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消費税増税に関してもチラシを作成したのでここで紹介する。
最近、菅政権は強い財政のため消費税増税が必要と盛んに宣伝しています。内閣にも“消費税増税の権威”与謝野氏を入れて増税体制をとっています。そういえばテレビでも新聞でも消費税増税はやむを得ないとする立派な街の声が報道されていますが本当なんでしょうか。
【事実を確認しましょう】
財務省も財界もいろいろなデータをもとに消費税増税が必要と盛んに宣伝しています。それを聞くとああ消費税の増税はしょうがないなあ、と思わず同意してしまいます。しかしここで“事実”を確認しておきましょう。宣伝文句には全てウソが含まれており恣意的なデータだけを宣伝しています。
以下に箇条書きにしてみましょう。
@日本の財政は、歳入が40兆円に対し歳出が80兆円以上あり、構造的に歳出が大きい。
A日本の国債残高は900兆円に達し、他の国と比べてGDPに対する比率は世界一高い。
B事業仕分けをやって節約しても限度があり必要な支出は削れない。
C日本の消費税率は5%でEU諸国に比べて著しく小さく増税の余地がある。
これらはすべてうそです。以下項目ごとに簡単にその理由を記します。
@日本の政府支出は国会で審議され公表される一般会計とは別に各省庁が自由に裁量して支出できる特別会計があり、この特別会計は計算のダブり分を差し引いても年200兆円弱あります。財務省に加えてマスコミもこの数字は無視して議論を進めようとします。
A国の国債残高の数字のみを表に出していますが、特別会計の中には出資金とか剰余金として処理されている金額が隠れています。ここ何年は埋蔵金とかで一部この金額の中から支出し財務省はもうないといっていますが、過去どの時点でも財務省はもうないといってきました。しかし毎年出てきました。どこからか為替介入する膨大な金額がでてきたりします。さらに一等地に建つ公務員の官舎や遊休地等の国有資産はなお健在です。
B本当にそうでしょうか。民主党は政権公約で公務員の人件費2割削減や官僚の天下りをなくすとマニュフェストに掲げていましたが全く実行されていません。独立行政法人の事業見直しは一向に進まず必要かどうか疑わしい仕事に高い人件費が支出されているままです。日本の公務員の給与は一般の勤労者に比べて著しく高いのが現実です。フルタイムで働く民間の勤労者は年収400万円程度が平均ですが公務員は700万円程度あります。さらに退職金や年金も恵まれており格差はさらに広がります。アメリカでもEUでもこんな格差の国はありません。
CEU諸国は消費税(付加価値税)率が20%台とかよく宣伝されます。しかし食料などの生活必需品は無税のケースが多く、歳入に占める割合はに日本とさほどかわりません。さらに日本の消費税は帳簿方式で支払い義務者は事業主です。デフレで価格に転嫁できなかった分は事業主が被らざるをえません。大企業輸出事業者のように免税措置があるわけでもありません。
事実はネットでも政府資料でも文献でもわかります。まず事実を認識してください。日本では税金と呼ばれているもののほかに、強制的に払わされる金が多くあります。
年金、健康保険、雇用保険は有無を言わさず給料から差し引かれ、その資金で旧厚生省(現厚生労働省)はグリーンピアを建設し膨大な不良債権を作りました。その批判を受けた後も私のしごと館を建設・運営してきました(これは雇用保険の資金)官僚が行った事業で不良債権となり二束三文で処分した例は枚挙にいとまがありません。これらの多くの資金は特別会計資金を使っております。誰も責任はとりません。そういえば郵政のかんぽの宿をたたき買ったオリックスの件もそのままですね。はげたかの一角に膨大なコンサルタント料を払ったとか。資金を回転させるにしてももう少し知恵がないものでしょうか。
現実に厚生年金は給料総額の13%台から18%台への改定がなされ毎年自動的に差し引き額は上がってきています。今も上がり続けております。年金宣伝独立行政法人の人件費はこの年金から支払われています。実質税金です。
さらに加えて、仕組み上、強制的に支払う金では車検時の費用や運転免許更新時の手数料があります。自賠責保険は実質税金でETCでも天下り組織があり手数料をとっております。批判に応えて強制的にはとらないようにした交通安全協会の会費もあります。
さらに民主党は高速道路の無料化をマニュフェストで掲げましたが、この利用料は日本では消費にカウントされますがアメリカのフリーウェイ、ドイツのアウトバーンは無料で税金にカウントされます。この内容を含めて計算すれば日本の租税負担率が低いというのは数字が正確でなくなります。教育にかかる日本は個人の費用も大きく、EUより日本の租税負担率が低いというのも数字の中身を見ると間違っていることがわかります。
最も儲かる事業として公営ギャンブルがありますが農水省−競馬 経産省−競輪 国交省−競艇があります。さらに文部科学省も一枚加わろうとカッサーくじをやっていました。最近は庶民の懐はさみしくなり地方では一部赤字経営もあるようですが。
繰り返しますが、現時点での消費税増税はすべきではありません。
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