30. 2011年3月07日 20:13:14: jVcwshKxp6
自民党なら、政治資金コスプレパーティーもOKだそうです(笑) 自民党本部でコスプレパーティー開催!! 超型破りな立候補予定者の登場で政界は変わるか http://www.menscyzo.com/2010/06/post_1359.html
「けいおん!」の平沢唯、「ヘタリア」のイギリス&アメリカ、「Fate/stay night」のセイバー、「マクロスF」のシェリル、そして何人ものメイドさん......ここは本当に自民党本部なのか!? 6月5日、東京・永田町の自民党本部にて、目を疑うような異色の政治資金パーティーが行われた。今夏の参院選に自民党から比例代表で出馬する経済評論家・三橋貴明(40)が、支持者のコスプレイヤーを集めてアニソンカラオケ大会を開催したのだ。これは「政治参加できずにいる若者たちを取り込みたい」との狙いから企画されたものだという。 本職は中小企業診断士である三橋氏は、巨大掲示板「2ちゃんねる」のコテハン(固定ハンドル)として、韓国経済の崩壊を予言する書き込みをして脚光を浴びた人物だ。その論客ぶりが話題となり、『本当はヤバイ!韓国経済』(彩図社)などの著書を出版。経済の専門家としての立場を確立し、自民党公認で参院選への出馬を予定するに至った異色の経歴の持ち主である。 カラオケ大会は、「新世紀エヴァンゲリオン」の碇ゲンドウのコスプレで登場した三橋氏が、綾波レイに扮した秘書の敷島和泉さんとのデュエットで、田村直美の「ゆずれない願い」を熱唱してスタート。タイトルと歌詞に思いを込め、あえて「エヴァ」の曲ではない選曲をしたという。 続いて、思い思いのコスプレをした参加者たちが「マジンガーZ」「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」など一般人でも分かる定番ソングから、「けいおん!」「機動戦士ガンダム第08MS小隊」「宇宙刑事ギャバン」(ギャバンを歌ったのは若い女性!)の主題歌など若干マニアックな歌まで次々と披露。異様な盛り上がりを見せたカラオケ大会は、「涼宮ハルヒの憂鬱」のキョンのコスチュームにお色直しした三橋氏が、長門有希のコスプレをした秘書やハルヒに扮した支持者らと一緒に「ハレ晴れユカイ」を振り付きで歌って終了した。参加者には、軍事オタクで知られる石破茂政調会長のサインが入った戦闘機のプラモデルなどが贈呈された。 異色の立候補予定者として注目される三橋氏に、いくつか質問をぶつけた。
――自民党本部でのコスプレイベントを実現した現在の心境は? 三橋 会場となった8階講堂は、普段の講演会などではスーツを着た年配の方ばかりが集まる場所。若者の姿は、ほとんどありません。そこに、変わった格好をした若い人たちを、これだけ集められたというのは、成功だったと思っています。 ――今回のパーティーは総勢何人くらい集まったのでしょうか
三橋 カラオケ大会後の立食パーティーからの参加者も含めれば200人くらい。後援会の会員が半数ですが、あとの100人くらいは一般の方です。 ――好きなアニメやマンガを教えてください 三橋 最近はマンガ雑誌を読めていませんが、いま一番好きなマンガは「ONE PIECE」。私の世代なら多いでしょうが、最も影響を受けたアニメは「機動戦士ガンダム」です。 ――コスプレパーティーを開くくらいですから、ご自身も普段からコスプレをされるのでしょうか 三橋 私は普段はコスプレしませんよ(笑)。私の街頭演説に来るのは若い人ばかりで、中には変わった格好をしてくる人もいるのですが、元々コスプレに興味がなかったため、そういう人たちを奇異の目で見ていた時期もありました。しかし、そういう人たちも同じ日本国民であって、自分の将来とか日本の未来を真剣に考えているわけです。これまでの政党・政治家は、「あいつらは変だから」と切り捨て、彼らにアプローチをしてこなかった。自民党は「保守」と言われますが、前回の選挙で自民は民主に負けたんです。敗者がこれまでと同じスタンスではダメ。「どうせ若い人は投票しないよ」と、やりもせずに無責任なことを言う人もいますが、コミュニケーション方法を模索しながら続けていくつもりです。 ――マンガやアニメへの表現規制案と同時に、インターネットの規制を強化すべきという意見が自民党や民主党から出ていますが、「2ちゃんねる出身」とも呼ばれる三橋さんの意見は。 三橋 規制にはもちろん反対。インターネットでの発言や表現にも社会的責任があり、それを今のあやふやな状態から明確な状態にすればいいだけのこと。殺害予告をすれば逮捕されたりするように、ネットが現実の社会と同じになれば、それ以上の法規制は必要ありません。 ――メディアの中立性に懐疑的な立場を取られていますが、既存のメディアについてどのようにお考えでしょうか 三橋 メディアが中立でないのは当たり前です。「赤旗」が自民党を叩いても文句を言う人はいませんし、「聖教新聞」もあれでいいんです。しかし、新聞やテレビなど大手メディアは、中立公正な報道だと言い張りながら、社説などで偏向報道を続けているから腹が立つ。ちゃんと、偏向しているということを認め、それでメディアが残るかどうかは国民が決めればいいんです。 コスプレに興味がなかったという三橋氏だが、えせオタクというわけではないようで、ある記者が「カラオケ大会では最初にエヴァの曲を歌いましたが......」と質問しかけたところ、即座に「あの歌は『エヴァ』じゃありません。『魔法騎士レイアース』の曲です!」とツッコミを入れ、それなりにオタクカルチャーへの造詣が深いことをうかがわせた。 そして、個人的にとても気になったのは、美人秘書の敷島和泉さんの存在。元々は後援会の会員だったが、三橋氏の手伝いをしているうちに秘書に選ばれたという。厳格な家に育ったのでコスプレやアキバ文化に興味を持てなかったそうだが、「好きなアニメは『エヴァ』と『コードギアス』」と語るなど、オタクカルチャーは嫌いではないようだ。年齢は秘密ということだが、「しょこたんと同じくらいです」とこっそり教えてくれたので、20代半ばであると思われる。若くて美人でオタク文化に理解がある秘書がいて羨ましい......などと、不謹慎な気持ちを抱いてしまった。というわけで、ここからしばし、美人秘書さんのグラビアをお届け。
後援会の会員に話を聞いたところ、三橋氏の後援会は20代、30代が中心で、アニメやマンガなどのポップカルチャーやネットが好きな人が多いという。とはいえ、三橋氏本人も含め日頃からコスプレをしているようなガチオタは少ないようで、イベントのために初めて衣装を用意したという会員も多く、オタクカルチャーを政治アピールや資金集めに利用している面はある。だが、40代の候補者、20代の秘書、若者が中心の後援会というのは、50代、60代が中心の他陣営とは明らかに一線を画しているといえるだろう。また、パーティー会場には作曲家・すぎやまこういち氏、発明家のドクター中松氏、タレントの若林正人氏、元ジュリアナクイーンの「荒木師匠」こと荒木久美子さんら、ユニークな顔ぶれが応援に駆け付けていた。
表面上は"イロモノ候補"にも見える三橋氏だが、「鳩山内閣以上に左派で固められた菅直人新内閣は、偏り過ぎていて危険。日本国民のための内閣になるはずがない」と断じるなど、その主張はガチガチの保守派。 当然、政治スタンスや思想には賛否両論あるが、これまで変わり映えしなかった政治と国民の関係の変革を目指していることは確かといえる。三橋氏は支持者のDJやラッパーと連携し、クラブイベント開催に乗り出すなど、オタク層だけでなく若者層全体を取り込みたい考えだ。
この新たな試みが票の獲得につながるかは参院選の結果が出なければ分からないが、「若者いじめの時代」ともいわれる現代、20代、30代の若者自身が積極的に政治に関わっていかなければ、自分たちの苦しい生活や暗い未来が変わらないのは間違いない。なかなか足を踏み入れにくい政治の世界に若者が参加するきっかけとして、今回のようなイベントが増えていくのも面白いのではないだろうか。
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