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−早期辞任により次の次を狙うつもり?前原が総理の器でないことは明白だ−
6日夜、前原誠司外相が辞任しました。政治資金規正法は、外国人からの献金を明確に禁じており、外務大臣という外交の責任者の立場からして、当然の辞任といえます。なお前原氏は、かつて野党時代の代表辞任に次いで、2度の中途挫折ということになります。
今回の問題は前原辞任で終わりではなく、リクルート事件級にまで発展し、最終的に仙谷由人にまで至るという観測もあります。今後の推移を慎重に見極めなければなりません。
前原氏は辞任会見で、予算案や予算関連法案の審議と共に、主要8か国(G8)外相会合など外交日程を挙げ、「職にとどまることで内外の課題推進が滞ることは避けねばならない」と述べました。
意外にも早かった辞任決断の裏には、どうせ予算審議は難航しそうだし、内閣支持率は“退陣水域”だし、『こんな泥船内閣にいて、菅総理と一緒に沈められては適わん。ちょうどいい潮時だ』というような、小ズルイ読みもあったのではないでしょうか?
しかし菅政権の8ヶ月余、国交相と外相の2つの閣僚ポストを経験した前原は、まあロクな実績を残してはいません。国交相の時は、八ッ場ダム問題やJAL問題では完全なパフォーマンス先行、その後の対応の不手際に一部の識者からつけられたあだ名が「お子ちゃま大臣」。
それに国交相として忘れてならないのが、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件での中国人船長逮捕命令です。しかし中国の剣幕に恐れをなして、「いや、俺には逮捕させる権限はない」との逃げの一手。後見人の仙谷由人官房長官(当時)に後処理を丸投げしたのです。
その頃からついたあだ名が、「言うだけ番長」「口先番長」。
外相になっても、相変わらずのひどさです。「日米関係重視」と称して、米軍の思いやり予算30%上積みにみられるような、その実は対米交渉戦略など何もない米国と外務省官僚いいなりの「対米隷属」姿勢。さながらオバマ政権の米戦争屋の要であるクリントン国務長官の“お小姓”の体でした。
そんなんだから、中国にもロシアにも思い切って日本外交の足元を見られるわけです。特にロシアには、北方領土問題では露大統領以下のお歴々が続々と現地入り。対して前原外相は、「北方領土は我が国固有の領土」と、尖閣問題の時も聞いた何とかの一つ覚えを繰り返すのみ。
それに「北方領土問題に政治生命を賭ける」とまで宣言して乗り込んだ、モスクワでの日露外相会談では、一方的にラブロフ露外相に押しまくられ、「中韓投資も予定している」との言を覆すこともできず、すごすご引き下がってくる“子供の遣い”のような体たらくです。 まさに「口先番長」の本領発揮でした。
ロシアはさらに日本軟弱外交を見透かすように、その後北方領土の軍事要塞化を強力に推進する構想まで明らかにしました。
今月はあの「美しすぎる女スパイ」アンナ・チャップマンまで北方領土を訪れ、同領土がロシア領であることを国内外にアピールする予定なのだとか。菅・前原外交によって、「北方領土返還交渉」は限りなく遠のいたとみるべきです。
また前原は、今回の一連の疑惑で明らかになったように、「政治とカネ」でも決してクリーンな政治家ではなかったということです。暴力団がらみの会社からの黒い献金など、もってのほかです。これは民主党の他の幹部にも言えることですが、こやつらに小沢一郎元代表を批判する資格などないのです。
さらに前回記事『「誠司とカネ」で前原“害”相、絶対絶命 !?』で触れましたように、今回前原と朝鮮半島との怪しい関係が明らかになりました。
何が言いたいのか。前原誠司は早めに辞任表明をすることで、菅“泥船”政権との決別姿勢を闡明にし、次の次くらいを狙うつもりなのでしょう。しかし前原には菅直人同様、一国のトップは務まらないということです。それは国交相、外相の「負の実績」ではっきりしてきたのではないでしょうか?
「前原スキャンダル」にも関わらず、直近の産経調査などでは「次期総理は誰がいいですか?」の質問に、「前原誠司…10.2%」というような数字が出て、総理候補トップのようです。国民は「見てくれの良さ」に騙されてはいけません。
小泉など、今までさんざんな目に遭ってきたではありませんか。もういい加減学習して、賢明になるべき時です。
前原外相辞任によって、政局は一気に流動化しそうな雲行きです。野党側は勢いづいて、主婦年金の救済策に対する細川厚労相のずさんな対応も問題しており、参院問責決議案も辞さない構えです。
菅政権へのダメージは測り知れず、2月下旬の(「前原スキャンダル」勃発を織り込んでいたに違いない)小沢元代表の“予言”どおり、今週中にも「最大の山場」がやってきそうです。
歴代の総理なら総辞職のケースです。が、精神を病んでおられる菅総理のこと、前原、野田、蓮舫という看板閣僚たちのスキャンダルという大暴風雨の中、「自爆テロ解散」を強行なさるおつもりなのでしょうか?
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