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http://www.amakiblog.com/archives/2011/03/04/
いまの日本の国民生活にとってもっとも重要な事はリビア情勢
ではない。ニュージーランドの地震情報続報ではない。ましてや
京大入試問題のネット流失問題ではない。
国民にとって最重要な事は、この一年間あまり、日本の政治と
政治報道をハイジャックしてきた小沢一郎の「政治とカネ」の問題が、
それよりももっと深刻で重大な形で、小沢叩きを繰り返してきた
菅民主党政権とメディアに跳ね返ってきた事だ。
この際、「政治とカネ」の問題のすべてを明らかにし、この国の
政治を根本的に叩きなおし、正しく、力強い政権を取り戻して国民
生活の建て直しに向けて再出発しなければならない。
ところが、それを率先して訴えるべきメディアが、菅政権の中枢を
襲った「政治とカネ」の問題に触れない。
その問題に焦点が当たる事を恐れるかのように、メディアは必要
以上にリビア情勢や地震情報や京大入試漏洩問題を報じる。海老蔵
問題を蒸し返す。NHKなどは運動選手のドーピング問題などという
どうでもいい問題を流す。
なぜか。それは「政治とカネ」の問題は小沢を追放すれば決別できる、
と言ってきた菅民主党政権とそれを擁護してきたメディアが立場をなく
すからだ。
彼らの存在意義そのものが否定されるからだ。
私は注目している。
今日(3月4日)の参院予算委員会で野党がこの問題をどこまで追及
するのか、できるのか、を。
それによってこの国の政治の八百長さがわかる。
既に週刊文春や日刊ゲンダイは政治献金者の不明朗さや、その不明朗
な者による献金先が菅民主党政権の中枢すべてに及んでいる疑いを指摘
している。
国会で追及が行なわれると、さすがのメディアも取り上げざるを
得ない。
追及次第では泥沼になる。
与野党ともに「政治とカネ」の問題にまみれていることが分かる。
この国の政治全体が正体不明の者たちとカネでつながっている実態が
明らかになれば政治に対する国民の不信が加速される。
戦いは、権力者(政・官・財・メディア)同士の権力闘争ではなく、
権力者と、それにコケにされ続けてきたまじめな国民との間の戦いで
あることが明らかになる。
中東で起きていることは日本でも無縁でない事がわかる。
今日の参院予算委員会の与野党の質疑でそれが明らかになる。
了
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