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2011年(平成23年)3月7日(月)(5日発行)
日刊ゲンダイ 週末特別版
黒い外相 前原辞任秒読み
菅ボロ内閣参院で頓死
前原外相 細川厚労相 クビ必至で余命はあと1週間か
国のため即刻総辞職すべきとアキレた声
(写真)とうとう詰んだペテン政権
───
ついに菅政権はご臨終だ。内閣そのものが火ダルマ炎上し始めた。
導火線は言うまでもない。きのう(4日)国会で明らかになった前原外相の新疑惑、在日韓国人の女性(72)から4年間で計20万円の献金を受け取っていた問題だ。
これまで報じられてきた暴力団との関係が噂される企業からの黒い献金は、自民党やみんなの党にも流れていた。それだけに前原も余裕を見せていたが、新たに噴出した問題の深刻さは別次元だ。
政治資金規正法は外国人や外国法人から献金を受けることを禁じている。故意に受けた場合は、3年以下の禁錮または50万円以下の罰金。裁判で有罪が確定すれば、公民権を5年間失う。最悪の場合は議員辞職モノだ。が、それでなくても、闇社会と外国人からの違法献金で合わせて一本≠ニ言っていい。
前原の国会でのうろたえぶりは相当なものだった。
この問題を追及した自民党の西田昌司参院議員に「在日の方からお金をもらっているごとはないか?」と問いただされると、前原は「献金を受けておりました。これについては返金をして、しゅうしほく、収支報告書を、て、てい、訂正をさせていただきたいと思います」とシドロモドロ。
さらに、西田議員が[あなたは大臣どころか、国会議員の資格がないということですよ!」「分かってるんですか、どう思ってるんですか!」「責任取って辞任すべきじゃないですか!」と畳みかけると、「全体像を把握してからお答えします」「全体像を把握してから判断した方がいいと思います」と、壊れたラジオのように繰り返すばかり。閉会直後に管に謝ったくらいだから、その慌てぶりが分かる。
前原は夜の記者会見でも〔全体をしっかり調べて……」を連発したが、民主党参院幹部もさすがに、「外相は辞めざるを得ないだろう」と発言。自民党など野党もさっそく問責決議案を出す準備に入った。野党多数の参院で可決されるのは確実だから、いよいよ前原はジ・エンドである。
闇社会からの献金疑惑は、野田財務相と蓮舫行政刷新相にも持ち去がっている。民立党の看板大臣がそろって疑惑にまみれはじめた。管内閣はいよいよ空中分解だ。
黒い内閣≠ェ小沢叩きの悪辣
民主党政権を見続けてきた経済アナリストの菊池英博氏がこう言う。
「いや、本当に呆れました。外務大臣である前原氏が外国人から献金を受けていたなんてシャレにもならない。前原大臣はアメリカとも異常なくらいに親密なことで知られていますが、ここまで次から次にデタラメが噴出すると、ほかにも何かあるんじゃないかと誰もが勘繰りたくなりますよ。
何よりこの内閣が悪質なのは、小沢元代表の政治とカネの問題を追及してきた面々であることです。菅首相は『クリーンな政治』を売り物にし、猛烈な小沢叩きを続けてきた。それなのに、当の管内閣の重要閣僚らが、そろいもそろって黒いカネ≠フ世話になっていたのです。マニフェスト破りに加え、今度もまた国民を裏切ったということでしょう。開いた口がふさがりませんよ」管は代表選で「古い政治との決別」「脱小沢」を掲げ、小沢排除に突っ走ってきた。そんな管をいち早く支持して、取り巻きになったのが前原ら大臣だ。しかも、小沢問題について前原は「疑惑にしっかり答えることは重要」「政治家自らが襟を正すことは大事」と、ことあるごとにエラソーにコメントしてきた。自分の真っ黒な収支報告書を棚に上げ、一体どの口が言っていたのか。野田、蓮筋も同罪だ。
こんなデタラメ、非常識はない。政治家が一番やってはいけないハレンチ行為だろう。前原らはカネを返して「一件落着」にしようとしているが、それで済むと思ったら大間違いだ。
大マスコミにも見放され居座りはもう不可能
これまで管は支持率が17%に落ちようとも、党内から造反者が次々出ようとも、意にも介さず政権にしがみついてきた。
が、それも終わりだ。
自民党は「ポスト管」の前原だけを潰し、ヨレヨレ管に解散させて政権奪取する魂胆だが、そんなのは無理だ。
何しろ、外堀まで包囲されている菅は、天守閣は大丈夫だと居直ってきたが、前原疑惑で天守閣にも火が回ってしまった。今まで前原疑惑の報道を控えてきた大マス・コミも、国会でこれだけ追及されたら騒がざるを得ないだろう。小沢のカネをあれだけ叩いておいて、前原のカネはお目こぼしとはいかないからだ。応援団だった大マスコミも離れる。管政権は万事休すだ。
(写真)細川厚労相には年金爆弾
「それだけではありません。細川厚労相が袋だたきに遭っている年金問題も厄介です。保険料未納となっている専業主婦らを救済するつもりが、まじめに保険料を払ってきた主婦から『正直者がバカを見ることになる』と猛批判にさらされている。しかも法改正の手続きを踏まずに、課長の通知だけで救済策を講じていたため、きのうの参院予算委では『国会の議論を飛ばしていいという話で、とんでもない』と自民党に攻撃された。細川大臣は救済を決めた長妻前厚労相に責任をなすりつけていたが、通知が出されたのは細川大臣になってから。自民党は前原大臣とセットで問責決議案を出すつもりです」(政界関係者)
崩壊が近づいた政権は、立て続けに閣僚の不祥事や醜聞が噴出するものだが、あちこちで火の手が上がり始めた管内閣は、まさにその典型だ。
史上最低政権を国民は許さない
事ここに及んだ以上、管は一刻も早く腹をくくるべきだ。前原疑惑については、公明党の山口代表が「管首相の任命責任は重大だ」と徹底追及する構えを見せているし、社民党の福島党首も「説明責任を果たすべきだ」と突き放している。当然、予算関連法案は一本も通らない。国民の怒りも頂点に達している。
政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「無能無策の管政権は、身ぎれいさだけが唯一のセールスポイントでした。政官業の癒着にどっぷりつかった自民党政治に辟易していた国民の中には、『クリーンな政治』の一点だけで管政権を支持していた人も多いはずです。しかし、いまやそのたったひとつのウリさえなくなった。暴力団との関係が噂される会社から、外相、財務相、行政刷新相の3人がカネ黒い献金トリオを受け取っていたのだから事態は深刻です。
マニフエストも後退、自民党時代と変わらぬカネの汚さでは、この内閣を支持する理由は見当たりません」
前出の菊池英博氏もこう言う。
「管政権がこのまま続けば支持率1ケタ台突入は間違いないが、そこまで持ちませんよ。黒いカネとウソにまみれた『国民生活放棄』の管政権は、間違いなく史上最低最悪の政権です。これほど裏切りを重ねるデタラメな政権は見たことがない。前原外相、野田財務相の重要閣僚2人は即刻辞任が当たり前だし、予算関連法案が通らないということは、この政権には具体的政策が何もないということに等しい。どうせ居座り続けてもこの先、何もできず、混乱を長引かせるだけです。この国のためにも管内閣はさっさと総辞職すべきだし、そうするしかなくなりますよ」
菅政権の崩壊はもう秒読みだ。来週中にもこの内闇は吹っ飛ぶ。
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