じです。
「目くらまし」と「分断統治」が官僚機構の常套手段です。スキャンダルが表に出る時は真実が隠される時です。戦前、戦後を通じて、国民と国民の代表を対立させる分断工作によって官僚が潤い官僚支配システムが維持されて来ました。
「前原辞任」によって誰が一番得をするのか。それは官僚機構とマスメディアだと思います。逆から言えば官僚機構にとって前原氏が不都合な存在に変化して来たということだと思います。
前原氏のスキャンダルは9年前の鈴木宗男先生の国策捜査と重なって見えます。
ロシアとの外交を進展させる政治家はアメリカに嫌われるという「法則」が反復しているように思います。
佐藤優氏が次のように書いています。
「前原誠司外務大臣の訪露は成果があった。2月12日、モスクワの日本大使館における記者会見で前原外相は、「領土問題については日本の立場をしっかりものを言い、ただマスコミ等を通じて議論するのではなくて、お互いが顔をあわせて、信頼関係をもって静かな形で議論していこうということで、ラブロフ外相、ナルイシキン大統領府長官と合意できた」と述べた。これでお互いが国内向けにどのような発言をしても過去の政府間合意は覆されないという枠組みが一応できた。前原訪露がなければ、日露関係はもっと悪くなっていた。前原外相が国益のマイナスをミニマム化したことを正当に評価すべきだ。」(【佐藤優の地球を斬る】交渉ルールを確立した「前原訪露」)http://p.tl/C_hm
「前原外相は、メドベージェフ大統領が国後島を訪問した翌11月2日、政治主導で河野雅治大使を一時帰国する決定を行った。ロシアが大統領の北方領土訪問という大きな「踏み越え」をしたのに対し、事実上の大使召還というきわめて強い不快の念を示す「目には目を」という措置を前原外相はとった。こういう毅然とした態度をとる外国人をロシア人は尊敬する。」(【佐藤優の地球を斬る】前原外相が押し返す北方領土問題)http://p.tl/_cG5
「前原外相は外交が人であるということをよくわかっている。現在、日本外交の力が情けないほど弱っている。それを早急に立て直さなくてはならない。そこでOBの中から、即戦力となる人を外務省顧問に据えたのである。外相就任後、前原氏はあらゆるルートで人物情報を収集した上でこの人事を行ったのだと思う。こういう人事こそが真の意味での政治主導だ。」(【佐藤優の地球を斬る】「外交は人なり」を見抜いた前原人事)http://p.tl/ea5c
(引用終わり)
前原氏はロシアとの関係を修復することによって、アメリカとの従属関係を変えようとしていた。外交の弁証法です。パワーバランスを変えるには「二者間関係」に別の関係を加えるという手法です。ドメスティックバイオレンスな夫婦関係に息子が介入すると暴力がおさまるというイメージでしょうか。煮詰まった日米関係を再構築するために地政学的な外交を展開して官僚機構につぶされた鈴木宗男先生とオーバーラップするのです。
官僚のやり方は9年前と変わっていない。しかし国民の洞察力は変わりました。
前原氏は「何か」に気づいて変わり始めていた。だから潰されたのだと思います。
新自由主義からの転向を許さない従米官僚にパージされたのだと思います。
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