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菅・民主党は国民の敵に
菅執行部に怒り呆れた地方議員はこのままでは落選必死と。菅民主党に見切りを就け,続々と党を離脱している。
「自分はブレていない。改革に後ろ向きの今の民主党こそが、大きくブレてしまったのではないか」東京・板橋区の長瀬達也(34)区議会議員はこう話している。彼は区議会会派「民主党・市民クラブ」に所属していたが、2月14日に退会届を出している。
「名古屋市長の河村たかしさんが再選された翌2月7日から、河村市長との2連ポスターを張り出した所、民主党会派の幹事長がメールで
『河村市長は民主党の完全な敵』『反党行為で処分対象に成る』と警告して来たのです」
長瀬区議は、「小沢一郎政治塾」出身で河村市長とも親しい。4年前の区議選でも河村に応援に来てもらっていた。
「私は河村市長の改革姿勢に共鳴しています。民主党が河村市長を『敵』とみなすのは、改革を否定したのと同じ。改革姿勢を失った民主党に処分されるなら、自ら離れようと決意しました」
4月の区議選は、河村市長の『減税日本』から公認を受けて戦うつもりだ。
菅首相の“お膝元”もグラグラだ。昨年末の市議選で民主党が7人を擁立しながら、議席を5から3に減らす大惨敗を喫した西東京市。中選挙区時代は菅の選挙区で、現市長も元民主党の都議出身という“菅王国”だ。
ところが、現職で一人だけ当選した桐山ひとみ(40)市議が民主会派入りせず、無所属となった。これで西東京市議会は、民主党が2議席で最小会派になった。菅 直人の人間性の悪らつさに呆れ果てられ、現職首相の地元とはとても思えない話になっている。
桐山市議は「市議選の結果が全て、この件について取材は受け付けていません」とのことだが、民主党関係者が内情をこう説明する。
「昨年の市議選は本当にひどかった。候補者は逆風選挙を訴えていたのに、執行部は『全員当選が当たり前で万が一落としても1人』と余裕シャクシャクでした」。
しかも現職なのに桐山氏にはなかなか公認が下りなかった。夫が民主党の中野譲衆議院議員(44・埼玉14区)で、小沢支持の「一新会」に所属する事とも関係していたのかも知れない。
「結局彼女が公認されたのは選挙直前。劣勢が伝わり、執行部が『とにかく候補者を増やそう』と焦った結果です。あれだけの惨敗にも、執行部は誰も責任を取ろうとしない。
桐山さんじゃなくても不信感が募りますよ」(前出の民主党関係者)
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首相自ら候補者募集のみじめさ
菅首相の現在の選挙区、武蔵野市でも、市議選候補に内定していた新人女性2人のうち、1人が立候補を取りやめ、もう1人も辞退を申し出た。
市内には菅が自ら「候補者募集中」と呼びかけるポスターが貼られている。
この時期に現職首相が候補探しとは情けない限り。
「岡田幹事長は統一地方選に向け、都道府県議会で民主党ゼロの『空白区解消』を掲け、3人区以上にも複数候補を立てようと、1300人の
擁立をぶち上げました。
ところが。候補者が集らず、公認辞退も続出、結局700人の擁立で打ち切り、目標の6割にも満たなかった」と言われている。
直近に迫った13日の名古屋市議会議員選挙で民主党が惨敗し、減税日本が圧勝したら、地方選を控える民主党の地方議員が雪崩を打って離脱するのは間違いない。最早、菅民主党は政党の体を成していない。
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