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政権に恋々の菅首相、前原氏の出処進退を見習ってもいいのでは
2011/03/07 13:38 :政界走り書き
http://hmatsumoto.iza.ne.jp/blog/entry/2184522/
記者は、会派離脱組が出た先月、MSN産経ニュースの拙稿「政界走り書き」で、「菅政権の命脈はついに尽きた」と書いた。それから約2週間がたち、前原誠司前外相に「政治とカネ」の問題が発覚し辞任するという、さらに暗転する事態となり、果たしてどのような言葉で、菅政権の窮地を表現したらいいものか、と悩んでいる。
「死に体」「最大の危機」「内憂外患」「絶体絶命」「袋小路」「難局」「苦境」「行き詰まり」「土俵際」「瀬戸際」「政権の屋台骨がグラグラ」…。どれも使い古されているようで、安易に使うのはいかがなものかと思うし、かといって、斬新にしてピタッと現状を言い当てる言葉が、すぐには思い浮かばないのである。
それにしても、菅執行部は、「小沢問題」では、「ここまで小沢氏が嫌いなの」というくらい徹底的に追いつめ、前原氏の「政治とカネ」ならぬ「『誠司』とカネ」の問題に対しては、辞任論をめぐり、「外相を頻繁に代えれば国益を損なう」(岡田克也幹事長)などとかばい続けた。
首相寄りの民主党若手に言わせれば、「前原氏は、起訴されているわけではないので、辞める必要はない」ということだ。ほかにも辞任不要論の理屈はさまざまつくだろうが、肝心なのは、「カネにまつわる問題が出た政治家には世論が離反する」という、その是非はともかく、そうした最近の政治状況を真摯に受け止めることではないか。
記者は、その点で、前原氏の決断は正しかったと考えている。「ドロ船の政権から逃げた」とか、「外相なのに無責任だ」とか、あまた批判はあっても、続けていれば、毎日、国会で追及され、結果的に菅政権崩壊の引き金になったであろう。
辞めても、辞めなくても批判を浴びるのは間違いない。それならば、前原氏としては、まだ自分は政治家としては48歳と若いし、「次の次」「次の次のそのまた次」を十分狙えるという思惑も、当然のことながらあるだろう。
出処進退は、早ければ早いほど傷は少なく、遅ければ遅いほど大きな痛手を被るものだ。前原氏の潔さを思えば、「政治とカネ」の問題をめぐっては、これほどまでに虫のいい二枚舌を使って乗り切ろうとし、いつまでも政権にしがみつきたがっている菅直人首相の言動は、実に往生際が悪い。
と、ここまで書いて、冒頭の宿題に思い至った。どの言葉も今の菅政権が追いつめられている状態を表しているから、ここは、首相の心持ちに焦点を当てて、「政権に恋々」「悪あがき」みたいな、未練がましいニュアンスが出る方がいいのか、と合点がいった。
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