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小沢倒閣準備 辞任ドミノで菅八方塞がり、打開策なし
2011.03.07 :夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110307/plt1103071612002-n1.htm
閣内屈指の人気を誇った前原誠司外相(48)が、外国人から政治献金を受け取った問題で辞任した。菅直人首相(64)自ら2時間近く慰留したのに受け入れられなかったことは、首相の求心力低下を印象づけた。野党側は、ほかの“問題閣僚”や、菅首相の任命責任を厳しく追及する構えで、辞任ドミノも現実味を帯びる。民主党内では、小沢一郎元代表(68)を支えるグループを中心に倒閣準備を加速させるとみられ、文字通りの内憂外患。政権の八方塞がりを打破する策は見当たらない。
⇒【小沢氏団体 政治資金でディスコ 、キャバクラ】
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/494483/
「……」
菅首相は6日夜、記者団の前に現れ、ニュージーランド地震の日本人被害者確認についてお悔やみを述べたが、前原氏についての質問には答えず、取材を打ち切って立ち去った。充血した目とこわばった表情は、先々に待ち受ける地獄に恐れをなしているようだ。
外相臨時代理となった枝野幸男官房長官は7日の記者会見で「首相からは『できるだけ早く後任を選ぶ』とのことだった。官房長官が臨時代理として海外に出るのは基本的に難しい」と述べ、早期に新外相が決まるとの見通しを示した。松本剛明外務副大臣の昇格や、直嶋正行元経産相、福山哲郎官房副長官の起用などが取り沙汰されている。
ともかく、菅政権がさらに崖っぷちに近づいたのは間違いない。これまで、菅首相は「不条理を正す」と訴え、「政治とカネ」を抱える小沢氏を攻撃することで政権浮揚を図ってきたが、ともに小沢氏を批判してきた看板大臣がカネの問題で辞任したことで、その大義は失われた。
対野党戦略も崩壊した。2011年度予算関連法案が成立せず、国民生活に影響を与える責任を野党に押しつける思惑だったが、前原問題で内閣支持率が低下すれば、批判が政府・与党に向かい政権は行き詰まりかねないのだ。
すでに、フジテレビ系「新報道2001」の世論調査では、関連法案の責任を「野党」としたのは15%にすぎず、「首相」「内閣」「与党」が計72・4%で、政府・与党への風当たりが強い。
野党は勢いづき、自民党の谷垣禎一総裁は「重要閣僚が辞める事態は深刻な問題だ。一刻も早く衆院解散・総選挙を行い責任ある体制を構築すべきだ」と解散・総選挙を求めた。
閣僚の「辞任ドミノ」も現実味を帯びている。
野党の最初の標的は、細川律夫厚労相だ。細川氏は参院予算委員会で、専業主婦の国民年金切り替え忘れ問題で、課長通達による救済実施を「知らなかった」と答弁。野党は追及を強めるとともに、問責決議案の提出も視野に入れている。
また、看板閣僚である野田佳彦財務相や蓮舫行政刷新相側が、前原氏と同様、脱税関連企業からパーティー券購入や献金を受けていた問題も広がる可能性がある。
「永田町のユダ」こと与謝野馨経済財政相は、その職にある限り、自民党を離党して菅政権を批判してきた過去の言動との整合性を指弾され続ける。そして、最終的には、首相問責決議案や内閣不信任案の提出というカードも待ち受けている。
将棋でいう「詰み」に近い惨状に、一気に勢いづくのが小沢氏支持グループだ。若手議員らは「もう予算関連法案は通らず、菅政権はおしまいだ。挙党態勢をつくってこなかったツケを払わされている。同情の余地はない。内閣支持率はガタ落ちだ」とほくそ笑み、「首相のクビをすげ替え、次の人に託して関連法案を通す環境をつくるしかない」と指摘。
民主党代表を解任(リコール)できるようにするため、両院議員総会の開催を求める署名集めを模索する動きもある。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「小沢氏は裁判で白黒つける前に、幹事長を辞任したが、『党員資格停止』の処分を受けた。今回も、小沢氏に近い議員は、外相辞任だけでは許さないだろう。両院議員総会を開き、前原氏の処分を求める動きも出てくるのではないか。党内から菅首相の『代表失格』のレッテルが張られる。4月まで首相でいられないかもしれない」と話している。
今後、ますます、倒閣の動きが顕在化しそうだ。
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